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2009/06/24

General Mojo's Well Laid Plan

倉敷風景の合間に臨時ニュース!

Gary Burtonは数々のギタリストと共演しているが、その中でもLarry Coryelとのカルテットといえば、Jazz Rock、後のFusionの急先鋒だった。

しかしこの二人の共演は、Coryel退団後は全くないのかと思っていたら、赤松氏がその画像を紹介されていた。1971年の1971年モントリュー・ジャズフェスティバルの画像で、音の方は1972年に日本でも放送されていたらしいのだけれど、僕はそれも知らなかった。

若いですね~。

Coryelは、言っては悪いけど何だかイッチャッテルオニイサンという風貌だねぇ。それもこの当時のロック調ではなくてクラーク・ケンタなオタク兄さんっぽいところがビルエバンスのオタクっぽさに通じる気がして、いい感じだ。

Burtonは、これ、まさに熱演の鑑みたいなエネルギッシュな音と動きだ。

まぁ、僕のヘタな文よりは画像(下)と赤松氏の解説をどうぞ。

 

もう一つ、関連画像として見つけたのが、今回の御題。1967年のベルリンでの画像で、画面には"General Mood"とタイトルが出るが間違いで"General Mojo's Well Laid Plan"というSteve Swallowによる曲だ。彼らの最初のアルバム"Duster"に入っている。

こちらではずいぶんとフォーマルのような服装だけど、失礼ながら、何だかヨーロッパの洗練された舞台に出てきたアメリカンカントリー青年バンドみたいな感じもしないでもない・・・これがあの時代のスタイルだったんだろうけどね。

実はこの曲は、大学の時に初めて挑戦したバートンカルテットの曲で、その時のギタリストがたまにコメントをいただく「お悩み手帳」のPicks_Clicksさんである。

ついでながら、その頃の練習を録音したテープもどこかにあるんだなぁ。いやぁ、懐かしい。

関連エントリー
- Jazz Rock Dusterの巻
- Jazz Rock Tribeの巻
- Jazz Rock 商売、商売の巻
- Jazz Rock 最終章 Tennessee Firebirdの巻
- Jazz Rock 番外:赤松氏からのコメント
- Gary Burton Quartet Live in Osaka '74-Prologue
- Gary Burton Quartet Live in Osaka '74-Part I
- Gary Burton Quartet Live in Osaka '74-Part II
- Gary Burton Quartet Live in Osaka '74-Epilogue

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2009/06/21

倉敷風景 II お昼時

Dscf2569_2 学会が中心なので、大ホールで発表がある間はお客さんはあまり来ない。

Dscf2577 その内にお昼になったので、先に昼食をするためにまた美観地区に行った。

芸文館から向かうと、運河の西側はみやげ物店や何とか記念館とかばかりで飲食店は東側にあった。

Dscf2580 ちょうどお昼時で結構混んでいたが、適当に入った店で定食を頼む。倉敷は何が有名なのか知らないんだけど、多分名物なのだろうと思われる、ざるうどんとままかり(ニシン科の小魚)のお寿司がセットになった「ままかり定食」を頼んだ。

Dscf2578_2 ざるうどんとメニューには書いてあったんだけど、なぜか丼に入っている。太くて固め、多分讃岐風なんだろうと思われる。ままかりは酢漬けの寿司で、まぁ、なんというか、サバ寿司をあっさりとしたようなお味でおいしいけれど、その語源という「隣家にごはんを借りに行くほどおいしい」かどうかといわれると、うーん。でもこれで1000円ちょっと越える程度だから、観光地の食事としては手頃なお値段で十分満足でした。

Dscf2581 食事を済ませても、あんまりのんびりしている訳には行かないので、ぼちぼちと芸文館に向かうが、ちょうど美観地区のはずれにあった、きびだんごのお店で岡山名物「きびだんご」を買う。ただし、よく見る桃太郎や鬼のキャラが描いてある箱ではなくて、甘さをおさえて黍を大目にしているというちょっと伝統的っぽい柄で包装された団子にした。団子はもう食べてしまったので画像はありませんが、右上がそのお店。

そして信号を渡ればすぐに芸文館だけれど、その手前にあった「工房イクコ」で「矢野太昭 新作展」とポスターだったか看板が出ていたので、ちょっと覗いてみる。

0906yanoh1_2 作品はとても細かなモザイクやガラス細工、装身具類だけれど、モザイクは本当に小さくて細かい。ガラスを金太郎飴のように束ねて伸ばし、輪切りにして人の顔などの柄にするのだそうだけれど、これだけ小さいとその技術は相当なもの、というのは工房の方からの受け売りだけれど、本当に小さい。

