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2009/02/12

京都

昨日は仕事で京都まで。

Tsubaki_2 訪問したのは、京都造形芸術大学コンテンポラリーアーティストで同大教授の椿昇氏がこの17日より京都国立近代美術館で開かれる個展「GOLD/WHITE/BLACK」に向けての作品を制作されている現場にお邪魔した。

個展といっても椿氏が一人で制作するのではなく、技官の方や学生さんとの共同作業でのプロジェクトである。ちょうどレンブラントの工房のようなものかと思う。

作品は巨大な油彩画だ。油彩は仕事としては専門外なのだが、この個展の会期中には同じメンバーで東京のギャラリーでの制作展示(ライブペインティング)が予定されており、その際にはアクリル絵具を使っていただくことになっているため、京都での現場を拝見しに行ったのだ。

現代絵画ではサイズも大きな要素となるが、日本では大きな作品を描くスペースの確保が困難だ。学生時代は限度はあるものの学校がある程度のスペースを提供してくれるが、卒業してしまうとほとんど不可能になる。同じことは昨年の東京出張の際にも聞いたのだが、椿氏によればそこが日本の現代絵画が世界に出ていく上でのネックになっているのだそうだ。

Img_3_2 今回は会社のデジカメを持っていって撮影も許可いただいたのだけれど、それはあくまで仕事上の話なので公開できないのが残念・・・これから発表される作品ですから、詳しいことも書くわけにはいきません。これ以上お知りになりたい方は個展にお越しいただき、実際の作品、迫力のある大画面をご覧ください。

Img_32 作品はすでにほぼ完成、というよりもう会期直前でのぎりぎりでの終了で、12日には搬入とのことだった。乾燥の遅い油絵なのに大丈夫かなと少々心配ではある。

さて、4時頃にお邪魔したのだが、あっという間に時間が経ち、お暇する頃にはもう陽が傾いていた。右上の写真にある左側の建物で制作されているが、これもたまたま空いていたから制作が順調に行ったとのことで、学内でも学生の制作スペースはかなり限られているそうだ。左の写真は学校から見た、おそらくは市街地の方向。

昨年はやはり仕事で滋賀県にある成安造形大学corvoさんをお訪ねし、その際に学生さんたちの制作現場も拝見したが、スペースという点では成安の方が恵まれているようだった。京都市内と滋賀という地理的な差かと思う。

Img_4 さて、帰りはバスでJR京都駅までだが結構時間がかかるし、せっかくデジカメを持ってきたので、たかけんさんのマネをして夜景を撮ってみよう、ということで右折で停止していたバスから車外を取ろうとしたら、いきなり動き出してブレてしまったのが右の写真。

Img_5 こちらは河原町の辺りだったと思う。偶然だけれどちょうど真ん中に若い女性が一人、周囲の人がぶれているのに彼女だけ割ときれいに写っているのが面白い。

Img_6 京都駅前には名物かどうか知らないけど京都タワーがある。まずはバスから降りたあたりで、ガメラに破壊されたはずの京都駅に写った姿を撮ってみた。実物は大きいので結構面白いのだけれど、写真になると大したことはなかったな。

Img_7_2 京都タワーは建てられた当時は賛否両論、というより反対の方が多かったように思うけど、今ではどう思われているのだろう。タワーの形はキャンドルをイメージしているのだそうだ。

写真を撮るためにウロウロしているうちに7時近くになってしまったので、駅の売店で急いでお土産に「おたべ」を買い、新快速で明石の大久保駅まで帰る。京都から明石までは二時間近くかかってしまったが、ほとんど爆睡状態。

Img_8 西明石で各停に乗り換えて一駅だが、停車していた電車と駅の屋根の間から鮮やかに月が見える。満月かと思ったけれど、調べてみると前日が満月だったから、まぁ、ほぼ満月だ。

眼には大きくくっきりと見えたのだけれど、これも写真になると大したことはなかった。まぁ、ど素人カメラマンだからね。

最後に、前回エントリーの小曽根真氏の言葉をもう一度引用しよう。

それよりも観る方が聴く方が感じることによって、自分の中の感性と自分の生き方とか考え方っていうのが、出来る限り近くつながっていくっていうことに役立つのが僕はアートだと思うんですね。

ジャズは制作現場がそのまま作品になるが、美術は制作現場を見ることは滅多にない。しかしそこにはエネルギーがあふれていて、作品を観ることとはまた違った素晴らしいアートではないかと思ったのでありました。

関連エントリー
- 上野公園
- Vilhelm Hammershoi

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