« Vibraphone Maintenance - Motor and Fans | トップページ | Wayfaring Stranger »

2013/05/06

をたないつくると、のの

連休最終の今日は、娘、家内と三人で温泉に行ってきた。

二人は温泉に加えて岩盤浴も予約したりして僕よりゆうに1時間以上長く入っていることになったので、待っている間、何か本でも持って行かないと時間がもたない。

ディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」は全五巻を読んでしまったので、買ったままほったらかしになっていた村上春樹の新刊「をたないつくると、のの、あるいは色彩持多崎彼巡礼年」を持っていくことにした。

Veranda1 今日は晴天、昼間はやや暑いくらいだったから、入浴後、休息室の池に面したベランダの日陰ですわり込んで本を読んでいると、とてもさわやかで、最近にない落ち着いた贅沢な時間を過ごした気分になった。

Wotanai まだ読み始めたばかりで、1/5も読んだかどうかというところだが、前作とは違った随分と静かな情景が続いている。僕には「1Q84」よりもあっているかもしれない。あるいはそれは、さわやかな風の通るベランダで読んでいたせいかもしれない。

本のカバーはすぐに汚れたり傷つくのではずしておいた。別にきれいにしておく必要はないんだけど、なんとなくいやなんだな。

表紙に使われている絵は、Morris Loiusのストライプシリーズの一つだ。タイトルが"Pillar of Fire"ということになっているが、本来はこの時期のルイスの作品には題名はないはずだから、後から誰かがつけた俗称だろうと思う。僕はストライプよりは、アンファールドやヴェールのシリーズのほうが好きだ。

ルイスについては、以前に川村記念美術館まで講演を聞きに行ったことを書いた。ルイスやタイトルについては、美術館の解説がわかりやすい。

- モーリス・ルイス 秘密の色層-I
- モーリス・ルイス 秘密の色層-II
- モーリス・ルイス 秘密の色相-III
- モーリス・ルイス 秘密の色層-IV

今回も音楽と書物からの引用がすでに出てきているので、またこの音楽や書籍が話題になっているのだろうが、これを機会にMorris Louisにも注目が集まればよいと思う。

物語についてはすでにネットで取り上げられているのだろうが、まだ本は読み終えていないのでそうしたものは読まないようにしている。読み終えて自分なりに咀嚼できてから他の人の意見も読んでみようと思う。

Veranda ベランダの木の床に脚を投げ出して読書をしていると、向こうから男の子がかけてきて僕の脚を跳び越えていった。その後、お姉さんがそそと避(よ)けて歩いて行った。

しばらくしたら、お姉さんがそそと避けて戻っていくのに続いて、男の子が駆け足で跳び越えていった。

|

« Vibraphone Maintenance - Motor and Fans | トップページ | Wayfaring Stranger »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: をたないつくると、のの:

« Vibraphone Maintenance - Motor and Fans | トップページ | Wayfaring Stranger »