0906yano2h1_2 箱に入ったガラスモザイクの作品などは川村記念美術館で見たコーネルの箱を思いださせて面白い。

装身具はお高いものが多いけれど、手の届きそうなものもあったりして、ちょっとお土産にという気にもなりかけたけれど、手頃なものは既に売約済みだったりして、結局はそのまま失礼した。

Dscf2575 芸文館では午後のプログラムに入るが、発表は僕の興味のありそうなものは既に朝のうちに終わってしまっていて聞けなかった。だから分厚い要旨集を読むしかないけれど、多分読まないだろうなぁ、えへへへ(苦笑。

-梅雨時はカタツムリのごとく、しかし続く-

関連エントリー
- 倉敷風景-I 美観保存地区
- 川村記念美術館-常設展示-色々

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2009/06/14

倉敷風景-I 美観保存地区

日曜日だけれど、今日は仕事で倉敷まで出張だった。

Dscf2556 仕事といっても、文化財保存修復学会の年次総会で機器展示をするため、一日ブースにいるだけというものだ。

もちろん商品説明とかしないといけないのだけれど、普通の商業見本市と違ってあまりビジネスライクではない学会での展示だし、その道の専門販売業者さんとの共同出展なので、ほとんどお任せモードであまり忙しくはないだろうと期待。

のんびりとした気持ちで、西明石から新幹線で岡山経由、倉敷駅に向かった。左上の写真は加古川辺りの採石場。先週、姫路に行ったときもこの横のバイパスを通っている。

倉敷に行くとはいえ仕事だから、観光名所の美観地区を見たり、かの大原美術館に入ったりする余裕はないだろうと思っていたら、意外とそうでもないような。今回はその写真の羅列です。

倉敷駅から会場に向かおうと駅前にある地図を見ると、多少はずれるけど美観地区は通り道に沿っているので、せっかくだからそこを通って会場に行くことに。

Dscf2557 といことでいざ会場へと駅前のメインストリートを少し歩くと、いきなりこんな風景、まさかこれも保存でもあるまいに何だろうね?数軒が連なっての閉鎖状態で、これから改築とか再開発とか言うにしては、ずいぶんと荒れて錆び付いている。

Dscf2558 などと思いながらしばらく歩くと左手に美観地区が現れる。有名な運河沿いの古い街並みだ。

 

Dscf2559 朝も9時前だから、人通りはあまりない。

Dscf2560 大原美術館もまだ開いていない、当り前だけど。おじさんが閉まっている門の窓から覗き込んでいる。

 

Dscf2561  

これは美術館横のわき道。黒い人影が向こうに見えるし、遠くに汽車でも走れば和風キリコの絵みたいな、と一人、悦にいるのであります。

 

Dscf2562 まだ人のいない運河沿い。

実際にはそれなりに人がいるんですけどね。

 

Dscf2563 橋の上から撮影。

 

Dscf2564 観光客用の棹舟を準備しているようだ。ただ運河は長いものではないので、ヴェニスのゴンドラのような期待できないでしょう、って、これも当り前か。

Dscf2565

 

この白いきれいな建物は、観光案内所。
観光客がぼつぼつと集まってきている。

Dscf2566 案内所の向かいにあった、石灯籠と街灯。和洋共存の古きよき時代を思わせる組み合わせだ。

 

Dscf2567 段々と人通りも多くなってきた・・・わけではなくて、単にこれまで人を避けて写していただけ、とはいってもまだ少ない。

 

Dscf2568 といううちに美観地区の終点まで来てしまった。地図で見ると、全長350mくらいかな、ちょっと物足りない距離だけど、わき道にもいろいろとあるようでした。

美観地区が終わったところで偶然、共同出展の方が通りかかってご挨拶。昨日からきていらっしゃるので、会場に案内してくださる。

Dscf2571 ということで、まだしばらく歩くのかと思ったら、美観地区のすぐ隣、会場の倉敷芸文館は、倉敷だから「倉(蔵)」、ですかぁ?というくらいにずいぶんと立派な建物でした。

