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2009/11/01

セッションデビュー in Tokyo

先々週から東京出張が続いたりして、色々とあったのだけれど更新するのをまた怠けている。

その東京出張でこの金曜日、以前から横浜在住のPicks_Clicksさんに誘われていた六本木にあるFirst Stageで、初のヴィブラフォンセッションデビューを果たしたのであります。

オー!!

ヴィブラフォンでのセッションは実に卒業以来、ほぼ30年ぶりのことだ。

6時に待ち合わせが、仕事の方の不手際でドタバタしたものの、何とかいい時間にPicks_ClicksさんとFirst Stageに到着。

セッションは7時半からだけれど、少し早かったため、マスターともう一人以外は誰もいない。

Table_2 チャージというか参加料2千円を払って、おまけの缶入り飲料(僕はサイダー)を一本いただきテーブルで時間まで待つ。右はテーブルに置いたPicks_Clicksさんのエレガットと僕のマレット。

定刻を過ぎたくらいからメンバーが集まり始めたので、そろりと楽器にさわせていただたく。

セッションができてヴィブラフォンが置いてある場所はめったにないので、First Stageはありがたい。

Vibt_2 置いてある楽器はDeaganだけれど、型番までは見てこなかった。僕のMusser M-55に比べると全体に少し小さいので大丈夫かと思ったけれど、弾いてみると小柄な僕には却って弾きやすい感じだった。やはりMusserは大きいんだな。左がその時の記念写真(顔はぼかしてありますが)。

持ってきたマレットは、最近また大人買いしてしまったGood Vibes M-237だ。その前に買った赤松氏ご推薦のバートンモデルはいい音なのだけれど、柄が太くてやや重いので、どうもうまく使いこなせなかったので、通販のbluemalletでこれに近いものを、と頼んで選んでもらったものだ。しかしM-237は軽く叩くとソフトだけれど強く叩くとやや硬めの音になるので、これもちょっと使いづらいところがある。

最初は遠慮しながらも、徐々に思い切って叩いてみる。実に気持ちよく音が出るね、家では中々ここまで強く叩けないからね、と調子に乗っているうちにマスターに「そろそろ始めますから」と注意されてしまった。

しょっぱなは何しますか、ということで「酒と薔薇の日々」をするそうですが、実際に演奏したことってあったかどうか、とにかく楽譜をいただいて何とかついていくことができた。

次は用意してきていた「Bye Bye Blackbird」。これは、mixiのジャズ初心者@神戸で練習したから何とかなるだろうと持ってきた。だから僕がテーマもすることになってしまったが、これも何とか無事終了。

ここで交代の指示がマスターから出る。基本的に二曲単位で交代するらしい。

うら若い女性がマレットを持って登場したので、予想していなかっただけに少々びっくり。 「枯葉」が始まる。マレットさばきは華麗だけれど、多分マリンバをしてたんではないかという感じ。多少ジャズっぽさにはかけるかもしれないけれど、テクニックは僕よりずっと上なのは確かだ。演奏していないときも踊るように身体全体でリズムをとって楽しそうだ。

また二曲で交代。新参ヴィブラフォンなので、みなさん優しく何でもいいですよといってくれるのだが、ほとんど出張前に思いついてきたもんだから、Blackbird以外は何にも(心の)準備が出来ていないので、「特にないです」としかいえないのが申し訳なく、情けない。

ということで「Gentle Rain」に決まるが、楽譜のコード進行が僕の知っているAstrud Gilbertoの歌バージョンとはちょっと違って戸惑った。でも学生の頃はよくやった曲なので何とか格好はついたでしょう。

ついでサックスの人が 「All the Things You Are」とご指定。

Vib2_2 ええと、出だしのメロディーしか知らないが楽譜を見るとフラット記号が4つというのはやや困るが、まぁ何とかなるか、と思ってコード進行を見ると、メロディーはFmから始まっているのに、やたらと転調して、途中でGmaj、Emajとか#系に行ってしまうではないか! こんな曲だったのか。

ちなみに楽譜は、自分が持ってきたもの以外は、First Stageに置いてあるものを借りるので、キーが違ったり知っている進行と違ったり、知らないイントロやエンディングがついていたりとか少々面倒なところがあるようだ。

いきなり楽譜に書いてある聞いたことないイントロで始まる。ペットやサックスの方々のソロの間に何とかコードを小さな音で鳴らしながら慣れようとするが、すぐに見失いそうになる。

とうとう自分の番になったが、#キーになった辺りでKey in GかKey in Eか分からなくなってしまって、えい、共通のBとかEとかF#あたりを鳴らしとけば間違いないとかいい加減なことでごまかすうちにFmに戻ってなんとかリカバー、しかし終わりに4小節余分についているところで分からなくなってしまったので、主音のAbを適当に鳴らして終わり。

まったく冷や汗ものだったから、これでもういいや、ということで演奏は続いているけど席に戻って、後はみんなの演奏を見ていたら、先ほどの女性ヴァイビストが話しかけてきた。

何だかすごく誉められて「ソロのフレーズが何でスラスラと出てくるのですか」と質問されてしまった。

何でといわれても全然スラスラなんかじゃないし、「テキトーですよ」と答えるわけにも行かないが、事実、今日なんて本当にテキトーというか焦りまくりなんだけど、説明するのは難しいなぁ。

仕方がないので、プロの演奏をコピーしたりバンドで練習したりです、と、まぁ、ウソではありません、それ以外は特にないんだから。あ、一応は理論なんかも勉強したけど、それは基本知識だしね。

