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2007/08/31

饅頭こわい

YouTubeなんかにハマってるヒマはない、なんていってると、あちこちから誘惑の手が伸びてくる。

Burton_solo PICKS CLICKさんからの誘惑 Gary Burton Solo
これは聞いたことがあるような、ないような、だけどとにかくブルースだね、いいなぁ。手首のスナップの軽さが違うなぁ。

たかけんさんからの誘惑 Muerte del Angel
ピアソラとの共演で、日本語のメンバーテロップと、最後にKirin Sound Stageと出てくるところから、1986年の来日公演のヴィデオかな。この頃はジャズから遠ざかっていた時期なので来日を知らなかったのが残念だけど、この緊張感はすごい。

Nextgeneration 最近買ったバートンのアルバム"next generation"はちょっとウェットな感じというのか、アメリカ版浪花節というかドラマチックな曲が多いんだけど、この頃のピアソラの影響が未だに残っているのではないかと思ったりしている。HMVで買ったのでリンクはHMVだけど、Amazonに比べると重いね。

しかし、こうなるともう饅頭こわいの世界ですねぇ・・・、ということで、YouTubeの横に出てくる関連リストを追ってみた。

Andrei Pushkarev's Vibe Trio - Piazzolla - Jean & Paul

ピアソラの曲なんだろうけど、あんまりピアソラらしくない演奏だね。ピアソラの曲はとても厳格な音楽のように思うんだけど、ちょっと間違うとベタベタになりかねない、という危なさをはからずもこの演奏は示しているような気がする(偉そうにすみません)。

次は同じくAndrei Pushkarev's Vibe Trioでコリアのスペインだけど、ドラムの音が大きすぎてよく分からないのが残念。

こちらは僕もたまに練習しかけてすぐに挫折しているChick CoreaのArmando's Rhumba/Ed Saindonだ。何とも高速マレットですごいテクニックだと思うが、でもちょっと荒っぽくてミストーンっぽい感じもないかい?

しかしこうして見てみると、4本マレットでバリバリ弾きまくるプレイヤーが一杯いるんだねぇ。こんなプレイを見ていると自分のテクニックの無さがイヤになるが、そんなときに見つけたのがこちら。

Chega de Saudade/Joao & Tom

大向こうを張ったテクニックを見せびらかすような演奏よりもずっと素晴らしい。心が安まりますね。

Tom Jobim/Wave

こちらは悪くは無いけどかなり期待していたので、ちょっと期待はずれだったかな。

という辺りでYouTubeは止めておこう・・・多分。。。。

といいながら、メモっておこう。

Desafinado/Joao & Tom

Girl From Ipanema/Joao & Tom

まだまだありそうで・・・饅頭こわい!

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2007/08/29

Miss Teen USA 2007

久しぶりの英語聞き取り。

Southcarolina Miss Teen USA 2007 - South Carolina answers a question

たかけんさんからのリクエストなので、頑張ってみたけど、かなり訛ってるんではないだろうかと・・・。よく分からない単語がいくつかあったけど、とりあえず聞き取ってみました。

Q: Recent polls have shown ( ? ) of Americans can’t locate the U.S. on a world map. Why do you think this is?

A: I personally believe that, U.S. Americans are unable to do so because ah, (soma?) people out there in our nation don’t have ( ? ), and I believe that ah, education like such as in South Africa and Iraq, everywhere like such as and, I believe that they should, our education over here, and U.S. should help the U.S., (I mean) South Africa, and we should help Iraq and Asian countries. So we will be able to build up our future.

Thank you very much. South Carolina.

何だか意味不明だ。聞き取れないカッコ内がどうもポイントなんだけど、どうも「教育が・・・」、といっているうちに、「南アフリカやイラクやアジア諸国を援助してわが国の将来を築き上げる」、とか何とか、話が全然別の方に行ってるようですねぇ。

ということで、多分どっかにTranscriptionがあるだろうと検索してみたら・・・ありましたねぇ。質問の方は別のところで分かったんだけど次の通り。

US Americans can help

Q: Recent polls have shown a fifth of Americans can’t locate the U.S. on a world map. Why do you think this is?

