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2008/09/29

無題

「場」という言葉は色々な場で使われる。

最近、というのは今日の帰りの電車の中だけど、ふと思いついたのが、「場」がないと活動できない人というのがいるのではないか。それと逆に「場」なくても活動する、というか自分で作るなり見つけるなりして行動する人と、大雑把にいえば二通りあるのではないかと思った。

俗にいう「会社人間」という人種は、きっと会社という場があるとうまく活動できるが、定年退職して「場」がなくなると、一気に休眠状態になる、という仮説を立てる。

定年後も何やかやと活動を続けられるかどうか、自分で「場」を設定できるかどうかというのは大切なことなのだろうなぁ、と、身内やら身の回りの人間のことを思い出したり考えたりして、自分も将来はどうなるやら、などと考えたりするのだった。

そんなことを考えたのは、読んでいた本、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」のせいかもしれない。この人の本は、ぶあっと明るい話はあんまりない。明るそうでも何となく屈折している気がする。しかし結構な数を読んだような気がする。まぁ、その中でもかなり屈折した物語には違いない。

昨日は、千葉県の佐倉にある川村記念美術館まで、モーリス・ルイス展と、彼の作品に使われた材料や技法、その他に関する講演の聴講に行ってきた。

朝は5時半におきて、6時45分西明石の新幹線に乗り、品川で成田行き快速に乗って佐倉まで、それから美術館の送迎バス、合計片道約5時間をかけて行ったのだ。

当然だが、帰りも逆の道順で約5時間をかけて夜10時前に何とか家にたどり着いたのだ。

そこまでして見たいとは、よほどルイスの絵が好きなのかというと、いやいや、仕事なのである。会社のお金で行けるんでなけりゃ、行くものではない。こういうことが仕事でできるというのは、まぁ、今の仕事を選んでよかったと思うひと時であるが、しかし座りっぱなしでお尻が痛くなった。全く今の新幹線の椅子はよくないのだ。

川村美術館は素晴らしい。しかしあまりに遠い。でも東京駅からなら一時間半くらいなのだから、もっと人が来てもよさそうなものだがね。

ルイス以外にも現代作品を中心に素晴らしいコレクションが揃っている。

という話は、またそのうちに書くかもしれないが、とにかく新幹線の中で読む本に、ねじまき鳥の二巻を持っていったのだ。

先週、一巻を読み終わったけど二巻は図書館で借りていなかったので、その後は一緒に借りていたポール・オースターの「ミスター・ヴァーティゴ」を読んでいる。これも半分くらいのところだが、不可思議な話である。

しかし土曜日にねじまき鳥の二巻を借りてきたので、ヴァーティゴは後回しにして、これを新幹線で読もうかとも思ったのだが、この本は精神状態が不安定な時は余計に不安定になりそうなので、結局、往路の電車の中では読まなかった。

何が不安定かというと、佐倉なんて行ったことはないし、総武線も乗ったことはないし、しかし12時頃にはついていないと行けないので、時間通りにきちんと乗換えができるかどうか不安だったのだ。「乗り換え案内」で予め時間は確認しているのだが、どうも電車の乗換えというのは時間が分かっていても、駅の様子も分からないし、ひょっとして乗り遅れるのではないかと不安になって苦手である。

そのくらいのことで何とも情けない、ということもあるかもしれないが、ずっと寝不足なので寝ていたのでもある。

というようなことで、復路でやっと読み出したのだが、やっぱり暗い話だねぇ、しかし全体には「ダンス・ダンス・ダンス」とかと似たような、絡まった糸をほぐしていくファンタジー推理小説みたいな面白さがある。今は二巻を読み終えるところなのだが、結構、これはこういうことではないか、という予測をしている。その通りになったら、まぁ、それでもいいんだけど、予想外な結果になる方が面白いんだが。

ところで、途中でサラダ油を手紙(だったかな、もう忘れてる)にたっぷりかけて燃やす、という件があるのだが、サラダ油は引火点が高いので、たっぷりかけてしまうとマッチの火では着火しないんではなかったかなぁ。燃やすなら、たっぷりかけずに適当にかけて、かかっていないところの紙に火をつければ、サラダ油が引火点以上の温度になって燃え出すと思うんだけど。

最近、更新してなかったので適当に思いつくままに・・・

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コメント

何と日帰りでしたか!私にはとても無理です(笑。「Mr.Vertigo」も目まぐるしい話ですね、オースターの本領発揮でこれがベストと言う人も結構多いですが、私には展開がちょっと速すぎました。

投稿: ゆうけい | 2008/10/01 22:37

ゆうけいさん、コメントをありがとうございます。
さすがに日帰りは疲れました。
「Mr.Vertigo」は柴田氏の翻訳ということで図書館の本棚にあったのを適当に取っただけでしたが、ベストといわれているとは知りませんでした。まだ半分程度ですが、面白いです。でも今は「ねじまき鳥クロニクル」の3を先に読んでいるので、Mr.Vertigoは来週一杯かかりそうです。

投稿: taki | 2008/10/01 23:41

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