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2009/02/28

動くScott LaFaro

Scott LaFaroといえば、Bill Evans Trio。

僕がJazzを始めた1970年代初期は、LaFaroの参加したBill Evans TrioのLP、つまりRiversideレーベルはほとんど手に入らなくてジャズ喫茶でしか聴けないような、まぁ、その面ではちょっとした暗黒時代だったなぁ。もちろん、新しいスタイルがどんどんと出だした時代でもあるのですが。

だからLaFroのベースはすごいと噂では聞きながらもあまり聴いたことがなかったし、その後、復刻盤ブームで一気にRiversideのLPが再発されたときも、Evansのピアノにばかり気がいってベースはあまり聴いていなかったと思う。

LaFaroのベースが本当にすごいと思ったのは、2000年前後だったか、パソコン通信のJazzフォーラムで、たかけんさんが始めたmidi1001計画に参加して、Evans Trioの"Alice in Wonderland"をMIDIで作った時だ。

これは、参加メンバーの方がEvans TrioのTranscriptionから何曲か、ピアノパートを打ち込んだだけ(強弱も何もなしの棒弾き状態)のファイルを作ったので、これを仕上げてほしいという話があって、何人かがそれぞれに趣向を凝らした曲に仕上げたのだ。

僕もいくつかを仕上げたのだけれど、工夫がないのでEvans Trioの演奏をそのままコピーしたようなファイルに仕上げようと、ベースとドラムを聴き取って打ち込み、表情などをつけてなんとか曲にしたのだけれど、その時に初めてLaFaroのベースをじっくり聴いて、何とも自由奔放でいながら、確実にEvansのピアノと絡み合って、これは本当に恐るべし、驚愕のベースだと実感したのだった。

LaFaroのベースはいわゆるランニングベースというよりはソロのように自在に動き回りながらも確実にユニットを支えている、当時としては破格のスタイルだったのだろうと思う。だから彼のベースがBill Evansのトリオ形成に決定的な役割を果たしたのは確かだろうね。

そのLaFaroの動く姿をYoutubeで見つけた。ここでも独特のつんのめるようなベースが聴ける。

 

まぁ、この初めてまともにみたLaFaro、髪の毛を長くしたら、若き日のMiroslav Vitousになんとなく似ていないかい?、ということを言いたかっただけ・・・なのが止まらなくなるのが、Youtubeの怖いところ。

そのかつての天才美少年、Vitousもずいぶんと成熟というか・・・、画像もあったよ。

 

Lafroの画像をみつけたきっかけは、赤松氏がVictor Feldmanのヴィブラフォン演奏の画像を紹介されていたので、それを見ていたら、横のメニューにあったもの。

 

Feldmanが多彩な人というのは知っていたけど、実はほとんど聴いたことがなかった。これも初めてまともに見て聴いたけれど、いいねぇ。ちょっとEddie Costaを思い出した。

さすがにEddi Costaの画像は見つからなかったけれど、Remembering Eddie Costaというのがあった。お話だけなので英語がわからないと駄目なんだけど、興味のある方はリンク先をみてください。このおじさんは誰なんだろう?

それからこれはまた希少な画像、Waltz For DebbyをMonica ZetterlundがBill Evans Trioをバックに歌っている。ベースはEddie Gomezだね?埋め込み不可になっているので、リンク先を見てください。英語でなくてスウェーデン語(たぶん)でうたっているのがいいなぁ。これも70年代復刻ブームで再発されたアルバムを買ったときはそれほどいいヴォーカルとは思わなかったけど、今聴くといいねぇ。Evansのピアノとしっくり合っている。

モニカさん、タバコ吸いながら歌っているけど、今では考えにくいシーンですな。でも、それが原因で2005年に亡くなってしまったらしい。惜しいなぁ。

そうえいば、ABBAがまた流行ってるみたいだけど、ずっと以前にFernandだったか、英語でなくスウェーデン語(たぶん)で歌っているのをFMで聴いたことがあるんだけど、英語版よりもずっと心の底からしぼり出てくるような響きがあって素晴らしかった。

英語で歌うことでユニバーサルになったのかもしれないけれど、その分、何か物足りないものをABBAの歌には感じていたんだけれど、それを全く感じなかった。また聴いてみたいものだ。

さて、さらに見つけたのがJim HallとPetrucianiのデュオ。Jim Hallも好きなギタリストだ。いわゆるギターっぽいギターでなくて、キーボードのようなハーモニーセンスをもった独特のサウンドだと思う。

 

21f6yeg6s4l__sl500_aa180_ 実は僕にとっては、Bill EvansとJim Hallのデュオ、有名なUndercurrentの中の、My Funny ValentineをFMで聴いたとき、鳥肌が立つ思いをしたのが本当にジャズに開眼したときなのです。だからこの二人は僕の中では特別な存在でありますね。

ということで、Youtubeは見だすとキリがないなぁ・・・この辺でやめとこ。

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コメント

いや全く、Youtubeはきりがないですね。TV見るよりよっぽど面白い。

ラファロは確かにヴィトウスに似てますね。あの短いソロの部分で確かにそう見えます。ひょっとしてヴィトウスはラファロの生まれ変わりかも。

Feldmanって、マイルスのSeven Steps To HeavenのなかでBasin' Street Blues弾いてたんじゃなかったかな?あの演奏は大好きでした。

投稿: PICKS CLICKS | 2009/02/28 12:22

Vitousは1947年生まれ、LaFaroが亡くなったのが1961年だそうですから、残念ながら生まれ変わりではないですが、似てますね。
Miroslav Vitous
http://www.allaboutjazz.com/php/musician.php?id=11088
Scott LaFaro
http://www.allaboutjazz.com/php/musician.php?id=8537

Feldmanのハーモニー感覚をマイルスが絶賛していたのは有名、といってもほとんど聴いたことがなかったですが、LaFaroの画像で弾いているのも偶然ながらFeldmanですね。

投稿: taki | 2009/02/28 22:34

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