-続く-

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2009/06/07

妖怪天国ニッポン

今日は、姫路にある兵庫県立歴史博物館で開催中の「妖怪天国ニッポン -絵巻からマンガまで-」を見てきた。

Monster1s 家内は妖怪とか怪談が好きで、水木しげるや楳図かずおなどのファンで、いつも行く稲美の図書館にある京極夏彦の本も全部読んでしまったし、とかいうことでこれは「MUST」だったのだが、もう会期も残すところ一週間になってしまったので、今日しかないと行ってきた。

Dscf2541 姫路なら車で高速を飛ばせば30分あまりだから、カーナビをセットして出発。姫路バイパスから播但道に入り(写真左:バイクに乗るアベックを追いかける)花田で降りる。その後、ワケの分からない狭い道などを案内されながら、何とか無事に到着した。

Dscf2550 歴史博物館は初めてだが、以前に何度か行った姫路市立美術館のすぐ北側にあって、二年前に改装したばかりという、新しくてきれいな建物だ。

展示内容は、半分以上が江戸から明治時代の浮世絵や本の類だったと思う。ちょっとした美術展のようだが、よくある年譜のようなものはなく、ひたすら展示物とその横に簡単な解説のみだ。

Dscf2544 内容がメジャーではないのか、姫路という場所だからか、会期終了がせまっている割には混んではいなかった。しかしあまり広くない展示室なので、人が多かったらちょっとしんどいかもしれない。

Utagawa メインはポスターにもある「相馬の古内裏 歌川国芳画」だと思うけれど、入り口を入ってすぐに展示されていた。思ったより小さくて、A4が三枚分くらいより少し大きいくらいだったと思う。(画像は、「ブログ美術館」から)

図録を買わなかったし、展示一覧もなかったので作品名は分からないけれど、酒天童子などの有名な話の絵巻に加え、江戸時代には妖怪図鑑のような絵巻や本も出ていたのは面白かった。

江戸時代の絵画というのは、浮世絵も非常にユニークな世界だけれど、こうしたマンガのような妖怪図鑑も実に面白い。杉浦茂の漫画に出てくる妖怪はとても独創的だと思っていたが、江戸時代の妖怪画にはほとんどその原型が出ていて、杉浦氏はこうした絵を大いに参考にしたのではないかという気がした。

Monsters パンフレット裏側にある「神農絵巻」は現代のナンセンスギャグ漫画と何ら変わらないほどにモダンだ。左の絵がその一部だけれど、何だか分かります?妖怪を「屁」で退治するという・・・、まるで「おならビーム、発射!」とでもいいたくなるような黄色い放射状の「屁」の表現の斬新さと、その臭いに鼻を押さえて逃げ惑う妖怪たちが、とてもユーモラスだ。

Hirosige それぞれに面白い作品が多い中で、特に気に入ったのは歌川広重の「平清盛 怪異を見るの図」だ。ちょっと見ただけでは分かりにくいが、庭の雪景色の中に無数の髑髏が隠れている。さすがに表現力が素晴らしい。(画像は「フラワーショップ一人静」から)

後半は現代の妖怪マンガの世界。貸本時代の水木しげるの作品や同時代の他の貸本が何冊か展示されていたが、小さい頃によく見たあのビニールで包まれた毒々しい表紙が懐かしかった。「墓場の鬼太郎」も貸本にあったけれど、僕は恐いのが苦手だったので借りたことはなかった。一度だけ友達が借りていたのを読んだけれど、強烈な印象が今でも頭の中に焼きついている。

今回の展示で知ったのだけれど、鬼太郎のオリジナルは戦前の紙芝居「墓場奇太郎」のようだ。死んで埋葬された妊婦の墓から出てくるという設定で、「墓場の鬼太郎」はそれを踏襲しているということなのだろう。

鬼太郎も初期のおどろおどろしいイメージから、バトルタイプの正義の味方になって一気に拡がったけれど、現在の妖怪マンガは少女漫画チックな「カワイイ」ものも出てきて、ずいぶんと拡がっているようだ。

百年も経てば、今のマンガも江戸時代の妖怪画のように残っていくだろうか。

Dscf2542 さて、展示内容は、まずまずの内容ではあるものの、色々と並べただけの散漫な感じがしないでもなかった。企画した方の思い入れはよく分かるのだけれど、ちょっと自己満足に終わっているようでもう少しまとまりがあるとよかったのではないかと思う。

