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2013/08/18

第二十回 華麗なるマリンバの響き

今日は恒例の、佐藤先生主催による「華麗なるマリンバの響き」、今回はちょうど20回目、ということは20年続けられてきたということだ。

初回から聴いていたかどうか記憶は定かではないけれど、阪神淡路大震災より以前に聴きにいった記憶があるから、それに近いのではないかと思う。

20138marimbas 今回は例年参加されているゲストの方々は函館からの市川須磨子さんだけだが、若手の泉亜希さんが来られていた。しかしそれよりも注目だったのは、ミラノで活躍されているピアニストの古川隆弘氏の参加だ・・・といっても、佐藤先生が毎年ミラノで開かれる日伊親善コンサートで伴奏をされているという噂以上には実は知らなかったのだけれど。

前半は生徒さんの演奏だ。今回はお子さんの演奏は2名だけだったが、子供の演奏は可愛らしいというだけでなく、ちょうど子供の絵と同じで勢いがあって面白い。例年はもっと多いのだが、生徒さんの家庭事情とかでなかなか参加出来ない場合が増えているそうだ。

確かまだ高校生くらいのころから参加されて、今はもう社会人になっている生徒さんはさすがに演奏のレベルが高い。しかし今回、初めてかと思われる社会人グループの演奏は、まだ各自が演奏するのが精一杯で全体のアンサンブルという点では今一つのところだが、合わせての練習が十分にできなかったのかもしれない。苗字が一緒なので姉妹だと思われる高校生二人の演奏も、まだ演奏だけで精一杯かな・・・もちろん、それでもみなさん、僕の及ぶレベルではないので、偉そうなことはいえませんが。

後半の最初は、吉川氏のピアノ独奏で「リゴレット・パラフレーズS.434/リスト」ということだが、圧倒的な素晴らしい演奏だった。クラシックのピアノ演奏はほとんど聴かない上に、本格的な生の演奏はこれが初めてだったが、とにかく技巧も内容もこれほどにも違うものかと思うほどの演奏だった。ただ、端々にほとばしるような音楽性と技巧が部分的には不完全燃焼のように聴こえたところがあっのだが、それは使われたピアノが吉川氏のレベルについていけるだけのものではなかったのではないかと思われた。ピアノが変わればもっと素晴らしい演奏だったのではないかと思う。ちょうどYouTubeに映像があったが、やはり生の迫力には遠く及ばないのは致し方ない。

続いて、若手の泉さんはソロで「竹林/安倍圭子」、マリンバソロでは代表的な曲らしいが、現代風なパーカッシブな曲想に日本的な雰囲気が若い女性らしい響きにマッチしていた。続いての、先生のご子息の文俊さんはご自分で編曲した「シャコンヌ ト短調/ヴィタリー」、男性らしい力強さのある演奏だった。そういえば他のマリンバ奏者はすべて女性だった。

佐藤先生は「ハンガリア舞曲/ポッパー」、相変わらずの素晴らしい繊細さとダイナミクスのある演奏だったが、コンサートの主役としては少し地味な選曲かな、という印象は残った。市川さんはいかにもマリンバ、あるいは木琴らしい「木による芸術的作品/キュプケ」で、軽快で素敵な演奏だった。いずれも泉さんのソロ以外はすべて吉川氏の伴奏つきだ。

続いて、佐藤先生、文俊さん、吉川氏による「2台のマリンバとピアノのための「雪月花」/千秋次郎」。これは委嘱作品とのことだが、特に二楽章の「月」が、手で鍵盤を叩いたり、マレットの柄で叩いたりと、一風変わって入るものの、決して奇をてらったようではない曲が素晴らしかった。

最後は後半のメンバー全員による「歌劇「アイーダ」凱旋の場/ヴェルディ」だが、ここでもむしろ伴奏の吉川氏のピアノが、決してマリンバの邪魔をしているわけではないけれど、強く迫ってくる力強さに圧倒された。

アンコールはお馴染みの「ラデツキー行進曲」を全員で演奏して終了した。

いつもは家内と二人で行くのだが、今回はたまたま休みだったクラシック好きの息子(楽器はしない)も同伴だったが、大体僕と同じような印象を持ったようだった。ただマリンバは馴染みがないので、ちょっとピンとこないところもあったらしいが、やはり吉川氏のピアノには圧倒されたと言っている。

終了後は先生にご挨拶をして帰ったが、例年は何もしていない身としては小さくなって挨拶もそこそこにそそくさと帰るところだが、今年は何度かセッションにも参加したし、9月にはたかさご万灯祭でのジャズギャラリーにも、FBフレンドのシロクマさんのご縁で出演(といってもちょっとだけだが)することになっていて、そんな話もできたので、昔のご恩を多少なりとも返せる身になれたかと思う。

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