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2010/09/19

カルカッシ教則本

最近、ヴィブラフォンの練習に、ギターのカルカッシ教則本(溝口浩五郎編、全音楽譜出版社)を使っている。

Carcassi2

ギターでよく使われる音域は、E-Eの3オクターブ、ヴィブラフォンは1オクターブ上のF-F3オクターブで、ギター譜は実音より1オクターブ高く表記されているから、簡単な練習曲ならそのまま弾くことができるものが多い。ただしホ長調とかホ短調で最低音がEの曲はちょっと無理だ(半音あげればいいのだけれど)。やはりフラット系やハ長調が弾きやすい。

カルカッシ教則本は色んな人やら出版社が出しているが、僕が10代の終わりにギターを改めてブラッシュアップしようと近所にあったギター教室に通ったときに使ったのが、溝口浩五郎氏の本だ。当時の本は上の画像の通り、シルバーの表紙だが、アマゾンで見ると今は何だか派手なデザインになっていて、溝口氏のイメージには合わないような気がする。値段も500円だったものが5倍近くになっている。

溝口氏については、こちらに簡単な解説があったが、ずいぶんと若くして亡くなられていて、僕がこの本を買った時にはもう亡くなられていたことは知らなかった。

氏の演奏は聞いたことはないけれど、本に書かれた解説などからは非常に厳格な人柄と思われた。中学の頃、兄が買った氏の編纂したタルレガ曲集の「アルハンブラの思い出」には、「大学卒業なみの教養がなければこの曲は弾きこなせない」というような解説があり、当時、自分が大学に行けるなどと思ってもいなかったので、これは大変な曲なのだと畏怖の念を持った覚えがある。

実際に自分がその年齢になったころには、大学に入ること自体が次第に珍しいことではなくなり、また大学を卒業したからといって教養が身に着くとは限らないということも分かってきて、何だか拍子抜けしたような記憶がある。

しかし考えてみると、溝口氏の世代ではそれだけ大学を卒業することの重みがあったということなのだろう。今では学生を集めるのに四苦八苦している大学の如何に重みのないことか。

話がずれてしまったが、とにかくヴィブラフォンでギター教則本を弾いてみるのも、なかなかと面白い。楽譜を見ながら弾くことも、まだまだ間違うものの、徐々に慣れてきた。

Carcassi そこで、イ短調の練習曲「Andantino mosso」を録音してみた。とにかく弾いているだけだし、あちこち間違っているが、以前に比べるとずいぶんと弾けるようになった。左の画像はその楽譜と、録音用のSONY PCM-D50だ。赤く書き込まれているのは、ギターの先生が書き込んだ注意とか強弱の記号だ。古い曲で著作権はないはずだから全曲アップしても問題はないはず。

音が割れているのは、cocologの1MBファイル制限に合わせるためにビットレートを下げたためだと思う。途中のシャーッというノイズは近所の人が庭に水撒きしている音です。

「andantino_mosso.mp3」をダウンロード

最低音のEはヴィブラフォンにないので、1オクターブ上げて弾いています。

こちらはギターで弾いてみたもの。ヴィブラフォンよりは間違いが少ないが、弦が古いままなのと、爪の手入れもしていないので音がキンキンして全然よくない・・・特に弾いた後に弦が爪に当たるノイズを何とかしないといけない。チューニングもいい加減だった。

「guitar-andantino.mp3」をダウンロード

最後は、楽譜を買って挑戦している、Tango En Skaiの一部。これも音質は悪いし間違いだらけ。特に低音はかなりいい加減です。

「tango.mp3」をダウンロード

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