ときはうつりて
今日は週一休み。
月一の薬をもらいにかかりつけの内科医院へ行く日だが、今月からは場所は同じだけどお医者さんは新しい先生になった。
今の場所へ引っ越してきたときからほぼ25年、家族中がお世話になってきたM先生の医院だけど、先月でM先生は引退されて若いS先生(といっても40過ぎだそうだが)にバトンタッチしてS医院になった(写真はGoogle Street Viewから)。
M先生は、壁にかかっていた医学部同期生から贈られた開院祝いの時計の卒業年度からみて、僕より3歳ほど若いと思われる。だからたぶん今年か去年が還暦だったのだろう。
当たり前のことながら、お医者さんも僕も年を取るのだ。
開業は我が家が引っ越してくる1年前だったらしく、初めはショッピングセンター近くのビル内だったけど、2~3年後にそこからほど近いところに住まい兼医院を新築して改めて開業された。
それ以来、地元にしっかりと根づいた信頼されるお医者さんだった。そのことはずいぶん以前に書いたことがある。
お子さんもうちと同い年の子がいて小学校の運動会で顔をみかけたりもした。
だから昨年末に引退して新しい先生にバントンタッチするという話が出てからは地元ではちょっとした噂だった。とくに年配の女性には人気があったので、死ぬまで診てもらえると思ったのにとか、これからどうしたらいいとか、Mさんなくなるんやろ、いやなくならへん、お医者さんが変わるだけやとか、かなりな騒ぎになっていたらしい(家内談)。
僕は病気でない限りは月々のお腹の薬をもらうだけだけど、3ヶ月ごとの診察があるので1月に行った時には「長い間お世話になりました」といったら「このところ身体がいうことをきかなくなりましてね」といっておられた。
医院と自宅が一緒なので、土日祝も関係ないほどに、電話がかかったり往診を頼まれたり急患が来たりと休む間もなかったようだ(家内談)。そういわれると、この1年ほどはなんとなく元気がない感じだったと思う。
そういう我が家も一度だけ、子供がまだ小さいときに夜に急に様態が悪くなったので診てもらいに行って点滴を打っていただいたことがある。
最後に「なるべく日光にあたってそのときに身体を動かすようにしてください」とアドバイスされた後で、「これを遺言と思って」といってから自分の言葉にふと気がついて「いや私は死ぬわけではありませんが」と微苦笑(照れ笑いともいう)・・・、毎度のことながらユニークというかなんというか(^_^;)。
長い間、お世話になりました。どうぞごゆっくり、休養なさってくださいm(_ _)m。
これからは若いS先生のお世話になりますが、閉院の案内にあったとおり、とても誠実そうなお医者さんでした。
日光に当たって身体を動かすのは、ときどきカホンの屋外練習で実行しております。
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