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2008/12/08

The Easiest Instrument

赤松氏がマレットを変更することをBlogに書かれている。

Burton1 氏の恩師であるゲーリーバートンが使っているVic Firthのマレットにするとのことだけれど、何番のマレットかは今日の記事には書かれていなかったのでちょっと検索していたら、Vic Firthのサイトにバートン氏による、Vibraphone Masterclass seriesという8部からなる画像を見つけた。

一昔前ならこういう画像にはめったにお目にかかれないところだ。しかし簡単に見られるということは、今の若い人には情報のありがたみもあまり感じられないものかもしれない。

昔の情報不足の経験から、こうした情報を見るとびっくりするし、ありがたいと思うし、できるだけ吸収しようという気持ちも出てくるが、簡単に見つけられる世代だと適当に流してしまうかもしれないし、情報過多でかえって混乱する人もいるかもしれない。

というようなことは別にしても、僕がヴァイブを始めた頃はゲーリーバートンの演奏姿というと、写真も少ないし、動く姿となると来日公演にでも行かなければ見れないし、80年代になってやっとチックコリアとのデュオのTV放送があるというので、当時はまだまだ高かったヴィデオデッキ(それも東芝のベータ)を無理して買って録画したというのが、ウソのような時代になったのだなぁ・・・感無量だ。

Gary_burton さて、Masterclassなんだけれど、まだ最初の「An Overview of the Vibraphone and History of the Instrument (ヴァイブの概略と歴史)」しか見ていないのだが、そこで面白いことをいっている、というのが今回のタイトル。バートン御大いわく:

One of the first point that I wanna make is some things that are unique about the vibraphone. In my opinion, it is probably the easiest instrument to learn to play.

うーむ、そうなのか。ヴァイブは最も簡単な楽器なのだ。

その理由を要約すると:

クラリネットやバイオリンを習おうとすればまずしっかりした音程をとるだけで最初の一年くらいはかかってしまうだろうが、ヴァイブならバーを叩けば既に音程はとれている。これだけの音程をとるだけでもクラリネット等の管楽器なら2~3年かかってしまう。おまけに運指の問題がある。同じ鍵盤楽器のピアノにしてもそうだが、十本の指を使わなければならないが、ヴァイブならマレットは2本か4本ですむ。だからきちんと目的のバーを叩くことと、ペダルを使うことさえマスターすればヴァイブは弾ける。だから他の楽器よりずっと早く習熟できる。

ということだそうだ。うーむ、そう言われればそうかもしれないが、聞いているうちに笑けてしまった、いや笑うより仕方がない。「バートンさん、あなただからそう言えるんでしょう」といいたくなるね。それに、簡単な割りにはヴァイブプレイヤーは少ない。赤松氏によると:

あるラジオで「全国にたった230人しかいない●●の称号を持つパティシエ」と紹介されていたのを聴いたが、ヴィブラフォンなどは全国に専門のプロが数十人いるかいないかの世界。

まぁ、だからこそ僕のようなド素人でも超一流の赤松氏とネットを通じてとはいえ、コンタクトできたり何となく同族意識を持ったりできるのだろう。ピアノやギターみたいに人口が多い楽器だとなかなかこうは行かないだろうね。

M25 というわけで、結局のところバートン氏の使用マレットは何だったのかというと、M-25という番定だ。何とも気になるところで、また大人買いしてしまうかもしれないねぇ。

お断り:二つ前の記事「Composition-Solo」のコード進行に間違いがあったので、訂正しました。

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