A: I personally believe that U.S. Americans are unable to do so because...ah some...people out there in our nation don't have maps and...ah...I believe that eh-education such as in South Africa and the Iraq everywhere like such as and I believe that they should....our education over here in the U.S. should help the U.S.
or-or should help south Africa and should help the Iraq and the Asian countries so we will be able to build up our future for our gen...

最近の調査では、アメリカ人の1/5が世界地図で合衆国の位置を示すことが出来ないという結果が出ています。何故だと思いますか?

わぁ、こう思うんだけどぉ、アメリカ人がそれをできないのわぁ、この国の一部の人たちは地図を持ってなくってぇ、えーと、思うんだけどぉ、あのぉ、教育?、南アフリカとかイラクとか、あちこちのそんなところの、みたいな?、えっと、、思うんだけどぉ、このアメリカでの私たちの教育はねっ、アメリカを助けるべきで、えー、っていうかぁ、南アフリカとか?助けるべきなのね、そいでイラクやアジアの国を助ければ、将来を築き上げれるのね、私たちの・・・

色をつけている単語が聞き取れなかった部分。someですか、ソーマって聞こえる。mapsはそういわれるとそうかなfutureもfeatureのように聞こえるし、口元を見ていても僕の知っている米語とちょっと違う動きをしているから、South Carolina訛りなんだろうな。

YouTubeのコメントを見てたら、聞き取りを書いてる人もいて、mapsがbapsになってますねぇ、確かにbapsって聞こえる。

訳はちょっと難しいですねぇ。英語の語順をなるべく崩さないようにしたので、ちょっとニアンスが変わってるかもしれませんが、こんな感じでどうでしょうか。若い人たちに怒られるか馬鹿にされるもしれませんが、イメージだけで訳してみました。(?)のところは語尾を上げて話していると思ってください(英語ではしてませんが)。ついでに、下線部は「ら抜き」にしてみました。

ま、いずれにしてもUS Americans can helpのコメントでも、ステージママに「アメリカは世界をよくする」と必ず答えるように教えられてるとか、「ずれているのを自覚していない」とか書かれていますね。

Sorry, it's a one link youtube and it's a bit LOLbeautyqueens, but what's great about it is just the inner stage mom taking over and telling her to ALWAYS START WITH I PERSONALLY BELIEVE and END WITH AMERICA CAN MAKE THINGS BETTER FOR THE WORLD IN EVERY ANSWER!

The funniest part is it doesn't even look like she realizes she's fucking up. At this point, getting embarrassed, flustered, or even breaking down crying would look better.

典型的なBlonde Jokeですね・・・、いや、Jokeじゃないって?

ところで、Transcriptionのあったmetafilterって、僕が時々覗いていてこのBlogのリンクにあるA Whole Lotta NothingMatthewsさんが作ってるサイトではないの、偶然とはいえ驚きだ!

追記:like such asってのは、「みたいな?」ってな雰囲気かも・・・、といことで訳に追加しました。

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2007/08/21

unDonut

うん、ドーナツ、というのか餡ドーナツと読むのか。

200708212041000 ここしばらく使っていたタブブラウザLunascape4がおかしくなった。どうもHPのプリンタスキャナの電源OFF時にPCもシャットダウンしたらPCがハングアップして、それから「お気に入り」が消えてしまったのだ。

この半年ほどに溜め込んだお気に入りがどっかに消えてしまったのは痛い。なんせ副業関係で色々と資料を検索してたからなぁ。

ただ、よく見るリンクは順番を上に上げてくれるとか便利な機能もあったけど、かなり重たいし時々フリーズしたり、何かと競合してた形跡もあるので、この際、他のブラウザに乗り換えることにした。

