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2009/09/22

Maryさん on YouTube - 2

昨日のMaryさんへの追悼記事では、去り行く人、残される人の歌ばかりを選んでしまって、これではMaryさんも喜ばないかもしれないと思いなおし、改めてPeter, Paul & Maryらしい歌を選んでみた。 右の写真はオフィシャルサイトから。Mwmary3

まずは、Pete Seegerの"If I Had A Hammer"。他のバージョンもあったけど、この力強い声がMaryさんの真髄だ。作曲してから7年後にPPMが作りなおしてポピュラーになったそうだ。

黒人霊歌あるいはゴスペルなどを好んで取り上げるのは、60年代の人種差別問題と切り離せない。そして黒人霊歌には聖書に題材をとったものが多い。"Jesus Met the Woman at the Well"もそんな一つ。

"If I Had My Way"は旧約聖書から題材をとっている。Peterが歌うが、リフでのMaryさんの声がこれまた強烈だ。僕が行ったコンサートでも歌っていた記憶があるが、踊るような姿が印象的だった。

”Hangman"は音も画質もよいので、彼らの若々しい姿が伝わってくる。首吊りになる男を誰も助けてくれないが、最後に恋人が罰金を払って助けてくれるところをMaryさんが優しく歌う。開拓時代の歌だろうか。

"Rising Of The Moon"は18-19世紀のアイルランド闘争を題材にした古い歌。Maryさんの歌唱力の素晴らしさがよく出ている。

"When The Ship Comes In"のような明らかなプロテストではないが、時代を見つめようというメッセージソングもあの時代の一つの特徴ではないかと思う、って、これもBob Dylanの曲だったのか。

Bob Dylanといえば、"Blowin' In The Wind"ではないかと思うが、ベトナム戦争に対する反戦の明確なプロテストソングであの時代を象徴する歌だ。PPMはソフトに始め、強弱を効果的につけて歌い上げている。

この歌から40年以上経った今、世界はむしろますます混迷していくような気がする。

PPMのスタイルも、60年代後半、Album、Album 1700辺りから、それまでのシンプルなフォークスタイルからロックの要素を取り入れだし、Late Againではすっかり変わってしまったような気がしてそれほど好きにはなれなかった。

結局はそうしたスタイルは合わないと考えたのかどうか、その後の"Peter, Paul & Mommy"では原点回帰のようにシンプルなスタイルに戻っていたが、その頃には時代がフォークソングから離れていったのは、世の中が徐々に軽薄になる前触れだったようにも思える。

まだまだ紹介したい画像はあるけれど、最後はMaryさんが静かに歌うイギリス民謡をもとにしたという、"There is a Ship"。

Peterpaulmary 左の写真はネットでみつけたもので、私がサインをもらったわけではありませんが、彼ららしい姿をよく映していると思います。

オフィシャルサイトに、Peter、Paulからの言葉があり、またそれ以外にも色々な情報があるので、ゆっくり読んでみたいと思います。

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