Dscf2543 左の写真は、二階から見た一階ロビー、姫路城の模型と床一面に描かれた兵庫県の地図だ。斜めに走る白い線は傾いてきた太陽の光が差し込んでいるもの。

Dscf2545 展示を見終わった後は、同じ二階にある喫茶で一休み。

Dscf2547 目の前には、国宝「姫路城」。世界遺産を見ながらのコーヒーの味はまた格別、かどうかは、コーヒー通ではないので分かりませんが、雰囲気だけは格別です。左の写真ではCMのカキワリみたいですが、本物の姫路城です。

 

Dscf2546 右の写真、パンフを持つのは家内の手。
展示は撮影できないので、見終わったあとの写真ばかり。

コーヒーを飲み終わった頃にちょうど閉館時刻となった。

Dscf2552 帰路は、陽が長くなったので姫路の山道65号線を通ってゆっくりドライブ。

Dscf2553 山の中の地道だから車も少なく、大体はきれいな道に整備されていて結構飛ばすから、高速と比べてもそれほど時間は変わらないようだった。

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2009/06/06

梅地下

昨日、久しぶりに梅田を歩いた。

といっても通勤では毎日、JR大阪駅と阪急梅田駅を往復しているのだが、両駅の間の道以外を歩いたのは実に久しぶりだった。

うつぼ公園の横にある大阪科学技術センターに用があったので、地下鉄四つ橋線で肥後橋まで行き、そこから歩くことにした。

梅田から地下街を通って西梅田駅に行こうと、阪急百貨店とグランドビルの間を通る。

以前はこの通りは天井が高くてアーチ型のドームのようになって、確か大きな時計とか、ステンドグラスなどがあり、広々として素敵だったのだけれど、何年か前、百貨店の増床のためだったか、天井が低くなってすごくつまらなくなってしまった。映画「ブラックレイン」でも出てきた場所なのだけどね。

この通りをそのまま行けば地下街に降りる、はずだったけど、あ、そうか、工事中で行き止まりなのだ。どう行けばいいのか?

ウロウロしているうちに分からなくなってしまったけれど、結局JR大阪駅の中央口まで地上を歩いてから地下に入る。

200906051537000_2 地下の阪神百貨店前を過ぎて、昔は各地のみやげ物を売っていた通路に出る。全国都道府県のみやげ物がここに来れば手に入る、とか言っていたような気がするけど、本当は全国ではなかったらしい。

今はかなり店数も減ってしまったようだけれど、まだいくつかは残っている。ほとんど壁にへばりついたような店だ。

この通りと大阪駅前を通って梅田駅にに通ずる地下道は、学生のときに1年近く、ウィークデイは毎日バイトで神戸から通った道だ。当時はもっと薄汚くて、途中にはホームレスの人たちがあちこちにいた。

冬はみなさん、段ボール箱を家代わりにしたり、毛布やら布団やらに包まって通路の両側やら柱の影にいたものだったけれど、APECだったか何かが大阪で開かれるというときにみんな追い出されてしまって、今はそんな人もいないし、何となくこぎれいになっている。

41qtxyz6dal__sl500_aa240_ 西梅田駅の前も、以前は色々と店が並んでいたけれど今は何もなくて、ガーデンシティーになっている。確か、駅の正面にVirgoという喫茶店があった。一度も入ったこともないのに名前を覚えているのは、ヴィブラフォンのロイエアーズに「Virgo Vibes」というアルバムがあったから、というだけの話。

200906051536000 ただ、昔のままのところもある。右は「ぶらり横丁」、さきほどのみやげ物の通りと平行して通る短くて狭い通りに小さな店が並ぶ。

学生の時、誰だったか、ここが近道とか何とかいっていたけど、全然近道でもないし、却って混んでいたような気がする。結局、ここも一度も通ったことはないな。

学生時代に通った梅地下、そして80年代から90年代には、前半は第三ビル、後半は第四ビルにあった英会話学校に通うために通った梅地下だけれど、しばらく見ないうちにずいぶん変わったような、変わらないような。

今でも歩いていれば何となく目的地にいけるものの、地上との関係とか、方向とか頭で考えると全く分からないのが、梅田地下街・・・というよりも単なる方向音痴だね。

200905291950000 これはもう少し前に撮った写真だけど、JR大阪駅の北側を現在工事中。大きなクレーンが空中に何基も浮かんでいる。

マネーゲームとかサービス化、ソフト化とか、具体的な「ものづくり」ではない抽象的な世界になってきた昨今、こうした確固たる大きな物体が物体を作っている様子を見るとちょっと安心するのは、古いのかなぁ。

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