軽さと標準ということではIEがいいんだけどタブのVer.7をインストールするのも面倒臭いので、以前に試したことのあるIEタブ化のDonutを再検索してみたら出てきたのが、今回のタイトルにあるunDonutだった。タブブラウザ推奨委員会の評価も悪くないようだし。

Donutは軽くてよかったんだけど、お気に入りのメニューでフォルダ表示がないためにフォルダなのか直リンクなのかわからないし、デザインもよくなかったのでLunascapeを使っていたのだが、unDonutはお気に入りのフォルダ表示だけでもよくなっているので、当面はこれで行こうかと思う。お気に入り追加はIEにそのまま反映されるようだし(Lunascapeは別個なので消えるとどうしようもないみたいだ)。

Tidegraph ところで、上にある画像は今日の帰りの電車内風景なんだけどね。いつものようにUSBプレーヤー(iPodなんて高級品は持ってません)で赤松氏のニューアルバム"TIDE GRAPH"を聴いていて、ふと前を見たら、チラチラ見えたのが前の席の人の頭の先にある白い紙。

楽譜なんですね~。前の席に座っている若い女の子(窓に映る姿と髪型から想像)が楽譜をちょっと高めに持ちながら、髪の毛に添えた手でリズムを取っている姿です(手は写ってないけど)。

楽譜といっても画像では全然分からないけど、どうもドラム譜らしい。五線でなくて二本線でシンバルらしき八分音符とバスドラらしき四文音符が見えた。手書きでした。それ以外はよく分からないから、ドラムではないかもしれないけど、メロディー系でない打楽器なのは確かだろう。どうも各パートを書いたスコアらしきものもチラっと見えたのでフルバンかもしれないね。

隣の席だったら話しかけたかもしれないけど、後ろの席だからねぇ。背後から怪しいオッサンが首を突き出して話しかけたら、チカンと間違われるかもしれないから、こっそり携帯で撮影した(これもかなり怪しいが)。ま、ボヤけてるから載せてもいいかなと思いました。

Bossanova ところで、This Is Bossa Novaという映画が、PICKS CLIKCSさんのBlogで紹介されている。神戸は来月に上映されるようだから、是非見に行かねばならないね。

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2007/08/19

Available Scales

II#dim7→IIm7の続き。

前回、アプローチコードという名称を使ったけれど、考えてみると経過和音という方がいいのかもしれない。

PICKS CLICSさんがコメントに書いた、IIm7に対するドッペルドミナントかどうかというと、それはVI7だが、普通に考えるとこれから出てくるdim7は、VI7-9のアッパーストラクチャーという奴だから、IIIdim7になってしまう。

dimスケールの構成音にはII#dim7の音も含まれるが、ちょっとこれは無理がありそうだ。というのもドミナントという性質を考えれば、VI7の3rdと7thが重要な音になるが、本来のII#dim7の構成音がその半音上になるので、VI7-9とは相容れず代理コードには出来ないと思うからだ。

スケールについての僕の考え方の基本は調性にある。JobimのWaveの場合は転調してしまうが、ことの発端はこの曲や類似のCorcovadoなので、これについて先に考えてみる。Cメジャーというキーなら次のコード進行になる。

Cmaj7|Abdim7|Gm7|C7-9|
Wave1_2

 

Abdimでは、まず構成音は、Ab、B、D、Fで、これにCメジャーの音を加える、というよりCメジャーのスケールの中でこれらの音を適当に操作する。スケールがどの音から始まるかというのは無視している。

A案: D,E,F,G,Ab,B,C
Wave2

B案: D,E,F,G,Ab,Bb,B,C#(ディミニッシュスケール)
Wave3

C案: E,F,G#,A,B,C,D(ハーモニックマイナー)
Wave4_2

 

