平島謙二ギターコンサート
一昨日になりますが、ギターの平島先生のコンサートが西宮の兵庫県立芸術文化センター・小ホールでありました。
今回も招待状を二枚いただき、家内と出かけてきました。例年は休日の午後でしたが、今回は平日の夜ということで、休みをとってゆっくりとしてから、と思っていたけれど、実際は年金請求関係の書類をそろえたり振込先の銀行印をもらいにいったりとバタバタしながら、なんとか5時過ぎにでかけ、ちょうど間に合う時間にホール到着しました。
前半は奥様のフルートとの合奏、休憩をはさんで後半は先生のギター独奏です。
しかしフルートというのはギターに比べるとかなり音が通るものですね。どうしてもフルートに比べて伴奏のギターは音量の点では不利かな、と思う面もありましたが、ギター伴奏による美しいフルート演奏を堪能しました。奥様のフルートは初めてお聴きしたころよりもずっと音が澄んで綺麗になってきている気がします。
アイルランド民謡の「思い出の庭」と、おなじみの「タイスの瞑想曲」が素敵でした。
後半、バッハの「ガボット」、ソルによる「魔笛の主題による変奏曲」、「アルハンブラの思い出」と有名な曲ばかりが並びます。
楽しみだったのは、ちょっとマイナーかもしれませんがポンセの「6つのプレリュード」でした。
これは学生時代、先生にギターを習っていた時の課題だった曲ですが、テクニック的には「難しい!」というほどではないけれど、曲として仕上げることができず、いつもダメだしばかりだった難曲です。さすがに綺麗にまとめられていました。またその内に挑戦してみたいと思いますが、最近はギターを弾いていないなぁ。
続いて同じくポンセの「ワルツ」、ヴィラ・ロボスの「ショーロ」、プフォールの「南十字星」と中南米の作曲家の作品が続きました。いずれも独特のエキゾチックな香りのある特徴的な曲でした。
そして最後のアルベニスによる「アストリアス」は締めくくりにふさわしい演奏でした。
アンコールも4曲されたかな。最後は「大きな古時計」でした。こちらで聴けます。
終了後、ご挨拶したところ「インターネットですごいこと書いてくれたね」というようなことをいわれて何だったかすぐに思い出せなかったのですが、多分、音楽的なメンターは平島先生だったと以前に書いたことかと思います。
さて、今回はマニュエル・ポンセを堪能したコンサートでしたが、ポンセがギター以外で名が知られているのかどうか寡聞にして知らないのですが、この曲はだれでも知っているのではないでしょうか。ギター演奏もあったのですが、こちらの方がメロディーが際立っていて美しいです。
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