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2005/06/19

Just the way you are

家内が店じまいCD店で買ってきたBilly Joelのアルバム"Stranger"を聞きながら、リービ英雄氏の妹のインドラさんとの交換書簡を読んでみた。

ちょうど2001.9.11の後、偶然にもNYに入ろうとしてカナダで足止めを食ってしまった英雄氏とNYにいた妹さんの短いやりとりに、今の世界情勢につながる"始まり"のきな臭さが感じられる。

生粋のニューヨーカーのBilly Joelのこのアルバムは70年代だが、僕が始めてアメリカを訪れたのは1987年だった。いつもごく短い滞在ではあったものの、それから米国内のあちこちの都市を訪れ、その合間にNYには何度もいったが、インドラさんが書いているように、NYは確かにアメリカとは違う国のようなところだった。Billy Joelの歌は所謂都会的センスとよく言われていたと記憶するが、実際にNYに行くとその感覚がよく分かる。世界の中でも際立った特異点といえるだろう。

その後、しばらくアメリカに行くこともなくなったが、久しぶりに2003年に訪れた時はあちこちに星条旗が掲げられ、明らかな保守化が感じられた。その時の写真は僕のまったく更新していないサイトにあるのだが、しかし実際のところ、良識のある(という言い方は保守派にとっては語弊があるかもしれないが)アメリカ人は必ずしも今の米国の状況が良いと思っているわけではないと思う。それはインドラさんの書簡にも感じられることだが、しかし実際のところ、平和ボケし外交のまったくダメな日本でそんなことをとやかく言えるものでもないのかもしれない。

"A Few Good Men"というトムクルーズとジャックニコルソンの軍事裁判の映画があったが、あの中でジャックニコルソンが裁判の後半で、如何に国、あるいは世界秩序を守る決意があるかを語るシーンがあるが、それが当然と思うという国民性が、おそらくは厳としてあるのが米国なのだろうと思う。

外交もクソもない小泉も困ったものだが、平和ボケで世界に冠たる経済大国日本というのも素晴らしい存在ではないかとも思うものの、しかし世界の現実を見れば米国の保守化の前に言葉を継ぐのは難しい。たとえその原因のかなりが米国自身にあるとしても、東洋の無策政府は米国に頼らざるを得ないのが現実だろうし、それを変えようのないのも日本人である。

今日、たまたまというか、世界情勢についてのセミナーを聞く機会があったが、講師の京大教授によるとあと20年もすると、経済力、人口ともに巨大なアジアは米国、ECにならぶ第三勢力となるだろうが、その中心は中国人と華人(華僑)だろうということだ。日本は東洋のスイスとなるだろうとのこと。平和でハイテクで清潔で素敵な国だが、世界情勢には何の影響も及ぼすことができない。ま、それはそれでいいだろうが、・・・今とたいして変わらないかな。
ny-1988
しかしスイスと違うのはおそらく浮世絵から今のアニメに至る文化ではないかな。それなりに分野によっては世界に影響を与えているとは思うのだが。

イメージは1988年に始めて訪れたNY。映画"Working Girl"などに出てくるBattery Parkから出る連絡線から撮った写真。ワールドトレードセンターのビルがそびえている。

なんだか堅い話になってしまったが、しかしJust the way you areのフィルウッズのサックスはいいなぁ。ウッズのアルトがなければこの曲の魅力も半減というところだ(僕にとってはね)。

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