どれでも使えないことはないし、それぞれを組み合わせることも可能だが、B案のC#やBbはオルダードな響きになるので、うまく使わないと音が浮いてしまうだろう。

一方でA案とC案にあるAやCはコード構成音の半音上なので、ソロの経過音的、あるいはアプローチノート的な使い方や出来るが、主要な音には使いにくいと思う。

では、II#dim7は何かの代理コードとして考えられないのかというと、二通りが考えられると思う。

まず上のスケールからみてもメロディーからみても、特徴のある音はAb(またはG#)だ。これを特徴的に含む、つまり3rd、7th、-9thなどに含んでdim7を作りうるコードというと、E7-9、Bb7-9、G7-9が考えられる。これにDb7-9が加わると、ドミナント7の代理コードが全部揃うが、Cメジャーというキーの中で普通にみて可能なのはE7-9とG7-9だ。E7は平行調のAマイナーのドミナントになる。従って次のような見方も可能かと思う。

Cmaj7|E7-9|Gm7|C7-9|
Cmaj7|G7-9|Gm7|C7-9|

E7-9を基本とするスケールは上に上げたハーモニックマイナーなどになるだろう。G7-9考え方でスケールを書くと次のようになるかと思う。これにBbやC#を入れることも可能だ。 Wave5

 

もう一つのパターンについても考えてみよう。前回に書いた"I can't give you anything but love"とか"Someday my prince will come"に出てくるパターンだ。

Imaj7on3rd|II#dim7|IIm7|V7|
Cmaj7onE|Ebdim7|Dm7|G7|

これは多少無理があるかもしれないが一種の循環コードとも捉えられないことはない。

Cmaj7|Am7|Dm7|G7|
   ↓
Cmaj7|Am7/D7-9|Dm7|G7|
   ↓
Cmaj7|D7-9(Ebdim7)|Dm7|G7|

その他、理論的に可能な考え方としては:

Cmaj7|B7-9|Dm7|G7|
Cmaj7|F7-9|Dm7|G7|
Cmaj7|Ab7-9|Dm7|G7|

ディミニッシュスケールが使えるが、FやAb(G#)の使い方が難しいかと思う。
Dim7

 

というようなことで、どうでしょうか-->PICKS CLICKSさん。

PS: Waveも循環コードの変形と考えられないこともないかな:

Cmaj7/Am7|Dm7-5/G7-9|Gm7|C7-9|
  ↓
Cmaj7|G7-9|Gm7|C7-9|

ところで、Waveのブリッジ以外の部分=12小節はブルースコードの変形ということですね。

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2007/08/13

Fuga y Misterio

たかけんさんが絵日記でNHK教育で放映されたクレメラータ・バルティカによるピアソラの演奏を紹介されていた。アンドレイ・プシカレフという打楽器(ヴァイブ)奏者が参加していて、これはしまった、番組をチェックしておけばよかったかと思ったら、YouTubeの動画へのリンクも紹介されていたので、演奏を楽しむことが出来た-->ありがとうございました、たかけんさん。

Fuga で、演奏だが、たかけんさんが書かれているように、クラシックのコンサートとは思えないようなごきげんなTango/Jazz演奏だ。特にヴァイブは後半にソロを聴かせてくれる。このソロがインプロヴィゼーションなのかどうかは分からないが、そんなことはどっちでもよいと思わせるだけのドライブ感がある。ただこれがスイングというのかどうかというと、僕にはその辺りの違いは分からないところだ。最近はDualisのようにクラシック演奏家でもすばらしいドライブ感のあるソロを聴かせる演奏家がいるからね。しかし何といってもアタックがジャズヴァイビストといってよい思い切ったアタックで、見ていて小気味よい。

一方でクレーメルのヴァイオリンによるソロもあるのだけれど、これがインプロビゼーションなのかどうか、これもよく分からない。ただ途中で聴いたことのある、クラシックファンなら誰でも知っているだろうフレーズが出てきて、これは愛嬌というのかシラケるというのか、ちょっとビミョー。

