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2007/06/08

実に摩訶不思議

実に摩訶不思議なスケールと拍子だが・・・、弾いてみると意外と面白かったりするんですよ・・・と書いていた前回。

Stellas Picks Clicksさんからのコメントへの返事も書いたが、実はこの投稿をした時は、楽譜のところで「ウッ」となって他のマンガに飛んでしまい、この物語の後半は読んでなかった。
で、後から読んでみたら、この曲はプッチーニの「トスカ」から『3幕のアリア「星は光りぬ」よ』ってな台詞があって歌う場面(右上画像)まであるんですね。

そこでネット検索してみたら・・・、ありましたねぇ。

William and Gayle Cook Music Library
Indiana University School of Music

G. Puccini Tosca

多分、著作権も切れているから楽譜もネットで公開されているのだろう。『3幕のアリア「星は光りぬ」よ』ってなもんだが、「星影のステラ」っていうくらいだから、左のメニューで多分ACT III  "E lucevan le stelle"だろうとクリックすると左に楽譜が表示される。

で、ずずーっと、言うまもなくP.287の最後の小節が、ぴったり例の摩訶不思議な楽譜の音列に一致する。

Score2_1 楽譜を遡ると、前の曲の最後でBminor、6/4拍子となってそのままこの曲に続くようだ。そして確かに3/4拍子になるのだが、マンガで空白になって半分だけ見えている小節は存在せずに二段目の小節がそこにこないといけない。もちろん、#は当り前だがFとCにつく。Tosca

拍数があわなかったのも、符点が抜けていたり十六分音符が八分音符になっていたりとかだからだ。両方の画像を見比べればよく分かる。

しかし音楽をテーマとしたマンガだからねぇ、楽譜の初歩の初歩である調性記号の位置を間違えているのはどうかと思うな。恐らくは元譜を見たうえで描いているのだろうから、なぜそのまま正確に写さなかったのだろうか、不思議といえば不思議だ。

音楽を多少かじっていれば分かるような初歩的なミスだが、プロである以上、ちょっと気をつければ誰かに確認できたはずなのに、それもせずに描くというのは実に怠慢だと思うがね。

でも僕も知らない分野のことで、いい加減なことを言ったり書いたりしてるかもしれないから、気をつけよう。

しかしこのメロディーは聴いたことがある。いかにもプッチーニ、イタリアオペラらしいメロディーだ。摩訶不思議なスケールの前衛音楽風アレンジ(?)も面白かったけどね。

と書いて、もう一度二つの楽譜を見比べて、ふと感じたのは、ひょっとすると誰かがメロディーを聴いて、ささっと採譜したものではないか、ということだ。

この物語では主人公が憧れる先生から送られてきた手紙にこの楽譜が同封されていることになっている。だから拍子とかはいい加減だがとにかくメロディーを楽譜に書いて送った、という設定でわざと適当にしたとか・・・、ま、しかしそれなら#の位置は間違えませんわな、考えすぎか。

補足:タイトルを書かずにアップしたので、最初の文がタイトルとして表示されてしまった。だからそのままタイトルにしました。

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