バーター取引成立
「のだめ」にはまりつつあるかもしれない今日この頃、これはやはり原作を読まなければ。
というわけで、「のだめ」の単行本をため込んでいる息子と昨夜のうちに秘かにコンタクトし、見事「もやしもん」全巻(といっても完結してないけど)とのバーター取引に成功した。
ただし条件付き・・・姉には絶対に渡すなという厳しい条件が付いている密約だ。だから娘に見つからないように秘かに読まねばならない。(彼女に渡したら返ってこないから・・・だそうだ)
今日はまず一巻目を読んだのだが・・・・、もうLesson 2(第二話)あたりではまってしまった。
音大などで本格的にクラシックをされている方はどう思われるかわからないけれど、中途半端に楽器を弾く僕としては、「5分で読譜」とか、「楽譜見ながら弾く習慣がないんだよね」とか、「『なんとなく』弾くな」、とか「勝手に転調するな-」とか・・・・なんてところでツボにはまってしまって大笑いしてしまった。
まぁ、ちょっとこの指、変じゃね?って思うこともありやなしやだけど、コミックは音と動きがない分、それなりに音楽のところもサマになっていると思う。
それに対し、動いて音の出るアニメはその辺りが弱いので、だからアニメのだめはギャグが前面に出てしまってるといえるかもしれない。
ということで今は二巻の途中なんだけれど、ちょっと蘊蓄を傾けてみたくなるところ。
千秋のオリジナルを、のだめのピアノ、峰のヴァイオリン、真澄のドラムでジャズにアレンジして演奏する場面。
峰 「でもな~ やっぱ ベースがいないの 無理があるよな~」
のだめ「のだめの腕がもう一本あったら~~ ピアノでベースがやれるのにィ」
千秋「腕一本でよかったら 参加するけど-?」
かつて某大学の軽音楽部、一年後輩となる新入生、入学前から神童と呼ばれたピアニストW君は、左手でランニングベースを弾きながら右手で演奏するという特技を持っていた。だから腕がもう一本なくてもベースは可能なのだヨ、のだめさん。
実際のところ、ジャズの伴奏コードならベースの上に3~4音を重ねれば十分だから右手だけでも十分可能なのだ・・・・というか、以前にmixiのジャズ初心者セッションにヘボピアノで参加した僕なんか、普段はヴィブラフォンで4音以下しか鳴らしてないから、両手使って伴奏しようとすると指が余り過ぎて困ってしまった・・・いや、困る以前に指が動かなかったけど。
W君は何でも父上のバンドでピアノを担当したのだけれど、そのバンドにもベースがいなかったので左でベースを弾くことになったとか。 ちなみに彼は、JazMys氏、PICK_CLIKCS氏の高校の後輩であるのだね・・・今でも仕事の傍ら大阪梅田の某所で演奏しているそうな。
こたつ。
結婚以来、我が家にもコタツはない。だから我が家のお子たちはコタツを知らずに育ってる点だけは、千秋と一緒だね。寒い時、何度か娘が「コタツ買おうよぉ~」といっていたが、「駄目、駄目、No、駄目!」、千秋と同じ運命をたどるのは目に見えているからねぇ。
ところで冒頭のヴィブラフォンの上に「のだめ」を載せた画像が結構気に入ったので、携帯の待ち受け画面に設定してみた・・・・といっても使うことはほとんどないんだけど。
関連エントリー
- もやしカンタービレ
- ジャズ初心者@神戸-セッション講習会
| 固定リンク
コメント
W君は1年半ほど東京勤務だったんだけど、ついに会うチャンスが無かったなぁ。SeaBirdには行ったみたいで、Jazmysさんの2金バンドレポートに登場していましたね。
ピアニストが左手でベースラインを弾くのは割と普通にやるようで、あれは不思議だなぁ。どうも頭の中で鳴っているベースの音を鍵盤上で表現しているだけ、とかそんなふうに言うわけですが。訓練の結果なんでしょうね。
だからそういうことをギターでやっちゃう人を見ると、ひれ伏してしまうわけです。
投稿: Picks-Clicks | 2010/05/01 08:39
ピアノでベースラインっていうのはソロではたまに聞くし、珍しくはないですよね。その点でみると「のだめ」の作者はクラシックよりの取材しかしていなかったのだろうと思います。
ピアノで出来るのは何となくわかるんですが、ギターはひれ伏しますねぇ。
投稿: taki | 2010/05/01 09:28