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2007/04/04

So Nice to Come Home to

Mutual ここしばらく、頭の中で"You'd be so nice to come home to"というフレーズがグルグル回っている。

前回のエントリーで書いた"You'd be so nice when I come home to you."という書き換えは間違いではないかもしれないけど、違っていた(要するに間違っていたのかい)。正しくは次のようになる。

It would be so nice (for me) to come home to you.

"It's nice (for me) to talk to you."→"You are nice to talk to."と言い換えられるのと同じこと。

ここで面白いのは、検索してみると"It's nice to talk to you" より"It's nice to talk with you"が圧倒的に多いのに、"You are nice to talk with"は一例しかなくて "You are nice to talk to"が多かったことだ。感覚的には分かるんだけど説明は難しいね。

ということで、You'd be so nice to come home toの後に続くのはやはりmeではなくyouというのは変わらない。

"come home to" が「君の元に帰る」と「しみじみ胸に応える」というdouble meaningsかどうか、となると、それ以前に英語でその区別が明確にあるのかどうかが問題。というのもcome homeという言葉自体が、単に「家に来る(行く)」という以上の意味合いを持っているかもしれないからだ。"Home Sweet Home"、"home country"などというようにかなり深いニュアンスを持った言葉だと思われるからだ。

だからもし区別がそれほど明確でなければ、ニュアンスとしてどちらでもよいことになる。ただし方向性が違ってくる。

「胸にしみじみ応える」と言う場合、「応える人」はto が指す人になる。

You'd be so nice to come home to.
あなたは(私にとって)しみじみ応える人。

という解釈なら、to come home to meである。これを書き換えてみると:

It would be so nice (for me) to come home to me.

これはどうみても「あなたは(私にとって)しみじみ応える人」にはなり得ない。「(私にとって)私の元に帰ってくることは素敵だ。」というような意味にしかならない。無理に訳そうとすると、「私の胸にしみじみ応えるということは素敵なことだろう」ということになって不自然だ。

再度この解釈の上で、"You'd be so nice to come home to (you)."とするならば、「あなたにとってあなたはしみじみ胸に応える人」という少々不自然な(ナルシスト?)意味になりそうだ。

You'd be so nice to come home to.
1. It would be so nice to come home to you.
2. To come home to you would be so nice.
3. To be with you would come home to me.
4. Coming home to you would come home to me.

少々怪しげな書き換えをしてみた。3,4は無理して「しみじみ」を入れてみたがどうも不自然だ。こうしてみると、元の題名にあるcome homeを「あなたは私にとってしみじみ」という意味に取るのはやはり無理がありそうだなぁ。

さて、以上の議論は"You'd be so nice...."が"It would be so nice...."と書き換えられるという前提で進めてきたわけだが、「書き換えはできない、"You'd be so nice...."はその文体でこそ成り立つ文だ」という論も出てきそうだ。その辺り、NiftyServeパソコン通信のログを調べてみたら、色々と出てきたので、次回はその議論をしてみよう。

ところで冒頭のイメージは、ヘレンメリルのアルバム"The Feeling is Mutual"、僕は実はクリフォードブラウンとのアルバムよりこちらの方が好きだ。エリントンの"It Don't Mean A Thing, If It Ain't Got That Swing"が入っているが、この編曲を借用して学生時代に定期演奏会で演奏したことが懐かしい。あの時のヴォーカルは嫁いで四国に行ってしまったが、今でも歌っているだろうか。

ということで、アマゾンで検索してみたら、このアルバムは廃盤なのかMarket Placeしかない。LPは持ってるんだけどねぇ。仕方がないので注文してしまった・・・衝動買いだね。

イメージはMicrogroove.jpからいただきました。このサイト、なかなかと面白そうです。

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