このメロディーは確かメンデルスゾーンだったのではないかと検索してみたらバッチシ。「メンデルスゾーン作曲 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」だそうで、親切にもYouTubeへのリンクがあったのでメロディーを確認できた・・・オランダの生んだスター、ジャニーヌ・ヤンセンのBBCプロムスデビュー映像ということです。

New_tango まぁ、この辺りがクレーメルの評価の分かれるところなんでしょうね。こちらでは辛口の批評がありました。僕は楽しめたので、どうでもいいんですけどね。

そこで本家の"New Tango/Astor Piazzora & Gary Burton"を聴いてみることに・・・恐らく、タンゴとジャズヴァイブという組み合わせはこのピアソラとバートンのコラボレーション(あるいはフュージョン)が発端だと思う。一体、どういうめぐり合わせでこんな組み合わせが出来たのかは寡聞にして知らないが、クレメラータ・バルティカも彼らの演奏を意識してのことには違いない。

それからバートンがピアソラのバンドメンバーだったアルゼンチンのプレイヤーなどと演奏した"Libertango"に入っている同じ曲(Fuda y Misterio)を聴いてみる(少々チープな音ですが、リンク先のアマゾンで試聴できます)。

Libertango こうして比較してみると、クレメラータ・バルティカの演奏は確かにドライブ感があるものの、本物のピアソラとかタンゴ奏者の演奏を聴いた後だと、やはりクラシックのドライブ感だと思う。

クラシックのドライブ感なんてあるのか、という話になるのだが、例えばツィゴイネルワイゼンとかハンガリー舞曲とか、その気になって聴けばドライブ感を感じる演奏はあると思う。特に民族的な色彩の濃い曲では、その血を引く演奏家によると全く違って聞こえることがある。

話は飛ぶがアルベニスの曲なんかはクラシックだけど、アリシア・デ・ラローチャのピアノ演奏はスペイン人でなければできないようなジプシー的な色彩がある。

閑話休題。

だから、といのが僕の結論だが、この演奏をジャズっぽくしているのはあくまでヴァイビストのアンドレイ・プシカレフによるものだと思う。彼がいなければタンゴ風クラシック音楽だろう。もちろんそれが悪いという意味ではない。特にベースの追い立てるような音は、クラシックによくありそうな、つまりジャズとかタンゴではないアーティキュレーションのように思える。

Fuga3 ところで気になるのは勿論、このヴァイブを弾いているアンドレイ・プシカレフだが、どういう人なのか全く分からない。検索してみてもパーカッション奏者とか打楽器奏者というクレジットで、このユニットでのクラシックの録音しか見当たらないので、ジャズプレイヤーではないようだ。ただこちらの方の記事を見るとムーライトセレナーデを編曲しているということなので、ジャズ好きなプレイヤーには違いないだろう。ピアソラも彼の発案かもしれないね。

Fuga6 テクニックはすごいのは見ても聴いても分かるが、例えばマリンバ奏者はこういうヴァイブの弾き方をしないようで、先にも書いたが叩き具合はジャズヴァイブといってもいいと思う。

気になるグリップ(マレットの持ち方)ですが、マレットの間に指一本のトラディショナルグリップのようであります(左上画像)・・・ってな話を書き出すとキリがないので止めておこう。ただ右手で上昇する音を叩きながら左手がおっかけて消音(ダンプニング)をしていく奏法(右上画像)なんかは、完全にジャズヴァイブから来ているものだと思うね。バートンの演奏を始めてサンケイホールに聴きに行った時に目にして、僕もマネをしたものだ。

気になったのは、YouTubeの音質の悪さが原因なのかもしれないが、最後にコードをバンバンと鳴らす響きが力任せな感じで汚いことだ。ただ、赤松氏のblogのどこかで、ヴァイブの音を拾うのはエンジニア泣かせというようなことが書かれていたと思うので、そんなことが原因しているかもしれない。

それからSaitoのヴァイブを使っているのだな。NHKの楽器なのか、彼の持ち物なのか?

