国立西洋美術館 常設展-1
先週の金、土は仕事で東京に出張だった。
金曜日の夜はFirst Stageにいってセッションしたいところだったけれど、今回は夜までお付き合いが続く仕事だったので残念だ。また次回に期待しよう。
その代わりといっては何だけれど翌日は午前中が空いていたので、国立西洋美術館の彼女に会いに行くことにした。
美術館前にある看板のデューラーは次の週からの企画で、この週は常設展だけだったのだけれど、行ってみると受付で常設展無料の日といわれて、そんな日があるのかと驚いてしまった。
常設といっても西洋美術館のものはへたな企画展では太刀打ちできないくらいの質と量があるので、これを無料で鑑賞できる東京というのは本当に恵まれ過ぎていると思う。国の財産なのだから、セレクトして全国を巡回するとかしてもいいんではないかと思うのだけれどねぇ。
さて、彼女にあったのは一昨年、Vilhelm Hammershoi展に行ったときについでに観た常設展でだった。昨年も3月出張時にルーヴル美術館展のときにあっている。秋にも機会はあったのだけれど、その時は同じ上野の博物館での「皇室の名宝」展を選択したので、会うことが出来なかった。日本画の名作が多かったとはいえ、やや期待はずれなところはあったが、博物館の常設もなかなかと見応えがあった。
今回は常設展だけなので、10時過ぎから12時まで、かなり時間のゆとりがあると思っていたら、常設会場が拡張されていた(多分二倍くらい)ので、全然ゆっくりというわけにはいかなかった。
無料という勢いもあって常設展の図録を買ってしまったのだけれど、掲載されている絵画、彫刻あわせて146点のほとんどが展示されていてなおかつ掲載されていない展示作品もあっったので、一巡するだけでも時間が足りない。まだまだ展示されていないコレクションもあるのだろう。
これは印象派辺りの展示。中央にある縦長の作品(日本婦人の肖像)以外は図録に載っていない作品だが、これだけの展示内容で土曜日の無料なのにこの程度のすき具合なのだから、実にゆったりとした鑑賞環境なのがお分かり頂けると思う。
代表作品は、興味のある方は美術館サイトを観ていただいた方がよいと思う。解説もあります。
さて、お目当ての彼女、Marie-Gabrielle Capet(自画像)とは3回目だが、やはり溌剌とした若々しい姿が素晴らしい。とはいえ、瞳をじっと見つめる(見つめられる?)のはやはり気恥ずかしい。そのくらいに素晴らしい描写だ。
今回は常設展は撮影可ということを受付で確認していたので、ばっちりと写してきた、といっても携帯だからね、次回はもっとましなカメラにしなければ。
もっときれいな画像とちょっと意外な結末の解説がこちらにありました。
続く-予定
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