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2007/01/03

Tony Bennett: An American Classic

昨晩のBS2で放映されたのが、"Tony Bennett: An American Classic"、トニーベネットの80歳誕生日を記念して制作された一時間のTV番組だ。これはいつも聞いているVOA(Voice of America)の音楽ニュースで紹介されていた(At 80, Tony Bennett Shows No Signs of Slowing Down)のだが、昨日の番組表で見つけて慌てて録画予約しておいたものを、今日のお昼に見た。だから夜のこの時間には既に記憶がボケているんだけど、録画しているHDプレーヤーは今は娘がピーターラビットを録画中なので内容確認ができない・・・けど、とにかく書いておこう。

Tony_bennett_ultimate_210 VOAではデュエット特集というような紹介だったので、全てのデュエットを放送するのかと思ったら、そうではなくて、一部は断片的な録音風景とインタビューだけだったりしたが、それぞれに面白かった。

共演する歌手はみな世界的にも一流とはいえ、相手が相手だけに、皆、かなり緊張していたようだ。ビリージョエルもどう歌えばよいか、かなり悩んだらしい。

デュエットの録音はそれぞれの歌手に合わせて場所や時間を変えて行っているので、バラバラだったそうだが、ほとんどの共演者がスタジオに入って驚いたというのがライブ録音だということ。

ライブ録音というのは、実際にバックのバンドやオーケストラがいて、バックの演奏と一緒に歌うことだ。何だか当たり前のように感じるが、現在の録音はほとんどが伴奏を先に録音しておいて、後で歌を吹き込むのが普通らしい。こういうところにも、いかにもトニーベネットがジャズ歌手という意識が現れていて楽しい。やはりライブ感、その瞬間が大切なのだそうだ。記憶が曖昧だけど、スウィングが一番大切、スウィングはアメリカが生んだもの、というようなことも言っている。

ちょっと変わったところでは、ポールマッカートニーがコールポーターの"The Very Thought of You"を歌っている。彼は「一番好きな作曲家は?」と聞かれて「コールポーター」と答えたら意外そうな顔をされたことがある、とインタビューで語っているが、確かにちょっと意外だね。ポールは昔の作曲家を高く評価しているそうで、トニーもそれを「若い人に伝えたい」と語り、「古いものがわからずに何ができるのか」というようなことを言っている。
全くね、何かというと過去を捨てなければ新しいことはできない、などという輩が特にビジネス界には多いが、この言葉を聞かせてやりたい、特にあの**にはねぇ・・・、あ、これはここだけの話。 ポールとの共演はロンドンのアビーロードスタジオで録音されたそうな。

American_classic面白そうと思うのは、ディキシーチックスとの共演かな。彼女たちのCDは持っていないけど、VOA Special: American Mosaicで紹介されていて、Bushに対する言動も頼もしいし、音楽も結構好きだ。それに何といっても意外な感じの組み合わせだからね。

音楽のみなら既にCDが出ている(左イメージ)ので曲目と共演者はアマゾンからちょっと拝借しておこう。アジア版はボーナストラックがあるそうだ。

1. ブロードウェイの子守歌(デュエット相手:ディクシー・チックス)
2. スマイル(バーブラ・ストライサンド&ピンカス・ズーカーマン)
3. プット・オン・ア・ハッピー・フェイス(ジェイムス・テイラー)

4. ザ・ヴェリー・ソート・オブ・ユー(ポール・マッカートニー)
5. いそしぎ(フアネス)
6. ラグス・トゥ・リッチズ(エルトン・ジョン)
7. ザ・グッド・ライフ(ビリー・ジョエル)
8. コールド、コールド・ハート(ティム・マッグロウ)

9. イフ・アイ・ルールド・ザ・ワールド(セリーヌ・ディオン)
10. ザ・ベスト・イズ・イェット・トゥ・カム(ダイアナ・クラール)
11. フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ(スティーヴィー・ワンダー)
12. アー・ユー・ハヴィン・エニー・ファン?(エルヴィス・コステロ)
13. ビコーズ・オブ・ユー(k.d.ラング&クリス・ボッティ)
14. ジャスト・イン・タイム(マイケル・ブーブレ)
15. ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス(スティング)
16. アイ・ワナ・ビー・アラウンド(ボノ)

17. シング・ユー・シナーズ(ジョン・レジェンド)
18. 霧のサンフランシスコ(ソロ)
19. ハウ・ドゥ・ユー・キープ・ザ・ミュージック・プレイング?(ジョージ・マイケル)
20. イフ・アイ・ルールド・ザ・ワールド(ワン・リーホン) ※アジア用ボーナストラック

TVでは、ダイアナクラール、バーブラストライザンド、エルトンジョン、K.D.ラング、スティービーワンダー、その他(知らない歌手なので覚えていない)が録音風景ではなくTV用に収録したショーの画像になっている(実際に歌っているのかどうかは定かではないが)。

番組の最後は、20世紀レコーディング史上に残る重要な録音の一つとまで言われている(VOAニュースによる)「霧のサンフランシスコ」が、ピアノ伴奏のみのソロで歌われる。声は確かに衰えているけど、でもいいねぇ。
ただし、BS2の放映ではピアノソロ中に日本語の余計なナレーションが入ったりしてちょっと興醒めだった。僕が好きなのはその昔、FMでエアチェックしたビッグバンドのバックで歌っているライヴバージョンで、カウントベイシー楽団だったような気がするが、アマゾンで検索してみるとベイシーとの共演で歌っているCDはないのだなぁ、記憶違いだろうか。

うーん、新年三箇日連続の更新だ。それから、珍しくPart V(映画)も更新しましたので、よろしく。

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