小松左京氏
小松左京氏が80歳で亡くなられました。慎んでご冥福をお祈りします。
もう少し若いと思っていたので意外な気がしたことと、僕の母と同じ年齢で亡くなったのだということが心に浮かんだことでした。
10代の頃はSF小説をよく読んだけれど、アメリカのSFばかりで日本の作家の作品は大学に入ってから読んだくらいかと記憶しています。ただ、筒井康隆とか半村良などの本は一時期よく読んだけれど、小松左京氏の本は何となく食わず嫌いというか、何となく避けていたような気がします。(画像はdeep scienceから)
ゆうけいさんお勧めの「果てしなき流れの果に」は読んだ記憶はあるけれど、話の筋はほとんど記憶にありません。何だか壮大すぎてよく分からなかったのかもしれません。今度図書館で借りて読み直してみようと思います。
ところで、だからどうしたという話だけれど、小松氏は高校の先輩になります。
僕がまだ学生だった1976年、神戸文化会館に高校の80周年記念式典を見に行ったのですが、この式典をプロデュースしたのが小松氏で、司会は同窓である高島忠夫氏に扇千景さんという豪華版、それ以外にも僕は知らなかったけれど有名らしい人が来ていて、今から思えばすごく贅沢な式典だったのだと思います。式典の内容はほとんど覚えてませんけど。
しかし76年というと、小松氏の後輩になる村上春樹氏はジャズ喫茶をやっていて小説家になることなど考えてもいなかったころなのだと思うと不思議な気がします。村上氏と小松氏はお互いをどう考えていたのだろうか、これはかなり興味深いことです。ただ、小松氏も村上氏も高校(小松氏は旧制中学)は合わなかったらしいから、「だからどうした」といわれるかもしれませんけどね。
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