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2009/02/01

マレット、マレット

赤松氏がマレットをGary BurtonモデルのVic Firth M25に変更されたことは、以前に書いた。

学生時分なら安物で我慢していたが、オトナ買いのできる年齢としては、ついつい試してみたくなる・・・ということで、大阪の川端楽器に問い合わせてみると、価格も以前に買ったGood Vibesの半分程度、というよりGood Vibesが予想外の値上がりで高すぎたんだけどね。

で、結局買ってしまったのが先週のこと。

Dscf2389 まず予想外だったのが、ラタンの柄が太い。以前に試しに買ったInaki Sebastian Standard V3も太いと思ったが、それより僅かにだが太い感じだ。

写真は左から順に:

Vic Firth M25
Inaki Sebastian V3
Good Vibes M229
Deagan 2015
Musser M-5

Deaganは学生時代、まだヴィブラホンを始めたばかりのときに、よく分からずに大阪心斎橋の三木楽器にあったものを買ったのだ。たまたま軽音楽部仲間のお姉さんが勤めていて社員割引がきいたことと、アメリカ製はこれしかなかったからだと思う(この頃はヤマハの403を使っていた)。これは軽すぎてちょっと頼りないために結局はほとんどつかっていない。もう30年以上の年代ものだ。今はDeagan社がなくなってしまったので、手に入らないヴィンテージもの、かな?

G_mcfarland_4 右端の白い柄は、楽器のM-55におまけでついてきたもの。当時のハイテク製品(そんな言葉はなかったように思うけど)で、確かグラスファイバーの柄ではなかったかな。細い柄がしっくりこなくて、これも全然つかっていなかったが、最近はむしろ練習でよく使っている。これは今でも販売しているみたいだ。

Departure_2 このタイプは、一枚だけ持っているGary McFarlandのアルバム "Point of Departure/impulse A-46(1963年録音)"に載っていた写真(右上)で彼が使っているから、かなり以前からあったのだね。
あまり印象にないアルバムなんだけど、アマゾンの評ではべた褒めだ。LPプレイヤーがないので聞けないのが残念だけど、中々とすごいメンバーだ。

閑話休題、今回の主題はそれぞれのマレットの違いである。

M25の柄が太いのは、実際のところはあまり気にならない。むしろかなり重く感じるので、家内に内緒でケーキを作るときの秤で測ってみた。値は4本の合計重量だ。

Deagan   76g
Good Vibes  106g
Musser  120g
Vic Firth   165g

Dscf2388 DeaganとVic Firthでは倍以上の差だ。左はヘッドを比較してみた写真。M25は随分と大きい。

しかし何といっても音質が問題なので録音してみよう。レコーダーはいつものSony PCM-D50。

Dscf2386 Good Vibes
「goodvibes.mp3」をダウンロード
マッシュルームヘッドという変形タイプで、赤松氏風にいうと、音のコツコツ感がはっきりしている。しかしコントロールが難しい。特に重いVic Firthで弾いた後は軽くて浮いてしまう感じがする。

Dscf2387 Musser
「musser.mp3」をダウンロード
ヘッドが黄色いのがM-8、青いのがM-7。なんで違うのを組み合わせているかというと、おまけなので二本ずつしか付いてこなかったため。わざわざ買ってまで揃えようとは今のところは考えていない。これ以外に赤のM-6もある。
Good Vibesよりも軽いかと思っていたが、実測したら重いのだ。バランスは悪くないけれど、音が軽いかな。特に低音の響きが軽いと思う。

Dscf2385 Vic Firth M25
「vicfirth.mp3」をダウンロード
これまた赤松氏風にいうと、コツコツ感がない。しかし重い割りにバランスはよくて弾きやすい。重いのとヘッドが大きいためか、低音がよく響いている。アタックが弱いとモコモコして音が小さいから、夜の練習にはよいかもしれないが、ある程度強く弾くと他のマレットでは目立たなかった楽器の振動が気になる。ヘッドの重さのためだろうと思うが、時々、振動音がしているのが分かる。楽器も古いからね。
振動は、派生音側の共鳴管とファン軸が当たっているのと、足を支える「つっかい」の二箇所と原因は分かったので、これは何とかしないといけない。

赤松氏からはVic Firth M25でのコツコツ感もコントロールできるとコメントをいただいたけれど、修行が圧倒的に足りない僕では、まだその辺りがよく分からないところだ。その内に分かるかな。

改めて、Vic Firthのサイトを見たら、Burton氏自ら、このマレットの解説をしていた(ページ中ごろの "Watch Gary demonstrate his mallets!"のリンク)。音量に関らずトーンが同じに保たれるのがよいということで、このマレットになったそうで、重さは中程度だそうである。

ところで、下の関連エントリーにある「大人買い」で買った、Mike Balterのマレット 22Rはヴィブラホンでは一般的だとお店で聞いたのだけれど、重い目で芯が硬いのか、音がコツコツというよりはカンカンという感じで、バートン氏が言っているように、アタックの強弱で音質が変わってしまう。どうも気に入らないのでお蔵入りになってしまった。

関連エントリー
- Queen Matenta -Composition
- The Easiest Instrument
- Mallets
- 大人買い

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コメント

>たまたま軽音楽部仲間のお姉さんが

M谷君のお姉さんでしたかね?

私もそのツテでレコードを安く買わせてもらったことがありました。

投稿: PICKS CLICKS | 2009/02/02 23:08

そのとお~り、M谷君です。
もう10年以上も前ですが、クラス会があって会いました(同じ学科だったので)。
私は"Undercurrent"を買った覚えがあります。

投稿: taki | 2009/02/03 22:18

takiさん、
M25レポ興味深く拝見しました。
実測の重量比、あまり気にしてなかったので参考になりました。
使い始めてわかったのですが、M25にはちょっとしたコツがあるようで、力任せに叩くとかえってモコモコ感が増長されてしまいます。音量を上げようと頑張ってしまった時など。
手首の力を完全に抜いて叩くと一番良い音がします。
マシュルーム・ヘッドのマレットは手首でコントロールして打点を変えていたのですが、M25はオーソドックスに何もしないのがいいようです。

Good Vibes、Sebastianなどのマッシュルーム・ヘッドのマレットはやはり特殊だったなぁ、と今は思っています。

投稿: あかまつとしひろ | 2009/02/13 19:05

赤松様:

素人レポを参考にしていただいたとのことで、嬉しいと同時にお恥ずかしい限りです。

手首の力を抜くのは理屈ではわかるものの、手首があまり柔らかくないのでなかなかと難しいです。マッシュルームヘッドにしても手首でコントロールするというところまでは全く至っていません。

貴重なアドバイスをどうもありがとうございました。毎日の精進と思って練習します。

投稿: taki | 2009/02/13 23:19

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