きまぐれオレンジロード
きまぐれ・・・が続くとやっぱりこれを僕としては出したいところ。
80年代コミックだからもう15年以上経ってしまってるが未だに人気はあるようだ。ジャンプでの連載は知らないのだが、TVアニメではまってしまい、その後単行本を全巻買い揃えたりした。全くいい歳のおっさんが・・・、とはいえ当時はまだ30代だったけどね。
アニメでのフラッシュバックのように次々と変わるタイトル画面の当時としてはかなりな斬新さにまず惹きつけられたのが始まりだったような気がするが、音楽がよかったと思う。和田加奈子を知ったのはこのアニメのエンディングテーマ「夏のミラージュ」からだった。メロディーもよかったけど作詞が湯川れい子というのがちょっとすごいな。やはりそこらのアニメソングとは一線を画した素晴らしい詞だと思う。3枚出ていたアニメのCDも買ってしまったし。中原めいこを知ったのも同じくだった。二人とも最近はどうしてるのだろう?
瞳の中の ペルシャ・ブルー
ミステリアスな未来 見せてほしいの
(夏のミラージュ/湯川れい子 ブリッジの詞)
詞はこちらに、何と英訳つき出ている。でもペルシャブルーはpersian blueなんだけどな。ペルシャブルーはもちろん、古代ペルシャの陶器や建造物のタイルなどに見られる青でコバルト系の化合物らしい(自信なし)のだが、一方、prussian blueは紺青ともいいプロシア(プロセイン)つまり昔のドイツで18世紀に発明されたフェロシアン化鉄錯体だ、ってそんなことはどうでもいいか。
イメージは2枚目のCD、ポップアップしてもらうと右がまどかさん、左がひかるちゃん。今はこのジャケットで出てないのかな、アマゾンではみつけられなかった。
漫画の方は作者のまつもと泉のデビュー作だったのかな、初めの頃のやや未熟な画風からどんどんと成長するにつれてキャラクターもかなり変化して、終わるころには初期とは比べ物にならないくらいしっかりした絵になっていた。といっても初期の絵も結構好きだけどね。アニメの方は違う人が描いていて(キャラクターデザイン:高田明美)、多少雰囲気が違うのと、ストーリーもかなり違っている。話の結末なんかはまるっきり違うのだが、まつもと氏はアニメは自分の作品とは別物だからと、全く口をはさまなかったのだそうだ。上のCDジャケットも高田さんが描いたもの。
登場人物の魅力もあるけど、中途半端な超能力とか3角関係などユニークなラブコメだった。ストーリーは結構いい加減なところもあったけど一つのスタイルを作り上げたと思う。最近ジャンプで連載が終了した「いちご100%」なんて明らかにこの影響がモロだと思う、特に最後のシーンなんかはそのまんまだ。
続編は小説形式で出ていて2冊は読んだが、その後も出ているらしい、でもそれは別のストーリーなのでもう読もうとはあまり思わないな。
ということで、「きまぐれ」に画面の色調も変えてみました。モノクロでしっとりとした感じで見やすくなったかな。
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