Purple Rain
今日は何となくだらだらとCATVで映画を二つみてしまった。一つはプリンスの"Purple Rain"、も一つはジュリア・ロバーツとヒュー・グラントの「ノッティングヒルの恋人」(ノッティンガムと混同してノッティンガムヒルって書いてました。あ~ハズカシ、謹んで訂正いたします)。
ロックには疎いので、よく知らないけどPurple Rainはプリンスの自伝的映画とかネットには書かれていた。本当なら結構ハードな環境からスターになったんだな。ロックスターの映画としては内容はちょっとハードで暗いがそれなりに良かったと思う。話の結末としてはこんなものだろうという件のPurple Rainを歌うシーンも結構感動ものだったし。僕もこの曲は覚えているな、他の曲は知らないけど。
ま、しかし一番感動したのはやっぱ、本物のプロが演奏しているってことだ。当たり前だけど。何っていうとやはりギターを弾く時の右手の動きだね。実際には右手だけじゃなくて全身からほとばしる音って感じなんだけど、練習風景でメンバーが軽くヂャヂャってかき鳴らす動きがモノホンなのが一目で分かる。
何でこんなことにこだわるかといえば、やはり自分でギターを弾くからということなんだけど、以前にみた「ギタリストの恋」っていう映画での演技がすごく気になったからだ。この映画は架空のジャズギタリストの話なんだけど、主人公の俳優は残念ながらギターは弾けない。だから吹き替えで弾くふりをしているだけなんだけど、左手は実にそれらしく演技しているのに右手が全然ダメだった。この辺りが演者も監督も分かってなかったんだろうな。
昔、クラシックギターを習ってた時、先生が「左手は職人、右手は芸術家」とおっしゃったことがある。全くその通りでギターの音を最終的に出すのは右手であって左手ではない。だから右手の動きというのが本物と単なる演技では全く違うのだ。そこのところが「ギタリストの恋」では見落とされていたってことなのか、それともそれは至難の業なのか?
しかしプリンスをまともに見たのはこれが初めて(で多分最後)だが、すごいね。僕の知っていたころのロックはあんなに踊りまわる人はいなかったからな、といってもこの映画も1984年だから随分古いんだ。実に多芸な人だなって感心してしまった。
もう一つの映画は、まぁ時間つぶしにはいい恋愛映画という感じだけどこれもお決まりのラストシーンで結構乗せられて感動してしまったから、まあまあかな。もう一度見ようとは思わないけど、イギリス英語をもう少し聞き取りしたかったかな・・・米語とちがって歯切れがいいから好きなんだけど、どうも聞き取りにくい。ヒュー・グラントのあのにやけた二枚目面とイギリス英語の組み合わせが何ともいえずいい感じだった。
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コメント
こん**は。プリンスのパープル・レインは懐かしいですね。MTV全盛の時代で、When doves cry(だったかな)の映像がこれでもかというくらい流れていました。天才を絵に描いたような人ですが、自分の名前を捨てた頃から訳わかんなくなってしまいました。
ノッティングヒルの恋人はたしかエルビス・コステロが主題歌を歌ってませんでしたっけ。
しかし本当にtakiさんは多才でいらっしゃいますね。羨ましい。
投稿: ゆうけい | 2005/07/19 08:29
ゆうけいさん、コメントをありがとうございます。
プリンスはたぶん昔にTVなんかで見たんだろうと思いますけど、当時はあまり関心がなくて覚えていませんでした。でも今回見てなかなかとすごい人だなって感じました。
ノッティングヒルはコステロだったんですか、あまり意識もなくボーっと見てたんで、ゆったりとした歌が流れてるな~という程度にしか聞いてませんでした。といっても実はコステロさんがどんなんかよく知らないもんですみません。
私は多才というより気が多いだけで、どれも中途半端です。多才というとやっぱりたかけんさんでしょう。
投稿: taki | 2005/07/19 20:27
映画の題名、ミスってました。「ノッティングヒルの恋人」です。ノッティンガムって地名もありますので混同したようです。ネット検索した時に数件でてきたんであってるって思ってしまったんですね。同じ間違いしてる人がいるのがちょっと救いか。
勝手ながらコメントの方も訂正させて頂きました。ゆうけいさん、すみませんでした。
投稿: taki | 2005/07/21 23:21