« Yesterday, baby you could drive my car.... | トップページ | 模様替えから、藤田嗣治 »

2014/05/18

笠井紀美子@芦屋ルナホール in 1974

またまたFacebookには書いたネタだけど、笠井紀美子さんの1974年、芦屋ルナホールでのBootlegの一部をYouTubeにアップした。

 

1974年12月17日のライブの様子で、最初に2曲歌ったあとのMCからだが、「脇腹の辺に緊張感が少し集まるような」といっているのは、ルナホールのステージが、当時では珍しい客席に囲まれるような構造だからだ。「すごい素敵なホールで、気持ちのいい」といってるように、とても素敵なホールだ。

大学に入学して軽音楽部に入部したてのときのジュニアコンサートだったかがこのルナホールで、前年にできたばかりの真新しい上に、内装を黒で統一した斬新な設計だった。もちろん入部したての僕は裏方の手伝い程度だけど、その分、内部を歩きまわったりして、とても馴染みのあるホールだ。

だから、勝手知ったる内部構造と、公演終了後に軽音仲間と楽屋に押しかけてサインをもらったのが、画面右下のパンフレットだ。

たしかマッコイ・タイナーもここで聴いて、これもBootlegがある。ドラムがアル・マウゾンだった。

閑話休題。

A2img_3683 画像にあるように、笠井紀美子のLPを6枚持っている。

これまた学生時代の話になるが、ジャズの女性ヴォーカルはわりと聴いていたけど、日本人の歌手はほとんど聴いてなくて、持っているLPも海外の歌手のLPばかりだ。でも笠井紀美子は例外で6枚も持っている上に、歌手のLPとしては一番多い。

この人は声の質が細くて、特に高音になるとちょっと喉をしめたようになってやや聞き苦しいともいえるんだけど、なんで6枚も買うほどに好きだったんだろうと、YouTubeを探していて見つけたのがこの歌だった。

そうえいば、70年代後半、ハンコックはVocoderを使って歌っていたんだ。確かこれがないと歌えないといっていたような記憶があるけど、いや、そういう話ではないが、このハンコックとの共演はCD化されていたので、早速Amazonでポチしたのだった。

笠井さんは、その少し前くらいからか、ジャズ路線からポップ、ファンク路線を取り入れて日本語で歌った"Vibration"が、確か日立マクセルのCMに使われて大ヒットした。上の写真の真ん中にあるアルバムに入っているが、この少し前あたりから発声が変わって、高音が無理なく聞けるようになったと思う。

就職してから新しいジャズをあまり聴かなくなって笠井さんがどうなったか全然しらなかったんだけど、ジュエリーデザイナーになって歌手は引退したと知ったのは、たしか、たかけんさんのサイトのBBSでうかがったように記憶する。

デザイナーになって歌手をやめてしまったのかと、ずいぶんと思い切ったものだと思ってWikiをみたら、兼業だったけど1998年に音楽活動から引退とあった。

なんといってもアメリカの一流どころとの共演も多い、実力を認められた人なので、そう簡単に引退するわけはないね。

また話がそれてしまったが、なんでこの人のLPを6枚も買ったかと思って聴き直していると、なんとも僕の耳には心地よく聞こえる。まぁ、それだけの話でここまでひっぱてきたわけで、まったくどうでもいいようなことでお終いm(_ _)m

単なる個人的嗜好でありますが、ネットでみると、声質が細いというところが原因かどうか、あまり評価しない人も結構いるようだ。

この"I Thought It Was You"のコメント欄を見ていたら、Al Mouzonご本人がコメントをしていたので、AlさんのYouTubeサイトを覗いてみたら、演奏だけでなく家族の映像とか色々アップされていたんだけど、なんか横から写した姿をみたら、がっくり。ボテボテのお腹で、あの頃の精悍な面影はまったくないなぁ。まぁ、ジャズミュージシャンは容姿で演奏するわけじゃないから、どうでもいいことだけどね。

さて、笠井紀美子というと、なぜか思い出すのが弘田三枝子だ。

その昔、ニューポートジャズ祭に出演して、エラに認められたとかなんとかのウワサを聞いたことがあるけど、「人形の家」がヒットして、整形したのダイエットがどうのと話題になった後はどうなったんだろうと、またWikiをみたら、その後もジャズ活動もしているみたいだ。

残念ながら弘田さんも最近の映像や音源は見当たらないが、弘田さんの方が声質が太くてハリがあるとは思うものの、なんかジャズではあるけど、どことなくポップ音楽っぽい。もともとポップで売りだした人だから、そういうものか。ちなみに、バックにいるのは、松本英彦と世良譲だね。

これだけの歌唱力がありながらも、笠井さんのような本場のミュージシャンとの共演アルバムはないようだが、路線がやや違うということだろう。

しかしこうして聴き比べてみると、弘田さんの方が絶対的に歌唱力は上だと思うねぇ、でもアルバムを買おうとは思わないなぁ。

笠井さんはファンク、ポップを取り入れながらも一線は画していたのではないかな、しらんけど。一方で弘田さんはデビューがポップ歌手だったから、根が違うということか、その辺りが僕にとっての分かれ道だね。

|

« Yesterday, baby you could drive my car.... | トップページ | 模様替えから、藤田嗣治 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 笠井紀美子@芦屋ルナホール in 1974:

« Yesterday, baby you could drive my car.... | トップページ | 模様替えから、藤田嗣治 »