一休み
映画「真珠の首飾りの少女」について続けて書いているが、まだまだ先は長いしややダレてきたのでちょっと一休み。
とはいえ、気になるので検索してみたら日本語のオフィシャルサイトがあった。つらつら読んでみると(英語サイトは面倒なので読んでいなかった(;^^;)、僕の感じた印象と作家やプロデューサーの描こうとしたものは微妙に違うようだ。
彼らの言葉には、「謎、苦悩、破滅」などという語がちりばめられているが、僕が受けた映画の印象はあまりそうしたものではなく、むしろ当時のメイドが自意識を持つならばこのくらいの苦労はあったろうし、恋愛感情よりも同じ美意識を持つもの同士の共感を描いた点がむしろ際立っていたように思う。阻害された環境にある者どうしが、共有できるものを互いの中に見出す、それはもしかしたら恋愛を超越したものかもしれない。
とはいえ、作者や演者がそう言っているのだから僕の見方が偏っているのだろうが、まぁ、それは観る人の勝手ですからね。ところで映画のラストではGrietが破滅に至ったとはどうも思えないのだが、アマゾンの評を読むと原作とは違うらしい。そこで原作を読んでみなければ、と思い立ったのだが、未読の山が160冊以上というJazMys氏がBlogでおっしゃるように、図書館をもっと利用すべきだと今頃になって気がついた。
という訳で、これから隣町の稲美町立図書館へ行ってきます。置いてあればいいけどね。なかったらこの間返却した「謎解きフェルメール」をまた借りてこよう。
イメージは稲美図書館と多目的ホール。ただし写真は昨年だったかに撮ったものですが。
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