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2007/02/09

Boston, 1991 -Fogg Museum

Fh010022ボストンをこの年に訪れたのは、業界見本市がありNYの代理店(といってもおば様が一人)が出展するので、そのコマ立ちと、同時開催の技術会議出席のためだった。
それに加えて勤め先がかつてお世話になったデザイナー、画家、そして教育者でもある片山利弘氏を表敬訪問し、なおかつ現地の業者を紹介していただくという目的もあった(結局、ビジネスの話は実らなかったが)。そのため、見本市が開かれるより早め、2日ほど前から現地入りしていたと思う。

Fh010001_seated_bather_1 ボストンに入った翌日に片山氏を訪問したのだが、氏は当時、ハーヴァード大学のCarpenter Center of Visual Arts(カーペンター視覚芸術センター、右上写真)のマネージャーをされていた。だからハーヴァード大学に行くことになった。そう、あのハーヴァードだ。
この僕の生涯で、形ばかりの訪問とはいえまさかハーヴァード大学に行くなど思いもよらないことだったが、本当に世の中、何が縁で何が起こるか分からないものだとつくづく思う。
とにかく初めてのことなのでホテルからタクシーに乗ってセンターまで行くことにした。Quincy Streetという地名を覚えていたのだが、地図で確認してみるとセンターはまさにこの通りに面している。ということは、上の写真の手前がそのQuincy Streetということだ。Fh010002_mardi_gras_on_the_boulevards

Fh010003_the_rehearsalカーペンターセンターは、20世紀を代表する建築家であり、絵画や家具のデザインなどでも有名なル・コルビュジェ(片山氏はコルブジエというように発音されていた)の設計だ。
もともと片山氏はコルビュジェに傾倒していたそうで、偶然からこのセンターに招かれることになったという、これも不思議な縁の話だ。

Fh010004_selfportrait_dedicated_to_paul_さて、何といってもあのハーヴァード大学であるから、結構緊張して行った記憶があるが、実際に行ってみると大学が大きすぎるのか、周囲との境界がはっきりしていなくてどこからどこまでが大学なのかよく分からず、学内に入ったというより普通の街中を歩いているのとあまり変わらなかったという印象が残っている。

Fh010005_mother_and_child_1時間に余裕をみて出かけたため約束の時間にはまだ間があったから、学内にあるフォッグ美術館に入って見ることにした。広い学内で何故、そしてどうやって美術館を見つけて入ったのか、今になると不思議に思っていたのだが、ハーヴァード大のサイトで検索してみたら何のことはない、カーペンターセンターの隣にある。ということは、とりあえずの時間つぶしに入ったという程度のことだったのだろう。最初の写真で左奥に見えるのが美術館ということが検索してみてやっと分かった。

Fh010006_the_hangover_suzanne_valadon フォッグ美術館のサイトを見ると相当な量のコレクション、それも非常に質の高いもののようだが、当時はまだまだ美術に対する知識も僅かなものだったし、時間も限られていたので、ざっと見ただけだった。だから、館内の記憶はあまりない。
そのざっと見ただけで撮影した写真が左右にベタベタと貼り付けている今回の画像なのだが、いずれもどこかで見た記憶がありそうな有名な絵画ばかりというところがさすがにハーヴァードの美術館だと感心する・・・というよりは、見たような記憶のある絵の写真を撮ってきたという方が正しい。 Fh010007_still_life_with_commode

Fh010010_odalisque_with_a_slave どれもフラッシュを焚いていなかったのでそのままでは色合いが黄みがかってよくないし、画像もかなり呆けている。ところが、Paint Shopで色あせ調整をしてシャープにしたらすっかり鮮やかに復元したのには驚いた。ただし、色調整は美術館の"Collection Onlie"の画像を参考に調整したものの、十分にはできていない(僕に出来るわけはないが)。
ただゴッホがゴーギャンに捧げたという自画像だけはどうもフラッシュを焚いたようできれいに写っていた。画像は上から順に次の通り。タイトルはそれぞれ美術館のその絵の頁にリンクしている。邦題は調べていないので分からない。Fh010008

Seated Bather/Renoir
Mardi Gras on the Boulevards/Pissarro
The Rehearsal/Degas
Self-Portrait Dedicated to Paul Gauguin/Gogh
Mother and Child/Picasso
The Hangover (Suzanne Valadon)/Lautrec
Still Life with Commode/CezanneStill Life with Commode
Odalisque with a Slave/Ingres

最後はPaul Kleeの作品かと最初は思ったが、Joan Miroだろう。いずれにしろフォッグ美術館のサイトで画像確認ができなかったので、タイトルは分からない。
ピカソは典型的な青の時代の絵と思われ、美術館の画像ではプルシャンブルーで全面が染まりついたように青く見える(プルシャンブルーの顔料は年月と共に周囲に浸透して全体を青く染めていくといわれている・・・真偽の程は知らないが)。
画像がすっかり呆けているピサロの絵はモンマルトル通りということだが、これとよく似た絵が他にモンマルトル通りのシリーズとして4枚ほどあるようだ。

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