「それ」って・・・RVR
村上龍氏がRVRで、普天間問題(辺野古)について改めて語っている。
民社党、政権離脱
日本の外交では、無理を聞いてくれるところが必ず犠牲になってきた
これが大方の人の感覚だと思う。
みんな、本当に大丈夫かな、と思って見てた・・・、県外で5月の末に決着というから、そんなことできるのかなって見ていた・・・って、「できません」、ていうんだもの。それまでに何回も何回も聞いて、その都度、耳当たりがいいことをいってたくせに、ここにきて急に「抑止力のことを勉強したら、やっぱり辺野古じゃなきゃ駄目だ」なんて、あれは罪が重いし、国民はあきれたんじゃないの。マスコミはなんかいってるけど、嘘つきだもん、完璧に。ああいうのを嘘つきっていうんだよ、前言を翻しちゃったりして。
沖縄問題は、日本政府が、沖縄を説得するかアメリカを説得するかの問題だが、アメリカは説得が難しいから、結局は無理を聞いてくれそうなところが犠牲になる。
毎日新聞がどこまで信用できるかはわからないが、5月31日の朝刊では、例のオバマ大統領との10分の会談で大統領が「期限が迫っている」と厳しい態度を示し、どうにもならないため「アメリカがダメだというんだ、オバマさんも最初から辺野古だったから」ということになった、と書かれている。この記事を読むと、まったくアメリカの言うがままで、自分の意見をはっきりと言えない情けない首相像が浮かんでくる。
一方、内田氏も「それ」の件で、再度語っている。それなりに説得力はあるが、やはり独善的な考えではないかと思うし、特に鳩山首相が期限の5月になって、沖縄で初めて米軍関係者から話を聞いて事情を理解したというのは、それはないだろうと思う。万が一、それが本当だとしても、それは、やっぱり鳩山という人は無能だ、ということの証明にしかならないだろう。毎日新聞の記事のような事情が本当のところではなかろうか。
しかし、さすが村上氏は小説家、「耳触りがいい」なんて言葉は使わず「耳当たりがいい」と言ってますね。
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