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2016/01/13

Voyage-ジャズフリーペーパー その3

Voyage原稿メモ

Airtoつながりで、ブラジル音楽の影響をみてみようとMilesなどのCDを何枚か大人買いしてしまった。それから前回の記事でPICKS-CLICKSさんから、1970年のワイト島ライブDVDの紹介があったので、それも買ったが、これはこれでとても興味深い。

2004年にかつての共演者達にインタビューした映像が面白い。Miles礼賛がほとんどだが、それを差し引いても彼らの話からうかがえるのは、当時のMilesが電化したのは本質的には時代に合わせて変化していったのであって、それが見方によっては売れなくなったから、あるいはロックに迎合した(DVDに登場する評論家)とも捉えられるということだと思う。

インタビューで一番面白いというか驚いたのは、Keith Jarrettが当時の回想で、Milesの声色を使ったことだった。もちろん、他のプレイヤーも真似はしてるんだけど、あのKeithがね~(^_^;)、この人、お茶目なところもあるのね。

さて、当時のロックシーンがどういうものか知らないし、また当時のMilesをリアルタイムではあまりまともに聴いていないので、あくまで今聴き直した感想だが、これらの作品群がどうもいわゆる売るための演奏とは思えなかった。もちろんプロである以上、売れなければ話にはならないが、あくまでMilesが自分の世界を突き進んでいるという印象が強い。

それからWRと聴き比べて感じたのは、やはりMilesの演奏はMilesが常に主役で、Milesがヘッドとしてすべてを操っている趣きがあるが、WRでは、誰がどうという主役はあまり感じられず曲によっては散漫なところも感じた。それがWRの特徴かもしれないが。

意地悪く見ると、WRはMilesがロック、電化、新たなビートを積極的に取り入れた後を遅れて追っていっただけともいえるかも。

WRは1、2作目はリアルタイムで買って聴いたが、それ以後はまともには聴いていないので、今回、YouTubeにフル・アルバムでアップされていた、SweetnighterとMysterious Travellerを聴いてみたが、ほとんどシャカシャカした単調な16ビートの一発ものみたいな曲が多く、今となっては古臭さを感じる面もないとはいえない。ビート(リズム)重視となるとコードは単純になるというのは、たかけんさんから聞いた話だと思うけど、それが極端に走るとこうなるのかな。

いずれにしろ、その初期症状はMilesの"In A Silent Way"にすでに現れていて、ただMilesはそれからさらに色々と変化を加えていっている気がするが、WRは"Heavy Weather"までは今ひとつな気がする・・・といっても全部は聴いてないし、先にあげたアルバムもYouTubeで一回ざっと聞いただけだけど。

In A Silent Wayではリズムはまだドラム+ベースという従来のスタイルだが、Bitches Brewからはパーカッションが入って、これ以後、ジャズでもパーカッションというパートが重要な要素となっていくが、プレイヤーの大半はブラジルのパーカッショニストだと思う、確かめてないけど。

で、その第一人者、あるいは一番有名なのがAirto Moreiraだという話になる。

ところで、Tony Williamsのドラムはロックという面から見るとスクエアであまりフィットしていないというようなことを赤松さんがBlogにかかれていたように思うのだけど、確かにSHH/Peacefulのドラミングなんかは今の耳で聴くとスクエアな感じであんまり面白くはない。

とりあえずLPを含めた手持ちの音源リスト:
  (発売年は資料によって異なるので参考)

・Airto Moreira
Naturarl Feelings 1970
Seeds on the Ground 1971
Free 1972

・Miles Davis
In A Silent Way 1969
Bitches Brew 1970 (rec. 1969)
Live Evil 1971
On The Corner 1972
Jack Johnson 1971
miles electric: a different kind of blue (DVD) 2004 (rec.1970)

・Weather Report
Weather Report 1971
Heavy Weather 1977

・Joe Zawinul
Zawinul 1970

・Wayne Shorter
Super Nova 1969
Odessey of Iska 1971
Native Dancer 1975

・Chick Corea (RTF)
Return to Forever 1972
Light As A Feather 1972

・Herbie Hancock
Head Hunters 1973

Native Dancerはケペル木村さんが中南米音楽のラジオ番組で紹介されていたアルバムだが、フィーチャーされているMilton NascimentoのLP "ANIMA"が確かあったはず・・・、ただ、なんで買ったのか覚えてないしあんまり聴いた覚えもないけど。

改めてYouTubeでNacscimentoの歌を聴いていると、FacebookでフレンドになりメッセージをいただいてCDを買った、Nanny Assisとよく似ている、というより年齢的にみても、NannyさんがMiltonの影響を強く受けているということだろう。

あ~、話はあちこちしてネタは散らばっているんだけど、全然まとまらん!

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