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2005/09/24

きまぐれスチームボーイ

3連休が二回も続いているのに全然更新していないのは、この9月とも思えない蒸し暑さ、のせいか?
しかしやっと涼しさを感じられるようになってほっとしたところで、結局は昨日から家内がサービス価格90円で借りてきたビデオを見てダラダラしてしまった。今日見たのは大友克洋の話題作・・・だったらしいけど「スチームボーイ」。映画が特段好きだというわけではないんだけど、どうもこの手の話題が多いかなぁ、と思いつつまた書いてみよう。

大友アニメというと「アキラ」くらいしか見ていないしよく知らないんだが、画面のレトロな雰囲気からは何となく「オネアミスの翼」を連想しつつ、スペクタクルな画面の動きは中々のものだと結構面白く見ていたんだけど、中盤のロンドン博覧会にアメリカの一財団が戦争をしかけるという設定には、前日に見た「The Day after Tomorrow」の政治絡みなんかを思い出すとあまりに非現実的でかなり鼻白んでしまった(どういう関係だってつっこまれそうですが地球温暖化はこのアニメの舞台である産業革命期に始まるといって間違いはない、ってテーマが違うだろ!)。実在のイギリス-アメリカという構図にせず「オネアミスの翼」のように架空の世界にすればよかったろうに・・・。

steam-father2何だか白けたな~、とはいうもののそのまま見続けるんだけど、どうもこの父親エディの顔はどこかで見たことがあるんだよな~、でもどうも思い出せないな~。何か引っかかるんだよな~・・・ぁぁ・・・、あぁっ、そうだ!

これは今年の初めだったか去年暮れだったか、CATVのアニメチャンネル(Animax)で見た星新一原作のアニメ「きまぐれロボット」に出てきた博士そのまんまじゃないか! そう思って見ると、この父親やじいさんの、シリアス顔しながらどこかすっ呆けたところはあの博士に通じるマッドサイエンティストそのまんまではないの!! 共通点はその呆けた性格とあの妙な片目ヘルメットみたいな被り物だけかと思って調べて見ると、左手が機械仕掛けというのも全く同じだ。これはもう大友さんは「きまぐれロボット」をパロってるのは、間違いない!hakase、かな? 本当は星新一の原作を読んでいないので、どちらのアニメがパロっているのか分からないんだけど、しかしアニメ公開の順からいうとスチームボーイの方が先のようだから逆かもしれないが・・・。

まぁ、どっちがパロってるにしろ、そうなると見る気分も変わってくるから不思議だ。そうか、そういうノリで見ればこれはこれでいいのかも知れない(いい加減でございますねぇ、という声もするが)、あんまり筋立ての不合理性に拘っても仕方がないのだな。

ということで、ある意味、ゆうけいさんのBlogで紹介されていたSantapapaさんいうところのトホホな映画かもしれないけど、「きまぐれロボット」方向から見ればまた違った味が出てくるのは確か、と僕は思うね。それと宮崎アニメとは違った動きのすごさは「アキラ」から通底している大友アニメの特色なのだろうな。

テーマとしては科学礼賛と文明破壊のアイロニーなのかどうか、結局、作者は肯定なのか否定なのか曖昧なままに見るものに委ねるということなのかな・・・、ねぇ、大友さん?

しかし終盤はほとんど「Rocketeer」だったな、といっても見たのは10年以上前だからよく覚えてないけど。

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2005/09/11

Whylins in Yongle

なかなか更新できないでいるが、前回の約束だった"without missing a beat"が出てくるジョーク、というより実話だそうだけど、それをご紹介。これもかつての英会話フォーラムでの記事からです。

Niftyserve 英会話フォーラム 2001/03/25 00:04
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Here's the true experience proving, Jim says, "that if one speaks three languages, he's trilingual and if one speaks two languages, he's bilingual and that if one speaks only one language, he's an American. Thus:

Last summer while my wife and I were sailing from Stockholm to Helsinki, we struck up a conversation with a young couple who live about 60 miles(OK - 100kilometers) north of Stockholm. In English, of course, we got around to discussing the difference between country living and city living. The young man asked if
we were not fearful of all the 'whylins' living in the inner city as we do. I couldn't figure that out. Could he mean 'violin' or 'wild Indians'? My wife leaned over and whispered in my ear, "Violence." I responded that our neighborhood was quite peaceful, although we were surrounded by a jungle.
Without missing a beat the young man said, "Ah, you mean 'yongle!'"
   from JCT, March 2001

最初の文を見ると、日本人で多少なりとも英語が分かるなら、自慢してもよさそうですね。In English, of course, と駄目押しをしてますし。少なくともアメリカ人よりは・・・、ん?

about 60 miles(OK - 100kilometers) というのも、米国だけが相変わらずヤード・ポンド法を使ってることを自嘲してるようです。
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枕の部分、「3ヶ国語を話す人はトリリンガル、2ヶ国語ならバイリンガル、1ヶ国語だけなら・・・アメリカ人」というのは、自嘲を込めた気持ちがよく出ているね。実際のところイラク侵攻以来、アメリカの非国際的な部分や後進性がどんどんと露呈しているが、インテリ(学歴という意味ではもちろんない)の米国人たちはよく自覚しているのだと思う。(本文も一応訳したんだけど、手違いで消えてしまったので、次回にでも。)

話に出てくるスウェーデン人は英語を自国語風に発音して一向に気にしないようだが、一般に欧州の人はそんなところがあるように聞く。言語的に共通部分が多いとか色々理由はあるのだろうが、日本人が持っているのだろう劣等感のようなものがないのではないかと思う。

僕も以前は他人の発音が悪かったりするとすごく気になったり馬鹿にしたようなところがあったのだが、最近はコミュニケーションができるかどうかが一番であって、発音なんてのは「通じればいい」程度のものだと思えるようになったが、これも劣等意識の裏返しみたいなものだろうと思う。

しかし、英語で会話していてアメリカ人が「ジャングル」っていったのに、「ああ、ヨングルのことですね」、なんて切り返すのはむしろアメリカ人を馬鹿にしているのかな?

こういうジョークのような話にはネイティブならではの色々と面白い表現がある。英会話フォーラムのコメントの際に辞書で確認したものを以下に:(研究社新英和辞典より)

>we struck up a conversation with a young couple ・・・

strike 〔人と〕〈交友を〉結ぶ〔with〕.
~ up a friendship [an acquaintance] (with a person) (人と)交友を結ぶ.

>we got around to discussing the difference ・・・

get around to・・・(遅れたあとで)・・・する機会[ひま]ができる.
I finally got around to reading his novel. ついに彼の小説を読むひまができた.
この場合は「違いについての話題になった」または「機会があった」という程度ではないかな?scarecrow


>Without missing a beat
これは前回の記事参照であります。

さて、右のイメージは何の関係もないけど、近所の風景から。そろそろ稲刈りで田んぼに出た人たち、かどうかはイメージをクリックしてみてくだされ。

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