Boston '91 -Artists of The Nation
場面は再び"The Carpenter Center for the Visual Arts"に戻る。
ちょうどこの時期にセンターでは、風刺画展"Artists of The Nation, Brushes with Politics, The Art of Social Commentary"が開催されていたので、それを見に行った。もちろん、片山氏に招待されたからだが。
長寿命雑誌"The Nation"に掲載された様々な風刺画の原画展だったのだと思う。左はその時にもらったパンフレットで、1991.5.1-6.3の開催とある。原本がちょっと見当たらないが、文書登録ファイルの"DocuWorks"に登録していたので、そこから画像として取り込んでみた。政治を風刺した漫画原画展だが、僕は政治には疎いところがあるので、残念ながらもう一つピンとはこなかったように思う。
Wikipedia(USA)によれば、The Nationは1865年から続く政治と文化を題材とする週刊誌で、 "the flagship of the left" 、つまりは左翼の旗艦なのだそうだ。
右は展示会風景。人が多いし、簡単なパーティーで軽食を食べたような覚えもあるので、オープニングの日だったのかもしれない。だとすると5月1日ということになる。
パンフレットには23人の画家の名前があるが、知っているのはBen Shahanくらいだ。
その次の写真は拡大なので少々粗いが、奥にキッシンジャーのカリカチュアが見える。パンフレットによれば、David Levineという作家の作ということだ。画面では顔しか見えないが、キッシンジャーが地球と**をするという、あまり品の良い内容の絵ではないが、当時のキッシンジャーに対する痛烈な風刺になっている(のだと思う)。何といっても"The Flagship of the Left"だからね。
次の二枚は多分、センターから眺めた大学構内。よく見ると、中央右よりにあるピンクの花の咲いた木の向こうの道を自転車で通り抜ける人がいる。
オープニングパーティーは6時から8時とあるから、陽射しが傾いてきた頃ではないかな。欧米は日本に比べると、夕刻は遅くまで明るいからね。
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