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2007/02/11

Boston '91, Modulor

Fh010022_1 フォッグ美術館で時間をつぶした後、カーペンターセンター(右写真)に片山利弘氏を訪問した。前々回にも書いたように、センターはル・コルビュジェの設計である。

Corbusier コルビュジェについては、’91年当時は名前を知っている程度だったが、TV番組「美の巨人たち」で一昨年に取り上げられていたので、今は多少の知識ができた。右の写真は確か片山教授の部屋に飾られていた、コルビュジェの版画。
多分、片山氏に説明を受けたと思うのだが、その後その意味するところはすっかり忘れていた。これは人間の寸法を元に建物を設計するという、コルビュジェ独自の思想を表したもので、人のシルエットが単位になったモジュロールが描かれている。

コルビュジエは20世紀の建築を大きく変えました。「住宅は、住むための機械である」という思想、直線と直角のフォルム。設計の際には独自の美の基準、モジュロールという寸法体系を用いました。これは人間の体型、プロポーションから家の寸法を決めるものです。(「美の巨人たち」より引用)

この文を書いているうちに、版画にある人型のシルエットの横に寸法線が入っているのを示しながら片山氏がそのモジュロールの説明をされたことを思い出した。写真をクリックして拡大すると分かるが、左右にある赤や緑、茶色の模様は単なるデザインではなく、そこに体の部位に相当する線が描かれていることから、これが設計上の基準になる寸法であり、それをデザイン化していることが分かる。

Modulor そこで右の奇妙な写真だ。これと同じような写真がもう一枚あるのだが、ネガをCDに焼いた際にこの写真を見て、確かに写した覚えはあるものの、何故こんな写真を撮ったのか思い出せず不思議に思っていたのだ。
しかし、やっと謎が解けた。これは片山氏から版画の説明を受けたことに触発された同行の営業担当氏がモジュロールのマネをしているのだ。場所は多分、センターの出入り口辺りかと思う。ただコルビュジェのモジュロールは身長180cmくらいが単位になっていたように思うから、平均的日本人では少々寸足らずではないかと思われるが。

Drive 話は変わるが、「美の巨人たち」ではこのときにモジュロール兄弟というちょっとユーモラスなキャラクターを作り出し、その後建築関係のプログラムではよく出てきていたが、昨日の「フランク・ロイド・ライト-落水荘」ではそういえば出てこなかった。スポンサーがエプソンからキリンに今年から変わったから、方針も変わったのかな。

Business さてこの後、地元の業者を紹介していただくために、片山氏の車に乗せていただいたのが右上写真だが、当日はあいにくの雨模様だった。ただ残念ながら以前にも書いたとおりビジネスとしては実らなかった。左の写真は交渉相手の会社に到着し、車から降りた片山氏(左)とモジュロール・セールスマン氏(右)。

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