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2008/03/17

David Friedman's Workshop

昨日のお約束、David Friedmanの公開講座の英語聞き取りです。

Ws000000 David Friedman

公開講座@名古屋音楽大学

音楽表現の上で基本的な事~考え方

My feeling is sometimes, that you play in the left hand as loud as the right hand.

可愛らしい3拍子の小品の演奏。少々驚くのは、左右の手をピアノのように伴奏とメロディーに完全に分けていることだ。従来は左右交互に弾くのがよろしい、という考え方が多かったんだけど、特に4本マレットになると左右役割分担というのが現在の考え方になっている。曲の構成は単純で分かりやすい。

It’s very, it’s very, very important that when we play, when we play a piece, that we play what we like, and that we have an idea what kind of sound we want.

続く画面は、説明とは関係なさそう。デモの後半が分かりやすいが、マレットでバーを叩いた後にマレットで押さえつけている。これは3月9日の記事に書いた、マレットによる消音だ。後ろの女性が「右手のマレットがしなるような感じ」と言っているけど、それくらいに押さえるってことかな。

I feel, even no matter what kind a piece you’re playing, it’s best if you keep the mallets low. (play)

Always low, really, really low.

マレットは極力低く保つ、ということだが、これは目から鱗だった。大きな音が出せるかどうかは楽器演奏では重要なことだが、そのためにはどうしても高い位置から叩かないといけないような先入観があったが、そうではないということだ。デモ演奏はどんどんと速いフレーズになっていくが、マレットは地を這うごとくにすごい速度で動いている。

インプロヴィゼーションで大切なこと

Now, see if you can play the melody, I get a little more sound. A little more sound. Play along for (?). One, ah, two, ah, one, two, three, ah.

And if you know the melody very well, then you can improvise on the melody.

Remember, I said, “Improvise on the melody.”

The other important thing is the time.

Let’s, (before) we do that, let’s talk about improvising over the melody.

I’d like to practice improvising without accompaniment.

So I have the harmony in my head, then I have the rhythm section in my head, and I pretend I have a huge band behind me. And then I, then I play as if I try to phrase the improvisation, and, ah, and, and keep the time. The time is the most important part.

ジャズらしい即興演奏。メロディーの上にインプロヴァイズする、という表現が新鮮だ。普通はコードの上に、という場合が多いと思う。Friedmanのソロは4本マレットでもシングルトーンがほとんど、というのは赤松氏が以前にどこかに書かれていたと思うが、それを端的に表しているような演奏だ。
ちなみに、普通の会話でも、英語ではアドリブよりもインプロヴァイズという語をよく使う、というのを少し前に見たNHKの「英語でしゃべらナイト」で聞いた。

様々な表現方法

まずは弓でバーを弾くデモ。話には聞いていたが、初めて見た。クラシックではあるかもしれないが、ジャズではどうかな。

続いての演奏では、途中でハーモニクスがあるのがポイントなのかな。ギターではありふれた技法だ。

さらに続いては、ベンディングノート。ゴムヘッドのマレットでバーをこすると音がさがる。60年代後半から70年代前半のゲーリーバートンの演奏にはよく使われていたが、最近はあまり聞かないようだ。

次は、音を鳴らしたバーに口を近づけてパクパクさせる技法。口が共鳴胴になってパクパクに合わせて音が揺れる。実用的な技法ではないようで、実際の演奏では使われたことはない、というのも赤松氏のblogで読んだ話。聴衆から思わず笑いが・・・。

You can sustain, make a note ring for a long time. You don’t hear (dildildil.....).

いわゆるトレモロだが、多分、マレットを立てることで、ポコポコという打突音が目立たなくなって連続したロングトーンに聞こえるってことではないかな。やってみたけど、なかなかと難しい。
続いて、マレットでバーを上下にはさんでのトレモロ。これも実際に使うことがあるのかな?

Use this. Like, it sounds like a vacation in Italy.

さりげなくこんなジョークをはさんだりしているのは、マンドリンのような響きということかもしれないね。.

続いては、左がシングルストローク、右がダブルストロークのトレモロ。こんな弾き方もあるんだねぇ。最後のコードも同じような奏法なんだろうけど、速すぎてよく分からない。

I like, I like voicing that sounds interesting, and a little dirty. Yeah? So, I try to put minor seconds in my voicings. So, instead of this, I do this. You can hear if it has a minor second, you hear? It’s much more interesting than... So, every time I have a voicing, I try to put a minor second in there. So, it sounds, it might sound like this. Watch.

これは奏者の好みというのか、スタイルなのだろうけど、Friedmanはヴォイシングはオープンなものではなくて、密な、特に短二度を好むという話。クラスターというやつだね。

デモは、まずコードだけ、続いてメロディーと低音の間にクラスターを挟み込む演奏だ。

以上でおしまい。

これを見ていると今まで分からなかった手の動きなどが見えて、とても参考になる。Friedman氏の演奏には程遠いが、繰り返し見て練習に励みましょう。

200711161452000 ところで、この公開講座を見ていると、僕のblogで何度か出ている、米国の取引先が毎年来日しては、あちこちで開いている講習会を思い出す。音楽ではないけど、芸術系の有名大学などで米国のアーティストや取引先の人が技法や材料の説明をする雰囲気とそっくりなのだ。右は昨秋、京都の某所での講習会の様子。ちなみにその通訳を僕がしてきたわけで、それはちょっと自慢だね、えへん。

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