倉敷風景-I 美観保存地区
日曜日だけれど、今日は仕事で倉敷まで出張だった。
仕事といっても、文化財保存修復学会の年次総会で機器展示をするため、一日ブースにいるだけというものだ。
もちろん商品説明とかしないといけないのだけれど、普通の商業見本市と違ってあまりビジネスライクではない学会での展示だし、その道の専門販売業者さんとの共同出展なので、ほとんどお任せモードであまり忙しくはないだろうと期待。
のんびりとした気持ちで、西明石から新幹線で岡山経由、倉敷駅に向かった。左上の写真は加古川辺りの採石場。先週、姫路に行ったときもこの横のバイパスを通っている。
倉敷に行くとはいえ仕事だから、観光名所の美観地区を見たり、かの大原美術館に入ったりする余裕はないだろうと思っていたら、意外とそうでもないような。今回はその写真の羅列です。
倉敷駅から会場に向かおうと駅前にある地図を見ると、多少はずれるけど美観地区は通り道に沿っているので、せっかくだからそこを通って会場に行くことに。
といことでいざ会場へと駅前のメインストリートを少し歩くと、いきなりこんな風景、まさかこれも保存でもあるまいに何だろうね?数軒が連なっての閉鎖状態で、これから改築とか再開発とか言うにしては、ずいぶんと荒れて錆び付いている。
などと思いながらしばらく歩くと左手に美観地区が現れる。有名な運河沿いの古い街並みだ。
大原美術館もまだ開いていない、当り前だけど。おじさんが閉まっている門の窓から覗き込んでいる。
これは美術館横のわき道。黒い人影が向こうに見えるし、遠くに汽車でも走れば和風キリコの絵みたいな、と一人、悦にいるのであります。
実際にはそれなりに人がいるんですけどね。
観光客用の棹舟を準備しているようだ。ただ運河は長いものではないので、ヴェニスのゴンドラのような期待できないでしょう、って、これも当り前か。
この白いきれいな建物は、観光案内所。
観光客がぼつぼつと集まってきている。
案内所の向かいにあった、石灯籠と街灯。和洋共存の古きよき時代を思わせる組み合わせだ。
段々と人通りも多くなってきた・・・わけではなくて、単にこれまで人を避けて写していただけ、とはいってもまだ少ない。
といううちに美観地区の終点まで来てしまった。地図で見ると、全長350mくらいかな、ちょっと物足りない距離だけど、わき道にもいろいろとあるようでした。
美観地区が終わったところで偶然、共同出展の方が通りかかってご挨拶。昨日からきていらっしゃるので、会場に案内してくださる。
ということで、まだしばらく歩くのかと思ったら、美観地区のすぐ隣、会場の倉敷芸文館は、倉敷だから「倉(蔵)」、ですかぁ?というくらいにずいぶんと立派な建物でした。
-続く-
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