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2012/11/20

赤松敏弘 & Overseas Mission in 加古川

先週の金曜日は、この年になって天地がひっくり返った気分にさせてくれた、加古川の「スカーレットの小鳥」での赤松さんのジャズライブの日だった、その顛末。

Leaflets ライブ情報を知ったのは、FBでの赤松さんからのイベント招待の情報で1ヶ月ほど前のこと。

加古川といえば、我が家からは車で30分もあればいける距離だが、この辺りに赤松さんが来るなんてことはまずあり得ないな稀有のことだし、この先もあるかどうかという話だから、これは絶対に行かねばならぬとすぐにお店に予約の電話を入れた。

その後、この貴重な機会を企画してくださった加古川のシロクマさん(ハンドルネーム)ともFBフレンドになったり、お店の場所確認のために休日に家内とランチを食べに行った折には、マスターともシロクマさんを通じた関係で親しくお話をしたりと、準備万端整え、当日の金曜日は休みをとってゆっくりと出かけようと思ったら、抜けられない仕事が重なっていたのだった。

仕方がないので、家内が先に車で行って席を確保することにして、僕は仕事が終わり次第、加古川に直行することにした。

Scarlet 当日の頭の中は、とにかく時計ばかりが気になる一日、定時になったところでまだ仕事をしている同僚を尻目にすっ飛ぶようにJR大阪駅から新快速で加古川に向かったのだ。右写真は赤松さんのブログから拝借。

加古川は車では何度か来ているが駅で降りたのは初めて。しかしお店は駅からすぐ近くでわかりやすい場所なので迷うことなく7時半からのライブの30分前には到着することができた。

Vibraphone さすがに早めに来てくれていた家内は、ヴィブラフォンの真ん前の「かぶりつき」の場所を確保してくれていて、目の前には赤松さんの、鍵盤はMusser製、胴体はサイトー製という「ハイブリッドヴィブラフォン」がすでにセッティングされていた。

ライブは松山から、ギターの矢野さんとベースの高橋さんを引き連れてのドラムレストリオ "Overseas Mission"だ。

ライブは7時半からと9時からの二部で入れ替えなしだから、当然最後まで聴く。

Overseas_mission その本番はというと、とにかく「筆舌に尽くし難し」の一言、要するに僕の表現力では表しきれないということだけどね。

詳細は赤松さんご自身がブログでたくさんの写真とともに書かれているので、そちらを見ていただいた方がよいかと思う。僕との記念撮影写真もあります、「神戸のヴィブラフォン奏者」と紹介されてしまった、(^^;;大汗、ははは)。

かなりあんじゃっぢとかこがわそのあととうきょう(カナリアン・ジャッヂと加古川その後東京)本番の巻

2 目の前で目がくらむほどのパワーとテクニックで繰り広げられた生のヴィブラフォンの演奏は、素晴らしく圧倒的だ。繊細なピアニシモから絶大なフォルテシモまで、そのダイナミズムは留まるところを知らない。

見ている内になんだか当り前のように見えてくるテクニックは、いやいやこれぞ超絶テクニックの真骨頂、信じがたいほどのことを当然のごとくこなしていく本物のプロの姿だと何度も思い直すのだった。左上の写真はシロクマさんのFBから拝借、右手前に並んで座っているのが僕と家内です。

家内は門前の小僧ならぬヴィブラフォン通というのか、結婚前から僕に引っ張られてゲーリー・バートンの公演を何度も見て聴いているけれど、ジャズとか音楽知識はほとんどないためか却って先入観なく違いがわかるようで、バートンさんは華麗でロマンチックだけれど、赤松さんはパワーあふれたガチンコ勝負の演奏と評していた。確かにパワーでいえばバートン氏を凌ぐかもしれない。

終了後は赤松さんにご挨拶したが、僕の頭が白くなってしまったのに驚かれていた。考えてみれば、お会いしたのは実に8年前の2004年の大阪でのジャズクリニックの時だけなのだけれど、ネットを通じてずっとコンタクトがあったのでそんな時間の差はほとんど気にならず、気さくにお話してくださった。

Matsuyama これは僕が撮った、高橋さんと矢野さん。僕と違って家内は人見知りをしないのでいつの間にか仲良く話し込んでいた。ちょっとボケてしまったけど記念撮影です。

さて、信じがたいのは、演奏だけではなくその足の軽さとパワーだ。赤松さんのブログを見ればわかることだが、東京から楽器を積み込んで実に900km余りを松山まで走行、その後深夜のライブを終えた翌日に松山を発って津山経由で加古川に入り、当夜のライブを終えたのが10時過ぎ、それから楽器をまた積み込み、夜を徹して東京まで帰るというものすごいスケジュールだ。矢野さんたちも300kmを松山からこられてまた帰るというのだから、ジャズマンは気力と体力勝負なんだとつくづく思う。

赤松さんに「すごい体力ですね」と話したら「いやいや、年齢はあんまり変わらないでしょ」と言われてしまった上に、「次は自分の楽器を持ってくる番だね」と返されてしまった。そういわれれば1974年の大阪サンケイホールでのゲーリー・バートン公演で近接遭遇していたのは、僕が大学生、赤松さんは高校生ということだから、確かに今となっては大した差ではないのだった。

それにしても、加古川というこんな近くにこんな素敵なお店があることを全然知らなかったというのは迂闊だった。赤松さんも絶賛の素晴らしい雰囲気のお店な上に、月一回はセッション日がある。

セッションのできそうなところというと、三宮とか大阪とか東の方の情報しかなくて、そうすると遠いだけでなく、駐車とか楽器運搬に困難が伴うので、そのためにMalletKATを買ったのだけれど、それでも持ち運びがそうそうは簡単ではないので悩んでいたところ、いや結局あんまり考えていないんだけど。

しかし加古川の「スカーレットの小鳥」ならば、問題なくヴィブラフォンを車で運んで行けるわけだ。次回のセッションを目指して練習もあるけれど、まずは楽器の手入れをしておかなければ。

というと、MalletKATは不要だったかというと、そんなことはなくて、夜でも気兼ねなく練習できるのでそれはそれは役に立っている・・・一杯あるらしい機能は全く使っていないんだけど。

さて、れんしう、れんしう。

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