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2007/08/09

Approach Chord

Dim7コードの続き・・・前回、Corcovadoなどに出てくる、Abdim→Gm7というような場合のdimをアプローチコードと呼んだことについて、PICKS CLICKSさんからコメントを頂いたので僕なりの考えを書いてみたい。

普通は半音上の7thコードをアプローチコードというようなので、この場合のdim→m7を同じように呼ぶのが正しいのかどうかは知らないが、半音上(あるいは下)からの音をアプローチノートというから、何となく自己流にそう呼んでいる。

00 なぜかというと、例えば左のcorcovadoのコードでは、Abdim(G#dim)→Gm7において、F、Dの音はそのままで、Ab→G、B→Bbというアプローチノート的な動きがあるからだ。

03 よくある動きというのは、トニックのベースを3度の音にして順に下がっていくというパターンで、典型的なのは"I can't give you anything but love"に見られる。

ここでは、ギターで弾く場合の譜面にしてみたが、3小節目までの進行では、B→Bb→A、D→Db→C、という二つの音が半音ずつ下がっていくことが分かる。一方で最初のコードをG6とすれば、G、Eは据え置いたままになる。

04 もっとくっつけて二つの音の動きを分かりやすくしてみたのが次の楽譜だ。

01 同じような進行は"Someday, my prince will come"にも見られる。8小節目からのコード進行が左の楽譜。Dm7→Dbdim→Cm7となって半音ずつ下がる二つの音がある。このDm7は実はBbmaj7の代理コードなので、これもBb6で考えれば上の曲と同じ進行になる。

02_2 このようにテンションを適当につけてみると、I→IIm7の間にdimを入れることで、コードの4つの音のうち、二つはそのまま動かず、他の二つが半音ずつ下がっていくことになるので、間のdimを勝手にアプローチコードと僕は呼んでいるわけだ・・・と、ここまで考えてくると、経過コードとでも呼んだ方がいいのかもしれないね。

で、実際の演奏の場合は半音ずつ下がる音を意識していれば、据え置きになる音は適当に他のテンションに換えてもいいので、あまり深く考えない。

そうするとそれらの音から使えるスケールの変化が見えてくると思うのだが、ここでポイントになるのが、ギターを弾いている場合だ。

ギターはコードが上下方向にフォームとして簡単に作れる代わりに、フォームで進行してしまう傾向にあるため、コードの各音の動きが見えにくい。

それからスケール方向、つまり水平方向の動きと、コードの垂直方向の構造を、同時に感覚的に捉えることが難しい。

特にスケールでは弦を移動して弾く必要があるが、そのためにスケールとコードが感覚的に不連続になりやすい。つまり一本の弦でスケールは弾けないことはないが、コードは一本では弾けない。反対に垂直方向のコード構造はスケール感覚を不連続にしやすい。だからコード進行は簡単に追えるのだが、それに合せたスケールが直感的につかみにくいというのが、僕の経験則だ。コードフォームを覚えて簡単にコードが弾ける、という楽器の落とし穴である。

一方でキーボードの場合は、鍵盤上の各音は一つずつしかなく、横方向に連続していて、なおかつその中でコードも弾くことになるから、スケールとコードが共存する。だからコードの構成音が一目でそのままスケールの中に直感的に組み込まれる。つまりコードトーンの間を埋めれば自然にスケールが出来てくることが、視覚的にも分かりやすいのだ。

それと、キーボードではコードの音を離そうがくっつけようが、かなり自由に弾けるので、コードの流れを色々と工夫したり分析しやすいが、ギターではコードを作る場合に上下方向に対する横方向の自由度がキーボードに比べると非常に低いために、工夫や分析がやりにくいということもいえる。

