« Speed Racer | トップページ | Blogを整理 »

2008/07/10

Here's That Rainy Day

めずらしく、また更新で、また音楽ネタ。

たかけんさんのところでスタンダード曲の、Here's That Rainy Dayの話題が出ていた。

この曲、キーはAbなのかFなのか、あるいはFminorなのかよく分からないのだけど、ジャズで演奏する場合、いきなりFで始まるコード進行が日本では一般的なようだ。ウェスモンゴメリーの演奏がこのパターンだったと思う。

Getz_gogo でも、僕が最初に聞いたのが、ゲーリーバートンが在籍した時のスタンゲッツカルテットのアルバム"Getz au Go Go"での演奏なのだけど、Fmから始まっている。それから、カウンターラインとして、ベースが二拍ごとに半音ずつ下がっていく。

マイナーコードのままでベースが半音ずつ下がるっていうのはよくあるパターンなのだけど、この演奏では、どうもコードもそれにつれて変化しているのだ。

どんなコードだろうとコピーして、自分なりに納得していたのだが、多分、同じゲッツのアルバムを聞かれたのだと思うけど、赤松氏も同じ疑問を持たれたらしい。そのことを、初めてゲーリー・バートンと会ったときに質問したことを、体験記に書かれている。この体験記、読みものとしてもすごく面白いです・・・特にジャズ好きには。

音楽体験記4

ここに、件のバートン氏直伝のコード進行が書かれているが、僕のコピーしたコードであっていたので、ほっとした。

ただし

間違いがあります

さすがに、たかけんさんはすぐに気がつかれていました。

早速、赤松氏にお知らせを・・・と、思ったのだが、よく考えるとこの体験記は「2004年10月27日記」となっている。つまり、もう3年以上前に書かれただから、その間に誰かが指摘しているはず・・・、なのに訂正されていないのは?

確かに、この程度の間違いはちょっとジャズをやろうという人なら見つけられないとイケマセン・・・ということで、お知らせはしないことにした。

ヴァイブでちょっと弾いてみた。ただし夜中に録音したので、小さな音で頼りないです。

「rainy_day.mp3」をダウンロード

さて、もう一つオマケ。

Infinite かの渡辺香津美のデビューアルバムは「インフィニット」、わずか17才、衝撃のデビューだった・・・という話ではなくて、とにかくこの中でもやはりFmでベースが半音ずつ下がるパターンだったような気がする(キーはGmだったような気がする)のだけど、それに加えての話。
曲の形式:ABA'B'のBからA'へのつなぎは、確か、Fmaj7、Gm7、C7-9というようなコードだったと思うのだけど、「インフィニット」では、Fmaj7のアッパーストラクチャーからうまいこと4度進行でつないでいた、と思う、たぶん・・・

 |Am7  Dm7|Gm7 C7-9|

アルバム、持ってないので未確認ですが、お試しあれ。

|

« Speed Racer | トップページ | Blogを整理 »

コメント

Here's That... あ、私の使っているのとコードが違う・・・と思ったら、つまりそこが「間違い」ってことで気がつきました。ボーッと見てたら見過ごしたかも。

でも半音下降にならないからすぐにわかるか。

私もFmでやってます。

投稿: PICKS CLICKS | 2008/07/10 23:50

赤松氏の書き方では、スラッシュでベースを指定しているので、コードと間違えやすいかもしれませんね。
それと、AbコードにDb音は原則、アボイドノートですから、その点もありますでしょう。

投稿: taki | 2008/07/11 18:32

>takiさん、みなさん。
大変失礼を致しました。
御指摘のAb7/Ebの部分、完全にタイプミスでした。
只今出先からなので帰ったら修正しておきます。

ちなみにこの部分、次のD7(#11)との兼ね合いから
|Fm7 C7/E|Ebm7 D7(#11)|と繋ぐものもあります。
Ab7の代理と見立てたD7(#11)でII-Vモーションを作る為の解釈でしょう。

takiさんが聞いたメジャーから始まるバージョンはO・ピーターソンの演奏などで広く知られるもので、各小節に一つずつのコードが付いていましたね。

たしか、

|FMaj7|AbMaj7|DbMaj7|GbMaj7|Gm7|C7|FMaj7|~

やたらと明るいので僕も最初は驚きました。

では。

投稿: あかまつとしひろ | 2008/07/19 06:08

赤松さんん、コメントをありがとうございます。

EbとDbのタイプミスはキーボードの一段違いですね。
Ebm7 D7(IIm7 V7)というコードは知りませんでした。色々とあるものですね。しかし、そうするとDbもアボイドノートでなくなるんだ。

メジャーコード進行もありがとうございました。私はこのコード進行は覚えていなかったので、新鮮な感じです。

投稿: taki | 2008/07/20 01:08

>takiさん、みなさん

早速4年振りの修正を済ませました。御指摘ありがとうございます(汗)

凡ミスとは言え「なんでだろう?」と悩んでしまった方もいるかと。。。

Here's That Rainy Dayのコード進行は大まかにココで述べられているように二種類あります。

明るいバージョンの

|FMaj7|AbMaj7|DbMaj7|GbMaj7|Gm7|C7|FMaj7|~
の二小節目が

|FMaj7|Ab7|DbMaj7|GbMaj7|Gm7|C7|FMaj7|~
となるものもありますから、

この二小節目をII-Vモーションに分割すると
|FMaj7|Ebm7 Ab7|DbMaj7|GbMaj7|Gm7|C7|FMaj7|~

Ab7をD7(#11)に置き換えるとカウンターポイントの導入になります。(この場合は二小節めから一時的にKey of Db)

便宜的に頭のメロディーがC音だけなので、Key of DbのIIIm7を頭に付けるとFm7が浮かびますね。(但し一時的なのでこの場合のkey of Dbはリディアン)

何でもII-Vモーションにするのは好みではありませんが、この「Ebm7-Ab7」の分割はFMaj7で始まるバージョンでも素直に納得させられました。

投稿: あかまつとしひろ | 2008/07/20 10:04

赤松さん、再度のコメントと解説をありがとうございます。

確かに、ここでのEbm7は素直な感じですね。
コード理論をかじると、色々と解釈してみたくなりますが、II-Vというのは特に便利な道具のように思います。

投稿: taki | 2008/07/21 20:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Here's That Rainy Day:

« Speed Racer | トップページ | Blogを整理 »