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2009/03/22

森井禎紹写真展 祭りだ祭りだ

借りたままになって返却期限を過ぎていた本を、稲美図書館に返しに行ったのは一昨日の金曜日。

今日は雨と風で春の嵐のようでもあったけれど、一昨日はやや曇り気味ながらよい天気だった。

返した本は、

チョゴリと鎧/池明観(チミョンクヮン)
村上朝日堂超短編小説-夜のくもざる

Chogori_2 「チョゴリと鎧」は1988年の本だから、最近の韓流ブームが起こるずっと以前の本だが、鋭い視点から韓日両国を描いている。特に日本という国を韓国から見るとこんなにも違うものかと、かなりなカルチャーショックを受けた、僕にとっては数少ない手元に置いておきたくなる本なので、アマゾンのマーケットプレイスで注文してしまった。韓国については、これ以外にもとにかく図書館にある本を順番に借りては読んでいる。

41nvhq122rl__sl500_aa240_ 「夜のくもざる」については以前に少々書いているが、まぁ気楽に読めた本。しかし、ハルキストになったつもりはないのだけれど、また借りてしまった。これも気楽に読めそうな本で、

村上ラヂオ
ふしぎな図書館

Toshokan この二冊はもう読んでしまった。他に読みかけて中々進まず、借りては返しを繰り返している韓国関連の本が二冊。

図書館は、コンサートホールと展示室などが一体となった建物「稲美文化の森」の中にある。この図書館にも地下の迷路があるのかどうか、考えるとおそろしくて図書館に行けなくなるね。

Matsurida その二階にある交流館で「森井禎紹(もりいていじ)写真展 日本歳時記 ”祭りだ祭りだ”」が開催されていると看板が出ていたので、無料だし、ちょっと覗いてみた。森井氏についてはこちらにプロフィールがありました。また神戸新聞の記事もあります。

Bresson_2 写真展というと、ドアノーとかブレッソン(左画像はアジェ・フォトから)とか、昔のモノクロ写真をすぐに思い浮かべる。いえ、写真に詳しいわけでは全然ありません。ちょっとネット検索して名前を挙げてみただけだし、森井氏のことも全く知らなかったが、森井氏の作品はそれらとは対照的に少々どぎついかと思うほどのフルカラーだ。

展示室に入って最初の数枚は、ちょっと昔のテクニカラー映画のような極彩色に、これはかなりこってりして俗っぽいんではないかい?・・・と少々抵抗を感じたのだが、何枚か見ているうちにどんどん引き込まれてしまった。

それほど広くない展示室に50cmとかそれより大きく引き伸ばされたカラフルな写真が52点、展示されていた。写っている祭りの数は47、日本各地には様々な祭りが息づいていて、またそれぞれがこれほどまでに色彩にあふれて美しいことを改めて知らされた気がする。

祭りというと有名で大きな祭りが色々とあるが、それとは別にそれぞれの地域に根付いた大小さまざまな祭りが全国にはたくさんあることを写真は伝えてくれていると思う。

Matsuritabi_lrg 森井氏の写真を見ていると、画面に写った祭りのその場面だけでなく、祭りを支えているその周りに拡がった田畑や家々、人々などの、その地方の空気が漂ってきて、画面の背後にある限りない広がりが感じられる。

最初に感じたハレーションを起こしそうなくらいにくっきりした色彩が、見ているうちに爽やかな田園の風を運んでくるように感じられてきたから、最初の印象なんて当てにならないものだ。

明瞭な色彩感が、瞬間を切り取った構図とあいまって作り出す空間が森井氏の持ち味なのではないかと思う。

「何処(いずこ)の地もそれぞれに」ってのは映画「ローマの休日」の台詞だけど、どの祭りもそれぞれに素敵だが、特に気に入ったのが宮城の「火伏せの虎舞」(リンク先は森井氏の作品ではありません)。高校生くらいの男の子が瓦屋根の上で太鼓を叩いて、その太鼓を女の子が支えているような・・・実際には何をしているのかよく分からないのだけれど、ちょっと危なっかしい、でもその屋根の向こうに広がる青空が素晴らしく突き抜けて広大な空間を感じられた。

Tokushu01 森井氏は地元の三木市に写真館を構えて活動されているようだが、残念ながら作品の画像はネット検索ではひっかからなかった。右上が作品集「にっぽん歳時記 祭り旅」の表紙だが、「日本フォトコンテスト2006年9月号」にある「100%ストロボ活用術」の写真(左)が恐らくは森井氏の作品だと思う。こちらの方が森井氏のカラフルな作風をよりよくあらわしている。小さくてよくは分からないが、光がぶれたような作品も得意技の一つのようだ。

Image2s ということで、せっかくなので祭りの写真を一つ。これは僕の家の近く、と言っても歩いていくにはちょっと遠いんだけど、岩岡神社の昨年の秋祭りを見に行った時のものです。

Inami 右は、図書館の帰りに田んぼの真ん中にある洋食屋さんでランチを食べた後、外に出たら、灰色の雲に太陽の光が射して、その道を女子高生(中学生だったかも)の自転車が通り抜けていい雰囲気だったので、急いで携帯で撮ったもの。ジタバタとポケットから携帯を取り出して構えようとしているうちに自転車はずっと先に行ってしまったので思ったような感じにはなっていないけど、雰囲気は伝わるかな。

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コメント

幻の名器、DEAGANの最高級品を持ってます。
3月28日のブログを見て下さい。

投稿: ジュンちゃん | 2009/03/28 15:49

コメントで戸惑っております。
秘蔵!DEAGANのヴィブラフォンを見て下さい。

投稿: ジュンちゃん | 2009/03/28 15:52

ジュンちゃん、コメントをありがとうございます。
名機DEAGANの写真、拝見しました。私はMusserを持っているので、もう一台というわけにはいきませんが、一度は弾いてみたいものですね。Blogの方にご挨拶いたしました。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: taki | 2009/03/28 23:58

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