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2010/08/22

スイスの花嫁 1982

PICKS-CLICKSさんがBlogで、スイスのグリンデルヴァルトやユングフラウ旅行の記事を書かれていたので、1982年の9月に仕事でスイスに出張した際のことを思い出し、その写真をCDに焼いてもらって対抗しようと(何にだ?)古い写真やらネガを引っ張りだしたのがお盆休みだったが、その中のお気に入りの画像をアップします。

この出張は、仕事らしい仕事は既に終わっていて最終確認だけみたいな出張だったので、ほとんど観光旅行のようだった上に、商社のドイツ在住の方(日本人)が約一週間、僕一人のためにずっとついてくれるという贅沢なものだった。

ちょうど土日をはさんでいたので、それを利用してグリンデルヴァルト、ユングフラウを観光した。

土曜日、グリンデルヴァルトに到着した日はすごくよい天気で、その日はアイガーの向かいにあるやや低めのメンリッヒェンにロープウェイで登り、アイガーやユングフラウの絶景を堪能した。

Dh000156s_4 夏の観光シーズンが終わった後で観光客も少なく、ゴンドラの中はよけいなBGMも解説もなくとても静かで、時々、眼下の牧場にまばらに見える牛がぶら下げたベルの音がカラカラと聞こえるだけだった。正面にみえるのが、ヴェッターホルンで、アイガー、ユングフラウは右手に続く。

ネガが古くて色あせてしまっているのをPaintShopで何とか補正したものの、プリントの色までは再生できなかった。本当はもっと鮮やかな緑なのだけれど。

メンリッヒェンの頂上では、レストランで結婚式が行われていて、その写真を撮らせていただいたのが、今回のお気に入りだ。

Dh000177ss_2

アイガーの北壁を背にした可憐な花嫁姿が素晴らしい。写真では分かりにくいかもしれないが、花嫁の立つ草原と後背のアイガーの間にはグリンデルヴァルトの町を抱く盆地が広がっている。その雄大さは写真では表しきれないのが残念だ。Jungfrau_map

地図を見てもらうと、メンリッヒェンとアイガーがどれだけ離れているかがわかるかと思う。(地図はこちらから)

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こちらは「日本人が写真を撮りたいと言っている」と同行の方が通訳してくださったので、新郎新婦に付き人、そして多分、親族の女の子が集まってくれたもの。実は女の子の弟がチロルハットをかぶった可愛らしい服装だったのだが、写真はいやがって入ってくれなかった。後背の山は左から、アイガー、メンヒ、そして草原から続くメンリッヒェン。ユングフラウは残念ながらメンリッヒェンの後ろの雲に隠れている。メンリッヒェンに登って行けば、さらに雄大な景色が楽しめただろうが、そこまでの時間はとてもなかった。

Dh000179ss_2

親族が揃っての写真、といってもてんでんばらばらだけれど、さっきは入ってくれなかった男の子が後ろ向きながら真ん中に写っている。

この夜、ホテルの部屋から見えたアイガーの背後から登る月と、本当に落ちてくるのではないかというほどに満天に輝く息をのむほどの無数の星と天の川も一生の思い出になった。

あれからもう30年近く経ってしまった。今は当時からは想像できないような世の中になってしまっているが、あの新郎新婦や家族のみなさんが幸せに暮らしていることを祈ります。

この旅行は、仕事としては最高、旅行としては家内との新婚旅行とイタリア旅行に次ぐ素敵で贅沢な旅だった。

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