Vib3 この写真に写っているのがその女性ヴァイビストで、ぶれているのは彼女が動いたから。真ん中で座ってギターを弾いているのがPicks_Clicksさん。

とにかく集まってくる人たちはアマチュアばかりなのだろうけど、みんなレベルが高いね、さすがに東京だ。みなさん、仕事帰りなのだろうか、遅くなるほどどんどんとメンバーが増えてきて、ヴォーカルの女性も二人加えて、マスターが随時、取り仕切りながら、みなさん交代で楽しんでいた。

まだまだ続きそうだったけど、Picks_Clicksさんの都合もあるし、僕も翌日はまだ仕事があるので、10時半で失礼した。

女性ヴァイビストには僕のblogだけでも知らせておこうかと思ったけれど、パソコンを持っていないとのことで、残念。「また来てくださいね」といわれながら失礼したのだった。

帰路は、駅まで混雑した道を帰ったのだけれど、やたらと呼び込み、それも黒人の呼び込みが多くて、何だか怖いというか、まったく田舎者は一人では来れないところだ。

しかしまた出張で時間が合えば、Picks_Clicksさんにつれてきてもらおう。その時までに、Band in a Boxにいくつか曲を打ち込んで練習して、自分のレパートリーを用意しておく必要があるね。

ところで、何でフレーズがスラスラでもないけど、とにかく続けられるのか、JR恵比寿駅でPicks_Clicksさんと別れた後に考えてみたんだけど、まぁ、多分、学生時代に同じメンバーで同じ曲を何度も繰り返していたからかと思ったりする。

同じメンバーで同じ曲を何度もしていると、色々と試したり考えたりできるし、それが色々な曲でも応用できるようになる基本だったのではないかな。First Stageのようなセッションは度胸をつけるにはいいかもしれないが、繰り返し練習は出来ないからねぇ。

Dscf2900 翌日、仕事のあった有楽町のビルのスカイラウンジでランチを同僚ととっている時にセッションの話をしたのだけれど、「グループで出るんですか」とか「観客は」とか聞かれてしまった。

「観客なんかいなくてグループもなしで、その時に店に来た客が適当に組んで演奏するんだ」っていったんだけど、知らない人どうしが演奏するためだけに集まっていきなり演奏するっていうのは想像しにくいみたいだね。

関連エントリー
- ジャズ初心者@神戸-セッション講習会
- ジャズ初心者@神戸

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コメント

takiさん、セッションデビューおめでとうございます。

・・・ \(^パチパチパチパチ^)/

その場でいきなり自分以外の人と呼吸を合わせるっていうのがジャムセッションの醍醐味ではないかと思っているのですが、テキトーっていうのも案外大事ですよね。

だって慣れないうちはそのテキトーが出来ないんですから。今後もぜひ続けてくださいねーーー。

投稿: たかけん | 2009/11/01 22:37

たかけんさん、どうもありがとうございます。

本当に久しぶりのヴィブラフォンでのセッションでしたが、楽しかったです。
神戸でのセッションではジャズ初心者が多かったので心理的には余裕があったんですが、今回は本当にプロ並みの人ばかり(多分常連さん)だったので、テキトー精神がないと苦しかったかもしれませんね。

ヴィブラフォンを置いてあるお店はほとんどないのがつらいところですが、次の機会に向けて続けていきます。

投稿: taki | 2009/11/02 00:20

なんですか、ジャズを習っている人たちの話を聞くと、アドリブというのはコードにあわせたフレーズ(リック)をつなげて作るものだ、というふうに教えられるようです。

ふーん、っていうか、そもそもジャズを習いに行くというのがどうなのよ? と思ってしまう私はすでに古いのであろう。

投稿: Picks Clicks | 2009/11/03 01:39

コードにあわせたフレーズをつなげても、全体の流れができないと、音楽としてどうよ、となりませんかね。

赤松氏はblogで、コード進行につれて流れていくカウンターラインを見つけてその間を埋めていくようなフレーズの作り方を書いておられましたが、そういう流れを意識することは教えないんでしょうか。

ジャズを習いに行くのも、それが商売になるだけのジャズをやりたい人口があるという時代を表しているのでしょう。セッションに参加する機会のない人も多いだろうし、まがりなりにもアドリブが出来るレベルにはすぐにはなれませんから、そうするとジャズ教室の需要もあるということですね。

投稿: taki | 2009/11/03 10:27

「流れを意識」なんてことは教えないんじゃないですかね。そういう受容力とか感性みたいなのは訓練しても達成感がないというか、「できたか?」というのがわからないですからね。

反面、「リックを覚える」、「コード進行の中で使ってみる」というのはやればやっただけ「できた!」というのがわかって達成感がある。

ジャズを習うというのも、そういう徒弟制というか、「XXXさんの弟子」みたいなのがブランドになるのか、なにか変な感じです。私も「ギターは誰に習いましたか?」とか聞かれて「独学です」と答えると変な顔をされたりします。

投稿: Picks-Clicks | 2009/11/04 18:47

リックを調べてみたら、Wikipediaの「即興演奏」のジャズのところに書いてあるのがわかりやすかった。要するに自分なりのフレーズを持つところからどう発展するかですね。

「誰それ風なスタイル」というのは大なり小なりあると思いますが、それは「誰それ風なリック」を使っているということになるのかな?

投稿: taki | 2009/11/05 00:32

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