ヨコオ・トレイン
今日は平成22年2月2日、6が続くわけではないけれど、という話(?)。
最近は帰宅が遅くなっていて、今日は特に遅く、といっても会社をでたのは8時前だから、不景気の世のサラリーマンからみれば、文句はいえないのだろうけど、逆にこの時間になると大阪駅で新快速に乗っても座れたりする。
乗車している時間もそこそこ長いので座ると貴重な睡眠時間となってしまうのだが、今日はいつもより遅かったためか、体内時計が狂ったのか、寝過してしまい、気が付いたら加古川の手前だった。
仕方がないから加古川駅で降り、反対方向のホームに上がって折り返そうとしていると、やけに白黒塗りたくったような電車が向い側のホームに止まっている。
あちらのホームは加古川線、僕が乗るのは神戸線というよりは山陽本線だけれど、しかしほとんどモノトーンの山のような柄は実に奇抜、奇妙、奇天烈なデザインだ。
そんなことを思いながら眺めていたのだけれど、何だか懐かしい、記憶に引っかかるものがある。
アッと驚くタメゴロー、ゲバゲバ(古すぎるか)
そうだ、これは去年、西脇の岡之山美術館でみた「横尾忠則逍遥・原景の森散策-画家宣言、そして描くことからの開放」ではないか。
加古川線に乗って行くと、横尾氏の故郷、西脇市を通る。氏の作品展示を目的としている岡之山美術館は加古川線の「日本のへそ公園駅」のすぐ横にあるし、加古川線は氏の絵にも何度か描かれている。
しかしこの絵を見て横尾忠則と気がつく人はどのくらいいるのだろうかと思うが、JRもなかなかと粋なことをするね。ちょっと見なおした。
加古川線は単線で、とてもマイナーだけれど、案外とこういう路線には面白い電車が走っていたりするのだね。
居眠りで乗り過ごして帰宅は予定より30分くらい遅くなってしまったけれど、30分も無駄ではなかった、ちょっとしたケガの功名だった。
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コメント
地元の人だったら「あ、横尾だ!」って、わかるんですかね?
投稿: Picks Clicks | 2010/02/04 12:44
どうでしょうね。
ただ横尾氏は超有名人だし、専用美術館があるし、頻繁に帰省されては色々活動されているようですから、地元では浸透してるかもしれませんね。
投稿: taki | 2010/02/05 00:42