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2015/11/15

演奏における課題

前々回の投稿でリハのことを書いた「親子ジャズコンサート」はまずは成功裏に終了。

PAの専門家(だと思う)の方がうまく音響調性してくださったので、会議用の会場にもかかわらずバランスのよい音になった。

演奏の方は結構ミスをしてしまったところがあるが、全体としてはさすがにしっかりしたオルガニストが支えてくれたので、万灯祭よりはずっとよかったと思う。

ただ今まではあまり気がつかなかった問題点、課題なんかが見えてきたので、覚書をしておこう。

・左手の打突タイミングが遅れる
カホンのレッスンで指摘されたことに通ずると思うが、伴奏(あるいは共演者)を聞きながらあわせようとすると「聞いて叩く」になるので、動作が遅れる。自分のペース(一定のリズム)を保ちながら演奏できる状態で、なおかつ聞きながら、というのが理想かな。

・音域の把握
今回はオルガンの方がヴィブラフォンで連弾をやってみたいというので、立ち位置を高音側にずらしてテーマやソロを弾いたんだけど、そうするといつものバー位置の感覚と違うので、結構叩き間違えることがあった。逆に、これまでは真ん中辺りで立ったまま体を動かさずに手だけ伸ばして高音や低音を弾いていたといえるようだ。体を叩くバーの前に持って行って叩く、というのがマリンバの場合の基本で、ヴィブラフォンもある程度それに従う、というのは学生の頃に習っていたけど、全然できていなかったわけだ。ペダルがあるのでマリンバのように大きく動くわけではないけど、ちょっとした左右への動きによって、音域の把握がずっとよくなるのではないかと思う。家内が撮ってくれた万灯祭などの動画をみると、YouTubeなんかでみるプロの演奏に比べると見た目も地味な感じがしてなぜだろうと思ってたんだけど、この動きがほとんどないとうことが原因だったのかもしれない。

・8分、16分音符は思ったより長い
これもカホンレッスンで指摘されたことだが、4分音符のリズムはきちんととれるのに、8分や16分になると速くなるクセがあること。8分、16分音符は思ったより長い。そして4分のリズムをきちんと感じたうえで細分化した音符を叩くこと。ダンサブルなリズムは4分がしっかりドンドンドンドンと打っている必要があるとのこと。
確かに早いフレーズになると明らかにリズムが走って自分でコントロールできなくなることがよくある。まずは4分音符をしっかりと感じること。

まだ他にもありそうだから、気がついたらまた書こう。

ちょうどリズムについて、Ed Saindon氏がYouTubeで「Time Feel」という題で解説しているので参考にしよう。

解説の中で知らなかった言葉として、downbeatとupbeatがある。Downbeatというのはアメリカの音楽雑誌のタイトルくらいにしか認識がなかったが、Wikiによると:

The downbeat is the first beat of the bar, i.e. number 1. The upbeat is the last beat in the previous bar which immediately precedes, and hence anticipates, the downbeat. Both terms correspond to the direction taken by the hand of a conductor.

つまり小節の1拍目がdownbeat、4拍目がupbeatだ。なんか言葉からは逆のように感じてしまうけど、4拍目から次の小節の1拍目に落ちる、という感覚なんだろうな。

解説によると、初心者は1拍目を強調しがちだが、4拍目を強調することで次へ進む勢い(momentum)が生まれるのだそうだ。

さらに興味深いのは、まず最初はコードトーンだけを使って単純なソロをつくり、その後徐々につなぎの音をいれていくという手法だ。

考えてみればごく初歩的なことなんだけど、忘れてしまっていたことを思い出したような気になった。コードトーンならほぼ把握できる音だし、徐々にその間を埋めていくのも比較的わかりやすいはずだ。でもやってみると意外と難しいのだな。

最後のところだけ引用しておこう。

They are of course very important to the melodic line but it can be a good strategy to place limitations during a practice session thereby making it easier to focus on the time feel concept. In this clip, I'm starting out very simple with embellishment of the melody and then improvising with basic chord tones. As the solo progresses, I'm adding in more passing notes and tension. It can be a good approach to improvise with only chord tones while focusing on the aforementioned concepts.

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