Vibes Solo/YouTube
Vibes Soloといっても私のではございません。
BlogにYouTubeの映像が埋め込まれているのを時々みかけて、どうするのかと思っていたんだけど、YouTube側からのサービスでコードを貼り付ければよいことが分かったので、やってみた。
映像は、赤松氏が金曜メニューで紹介されていたアメリカのVibist、Tony Miceli氏。マレットの持ち方が独特だ。特に左手が面白い。興味のある方は、赤松氏の解説をお読みください。
I Got The Blues
Bluesette
どちらもドライブ感があって素晴らしい演奏で、すごいテクニックだと思うのだが、何度か見ていると、むちゃくちゃに難しいことをしているわけではなさそうだ(といって、簡単なわけでは全然ないですが)。
特にテーマは意外と少ない音でうまくアレンジしている。全体に左手の伴奏をある程度作っておいてそれを右手のソロにうまく組み合わせているのだと思う。
カメラが正面から鍵盤を定位置で映してくれているので、マレットの動きがとても分かりやすい。やたらと音を並べるのではなく、シンプルな音で効果的に演奏しているのが参考になる。僕もそうだが、素人はどうしてもやたらと音を出さないと不安になり、焦って自爆するのだ。
それから、鍵盤、とくに派生音側(黒鍵)の手前の端を叩いているのがよく分かる。一番よい音は鍵盤中央から僅かにずれた位置なのだが、端を叩いてもよいのだ。でもコード(紐)の通っている固定部も時々叩いているね。その場合は音がちょっと小さい。
最後にもう一つ、音質はかなり悪いですが。
O Grande Amor
Gary Burtonは、Miceli氏に比べると音の数が圧倒的に多いがそれは音楽性と超絶テクニックがあるからなのだねぇ。
Burton氏のマレットの軽やかながら比較的大きな動きに比べると、Miceli氏の動きは小さいね。よくあれだけのアタック音を出しているものだ。
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コメント
やはりBurton師はステージ経験が豊富だから、大きな音を出すためにストロークも大きくなるんじゃないですかね。
一方Miceli氏はレッスンプロみたいだから、Burton師ほどステージをこなしていないんじゃないかな。
投稿: PICKS CLICKS | 2008/09/16 22:06
Burton師(○゚ε゚○)ですねぇ。
ステージで大きな音を出すというのは、確かに一理ありますね。それに加えてグリップの性格もあると思います。赤松氏の解説にもありますが、Miceli氏はMusser系の持ち方で、大きなアクションには向かないみたいです。Mike Mainieri氏がMusser Gripですが、4本では音量が出ないので、ソロになると二本をマレットケースに放り投げて二本でソロするらしいです。
いずれにしろ、テクニックのレベルが全然違いますね。Burton師は自由奔放に叩きまくって、なおかつ確実な演奏ができるという感じがします。「心の欲するところに従いて矩を超えず」・・・まだ、その年齢には早いですが。
投稿: taki | 2008/09/16 22:25