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2011/07/24

天地雅楽 in 有馬温泉

この金曜日の午後から土曜日にかけて家内と有馬温泉に行ってきたのだけれど、ちょうど温泉街の中心を流れる有馬川の川原(といってもコンクリートで固めて遊歩道のようになっている)で、「ありま涼風川座敷」が始まる日だった。

Ts3p0918s 面白そうなので夜の8時過ぎに見に行ったのだけれど、川原にステージがあって神主や巫女さんの装束を着た人がPAの調性をしていて、何だか面白そうなことが始まるような雰囲気だったので、ステージ前に陣取ってしばらく見ていた。

しかし、なかなか始まらないし、マイクから音が出てないみたいな、あるいはキーボードやらパーカッションを勝手に鳴らしているような感じでこのまま終わるんかいなと思ってたら、ステージは9時からですと放送があった。要するに舞台裏の準備状態なんだけど幕がないから丸見えだったということだったのだね。

Ts3p0928s_2 9時から始まった演奏は、篳篥(ひちりき)、笙、龍笛という雅楽の楽器を使ってはいるけれど、リズムは完全に現代の音楽で、こういう発想がまだまだ出てくるんだなぁ、とちょっとした驚きと感動を覚えた。

こういうのは最近はどういうジャンルのビートというのか名前は知らないんだけれど、演奏後に買ったCDの解説によると、プログレやニューエイジ、ファンク、フュージョンなど色々な要素を巧みに使い分けているのだそうだ・・・要するに何だか分からないけど、まぁ、現代の音楽だ。

メンバーは基本は3名で、それに場合によって色々と加わるらしい。今回はパーカッションが加わっていた。3人とも本職は神職なのだそうで、大阪にある神社の古典音楽家系の人たちらしいけれど、それを現代の音楽と融合させたようだ。要するにフュージョンだね。さすがに本物の伝統の上にあるだけに、単なる異種混合の発想とは違う演奏になっていると思う。

演奏後にCDを買いに行ったら、龍笛の人が対応してくれてうれしそうだった。僕も楽器をやっていてヴィブラフォンですといったんだけど、それ以上の話はしなかった。何となくこういうときにすっと話ができないんだなぁ、まったく。

後で調べてみたら、CMのバックに音楽が使われたりパリで公演したりともう何年も前から活躍しているそうだ。こういう新しい情報には疎いから全然知らなかった。

Facebookにもページがあって、YouTube画像やパリ公演の写真なんかもあったんだけれど、何とその中で電子鍵盤打楽器のMallet Katをバートングリップで弾いている写真もあったりして少々驚いた。メンバーは大阪音楽大学出身だそうだから、音楽関係の人脈は豊富だろうからそういうところから色々とメンバーが集まるんだろうな。大阪音大も以前はクラシックばかりだったんだろうけど、今はジャズやら何やら色々な音楽も取り入れているらしい。

さて、今回泊まったのは、関西の人ならきっと耳にタコが出来ているのではないかと思う「ありまヒョウエのコウヨウカクへ~」のCMでおなじみの兵衛向陽閣だ。(写真は向陽閣のサイトから)

Kouyoukaku

ちょっと奮発したけれど、今まで泊まった温泉旅館、といっても有馬、塩田、洲本といった地元ばかりだけれど、その中では一番よかったというのが、家内と僕の一致した意見。その上に、天地雅楽の素晴らしい演奏を目の前で無料で聴けるというおまけまであって、奮発した甲斐があったというものだった。

最後に天下の坂本龍一との共演ビデオ。

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コメント

有馬涼風川座敷ではありがとうございました♪

7/22~8/28(別企画で9/12まで)
川座敷の舞台全般担当として有馬にいますので、また遊びに来てください♪
(^o^)

投稿: naoyan | 2011/08/03 11:35

naoyanさん、コメントをありがとうございます。

こちらこそ、素晴らしい演奏を楽しむことが出来て、とてもよかったです。日本の伝統と現代の音楽を融合させる若い人の力を目の当たりにしてとてもうれしかったです。
ますますのご活躍をお祈りしています。

投稿: taki | 2011/08/03 23:59

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