という訳で、僕はコードとスケールの学習はキーボードですることをお勧めする次第である。

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2007/08/05

Band-in-a-Box

このところ、ヴァイブの赤松氏のblogに図々しくも何度かコメントを書いている。

最近のコメント書き込みでは自分のURLは書きこまかなったから、氏が僕のblogをわざわざ読まれるとは思っていなかったのだが、随分以前にコメントしたときに書いたURLを覚えていてくださったのか、「Jobimに捧ぐ」の記事に、赤松氏じきじきにコメントを頂いた。

まさか作曲者ご自身が僕の拙い記事を読んだ上にコメントまで頂くとは思ってもいなかったので、勝手なことを書いたりして恥ずかしい限りだが、僕のコード解釈は間違ってはいなかったようなので、ちょっと安心(ちょっと得意)。

赤松氏がおっしゃるには、この曲はE7とD7がポイントなのだが、まだ前半から脱しきれないので後半に出てくるD7には達していない。その中途のままで他の曲に気が移ったりして、どれも中途半端なままだ。

メロディーだけ弾くなら何とかなるんだけど、伴奏らしきものをつけようとすると簡単にはいかない。あれから二週間経つがまだ前半から脱していない。

Bbs こうなると、MIDIで伴奏を作ってそれに合せて見たほうがよいかな。しかしそうなるとはずしたままにしているミュー次郎をセットしなおさないといけない。それが面倒だが、一旦設定すればBand in a Boxで伴奏は簡単に出来るから便利な世の中になったものだ。ただしBand in a Boxの伴奏はパターンが限られるけどね。

という訳で先週は何とかミュー次郎をセットし、Band in a Boxで伴奏を作ったところで終わってしまった。左上の画像がそのBand in a Boxの入力画面で、小節にコード名を入れていくだけでよい。後はテンポと伴奏パターン(STYLE)を指定すれば勝手にピアノ-ギターカルテットなんかで伴奏を作ってくれる。

今回はボサノヴァだから、STYLEメニューのラテンからそれらしきのを選べばよいのだが、"Jobim, Latin Bossa"なんてのがある。うーん、どこら辺りがJobimなのかよく分からんけど、中々とよく出来ているね。

僕のはVersion7で、既にかなり古いバージョンになってしまったが、それでも十分だ。標準ではテーマ、ソロ(自分でアドリブ・・・ソフトにアドリブをさせることも出来るらしいが、それでは意味がない)、テーマの3コーラスが一回の演奏になり、ソロの時にはStringsもオマケでついてくる。実に便利だが、先週は有馬温泉に一泊旅行に行ったり、今週は来客があったりとドタバタして、まだこれで練習はしていない。でもポコ・ア・ポコとヴァイブに触ることだけは欠かさないようにしている。

ちなみに、Band-in-a-Boxを紹介してくれたのは、PICKS CLICKSさんである。

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2007/08/02

Diminish7th

PICKS CLICKSさんが、dimコードについてお悩みとのことで、ちょっと考えてみた。せっかくだからBlogネタにしよう。

勝手に引用させていただくと:

例えばキラー・ジョーのサビとか、ジョビンの曲にもしばしばそういうのがあって私を悩ませる。WAVEの二つ目のコードとか、Corcovadoのこれまた二つ目のコードだ。

Waveの二つ目のdimは、響きとしてはF#7-9、つまり平行調のBmのドミナントの雰囲気ですね。でもそこでBmに解決せずに、dim→m7のよくあるアプローチ的なコード進行に変身するというのがJobimたる所以か。

Corcovadoもキーは最終的にはAm、頭のコードが何故D9bassAとしているのか不明ですが、実質的にはAm6だと思います。そしてここでの二つ目のdimも、ドミナントつまりE7-9の響き、そしてWaveと同じパターンでGm7へのアプローチコードに変身。

WaveをCに転調してみるとCMaj7→E7-9→Gm7とCorcovadoがマイナーのトニックm6で始まることを除けば同じコード進行ですね。

以上、お悩みの件について考えてみましたが、今までこういう考え方はしてなくて、単なるdim→m7のアプローチコードと捕えておりました。

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