Journey Thru An Electric Tube
今日は以前よりの懸案事項であった、昔なつかしのLPレコード→mp3変換作業をした。
といっても二枚だけなんだけど、リアルタイムで時間がかかるので一度にあんまりできない。
まずは、Gary Burton初期のCD化されていないアルバム"Something's Coming!/RCA"で、これは70年代の復刻盤ブームの時に買ったものだ。かつてスイングジャーナル誌のインタビュー記事で同じヴァイビストの増田一郎氏が、「ビルエバンスをヴィブラフォンに置き換えたような」と評してバートン氏が苦笑いをしたとか書いてあったような気がする演奏。いかにもそれらしい"Summertime"のソロをどうぞ。
メンバーがまた、Jim Hall、Chuck Israels、Larry Bunkerと、ビルエバンスと縁の深い人ばかりというのもワザとらしい、といっては失礼か。
しかし音程が少し低いので、一緒に演奏できないのだな。LPがそうなってるのだけど、USB変換プレーヤーのDENON DP-200USBは回転速度調整ができないからどうしようもない。音程を調整できるソフトでも探してみようかな。
もう一枚は同じヴィブラフォンのMike Mainieriによる1969年発売のアルバム"Journey Thru An Electric Tube"だが、さる情報によれば今年、CD化されるということだったがガセネタだったのか、アマゾンその他を見ても無いね。
Mikeさんがフュージョンでブレイクしたことは後で知ったのだけれど、これはそれよりずっと前の、Jazz Rockといっていた時代のアルバムだ。
正直いって、Mikeさんはもう一つ冴えない感じだが、他のメンバーが聴かせる。メンバーは当時としては新進気鋭ばかり、特にJeremy SteigはMikeさんを完全に食ってしまっている。これはB面の一曲目 "The Bush"のテーマの一部だが、Jeremy臭がふんぷんとしているね。
ギターがSam BrownとJoe Beck・・・Jeff Beckではないよ。他のメンバーや曲目はこちらを参照してください。
Electric Tubeというからにはエレクトリックヴァイブだったのかどうか、ジャケットや演奏からは分からない。
右の写真は何となく色々と並べてみました。左上に見えるのはヴィブラフォンのペダル、楽譜は、"Something's Coming!"にも入っているJim Hall作曲の16小節変態ディミニッシュ・ブルース"Carful"、折れ曲がっちゃってるのは昔なつかしの各種アルバム紹介写真入り紙のレコード袋。プレーヤーのカバーに映っているのはエレクトリックじゃないけど、ヴィブラフォンのTUBE(共鳴管)と足の部分・・・ジャケットをマネしてみようとしたのだけれど、うまく映りこまなかった。
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