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2007/02/20

Meeting a 1970's Rocker

今日は仕事で某所に行ったのだが、実はそこの社長は大学時代の軽音楽部の後輩なのだった。

200702201420000 それを知ったのはもう10年も前、業界の視察ツアーでドイツはニュルンベルグからフランスはパリに行った時のこと、たまたま話をしていたら、大学が同じ、同じクラブだったということが分かり、びっくりだ。僕はボサノヴァ&ジャズ、彼はロックでジャンルが違うとあまり交流はなかったし、3年ほど後輩なので互いにほとんど記憶にはなかったのだが、それが縁でパリでは一緒にオペラ鑑賞に行ったりもした。

その後、同じ業界なので何かの折に噂には聞いていたし、オーナー経営者の息子ということで当時から役員という僕とは全然違う境遇ではあったのだが、いつの間にか社長になっていたとは。

ということで、実務は担当の方との話なのだが、社長が来られますので、しばしお待ちを、・・・久しぶりだからと挨拶に来られたのだった。

最初は「お久しぶり」、「ヨーロッパに行った時にご一緒で」とか話をしていたのだが、「この人は僕の大学の先輩で」とかの話から、まだヴァイブは弾いてられますか、いや何とか細々とです、今でも演奏されてるとか、いやいや私も今はしていません、弟ですわ(弟さんは常務)、あいつはバリバリで、私も卒業後はしばらくはしていたんですけど、メンバーが転勤してからはしません、そうですか、私は一人でしてね、しばらくは習いに行ったりもしてたんですが、その後はとんと。

となりに座った担当さんは、また社長の話が始まったという感じで、ついて行かれへんわという顔つき、その彼に向かって、ヴァイブを弾いてられたんだよ、ヴァイブっていってもわからへんやろ、はぁ、知りません、鉄琴や、木琴とか鉄琴てあるやろ、ヴィブラホーンというのを略してヴァイブっていうんやで、そうなんですよ、私もそういう話になると説明するのが面倒で、とかどんどんと話は脱線する。

聴くほうはずっとしてるんですよ、私もロックといってもフュージョンだったから今はジャズをよく聴くんです、とかいってる内にマイクマイニエリの名前が出てきたのは少々びっくり、とはいえ、マイニエリはフュージョンでは有名だからな、と思っていたら、ボビーハッチャーソンはヴァイブでしたかね、あ、そうですよ、よく知ってますね、という展開にはかなり驚いた。

あれもフュージョンですからね、という話から、そうか、僕が知っているのは70年代以前のハンコックなどとの共演だけど、70年代は何だかよく分からない路線に走っていて興味がなかったからほとんど聞いていないけど、フュージョンっぽいLPを一枚持ってたな、社長さんにとってはハッチャーソンはフュージョンなんだ、などと考えていると、彼の演奏も聴きにいったんですけどね、けったいなおっさんでしたねぇ、何かちょこまか歩き回って、ニワトリが歩き回ってるみたいでしたよ、いや、ほんまにけったいなおっさんやで(と、隣の担当さんに話しかけても、彼は、はぁ・・・)、そうですね、私もブルーノートに聴きに行きましたよ、などと話はとんでもない方向に。

弟はギターコレクションがすごくてずらっとあってね、今は昔のビンテージものがすごい値段だったりするんですよね、何とか(忘れてしまった)のレスポールモデルは3000万円もするんだそうで、(横の担当氏に向かって)家が建つよね、私もね、知り合いがソルトレークシティーって、あるんですけど(私も行ったことがあるが、社長さん、興に乗っているので黙っていた)そこで仕事してたんで、ギター(型は忘れた)を頼んでいて、買ったんですよ、弟のところに預けてますけど、今は450万円だそうで。(はぁ、金のあるところには集まるもんだねぇ)

ビンテージものの相場は、アメリカにその手の卸が2つくらいあって牛耳っているらしく、例えばクラプトンが何とかのギターをどのアルバムで弾いたからとか、何らかのきっかけがあるとその業者が相場をぐーんと上げたりとかするらしいとか、何だか、仕事にきて社長にお会いしたという場面とはかけ離れた話になってしまった。

何だか一方的なので、僕も赤松氏のblogで仕入れた、PSE法のためにヴァイブが輸入できなくなった話で何とか対抗しようとしたら、そうそう、フェンダーローズが駄目だそうで、と切り返され、まぁ、やはり社長だけあって話が上手ですな、完全に負けました、って勝負しにきたんやないやろ!

今でも東京に行ったらよく聴きに行かれるのだそうで、ピットインが閉店になってから、スイートベイジルにプレイヤーが流れているようで、そちらに行くんですよ、とか。
こちらは噂には聞いているけど、まったく縁がないなぁ。

いいなぁ、こんな人が社長だったら、楽しいんだけどねぇ。

社長さん、一通り話をしたら「では、よろしく」と席を立たれた。何の話に来たのやら。

まぁ、こんな話はあの方もめったにできないから、久しぶりに羽目をはずしたのでしょうね、僕もこんな話をする相手はほとんどいないからねぇ、あ、一人だけ、営業に変人扱いされてるロッカーがいたな、今度、この社長さんの話をしてやろう。

冒頭の写真は、その道すがらに撮った風景。本当に暖かい一日だった。

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コメント

楽しいねえ。こんな人と会社が一緒だったらどんどん脱線しそうだなあ。私の職場にはジャズ好きが居るといううわさもないのが悲しい。

投稿: JazMys | 2007/02/26 13:04

JazMysさん、コメントをありがとうございます。
短い時間でしたが、楽しかったですね。しかしボビーハッチャーソンが出てきたときは本当にびっくりしました。
私の職場にもジャズ好きはいませんが、ロックマニアが一人います。ちょっと変わっているので周囲から浮いてますが、私とは結構話があいます。

投稿: taki | 2007/02/26 20:45

taki先輩!
ブログご紹介ありがとうございます!

すごい話ですね(笑)

レスポール・・・
うらやましいなあ・・・(笑)

投稿: Lespaul | 2008/01/12 17:15

Lespaulさん、早速のお越しをありがとうございます。お金のある人はうらやましいですね。
社長さんの弟さんは神戸で演奏されているようですよ。

では今後ともよろしくお願いします。

投稿: taki | 2008/01/12 17:31

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