イタリア旅行記-6 コロッセオ、そしてさらばローマ
スペイン階段に続いては、古代競技場コロッセオへ。
近くの駐車場でバスを降りてコロッセオに向かう。並木越しにコロッセオが見えてきた。
コロッセオ周囲の街並み。糸杉やローマの松が並ぶ・・、松は写ってなかったけどスマートが走っているのがまた見えた。この道路をわたって左手がコロッセオ。
観光客なのか記念写真をとっている姿。この写真の大きさではわからないけど、なかなかお美しいお二人だったので、盗み撮り。
円形でどこが正面かわからないけど、道路をわたる途中から見た全景。手前に並ぶ丸い植え込みがゲームの雑魚キャラのようでかわいらしい。
多重の壁がよくわかる。Wikiによると、外壁は半分程度が残っているが、戦で壊れたとかではなくて、他のより新しい建物に使うための採石場代わりになっていたからだそうだ。なんとなんとな。
コロッセオの近くには、午前中に通過したフォロ・ロマーノの遺跡(写真右手)もあり、二つの凱旋門があって、ここに写っているのは小さい方、というか遠くにあるから小さく見えるだけかもしれないけど、そちらへは行かなかった。
左手、糸杉並木の向こうに枝葉が水平に伸びるローマの松が見える。
「ローマの松」はレスピーギだったかな、と思って検索したらあっていた。ほとんど聴いたこともないのになんで覚えていたんだろう?
コロッセオの近くに立つ大きめの凱旋門。日本ではパリの凱旋門の方が有名だけど、もともとは古代ローマ時代の凱旋門を模したものだとか。
確認していないけど、右手がフォロ・ロマーノ(たぶん)、中央に遠い方の凱旋門。
青空に浮かぶようにそびえるコロッセオの勇姿。左手に入場している観光客の姿が見えるので、その大きさが比較できるかと思う。高さ50mほどもあるそうな。
以前に来た時は中にも入ったのだけれど、今回は外から眺めただけ。当時、中にはまるまると太った猫さんがたくさんいたけど、まだいるかな?
左は横から見た凱旋門、中央奥に小さい方の凱旋門、右手にフォロ・ロマーノ、コロッセオと並ぶ。
穴の空いた壁面。穴は建設時や補修時の足場の杭を打つためとWikiにはあるけど、ガイドさんは銅の芯が入っていた穴(いわゆる鉄筋構造)だったものだが、その後、銅を抜き取られた(他用された)ためと話していた。どっちが本当なのかな?
また路上駐車天国を抜けてバスに向かう。
途中で寄ったトイレの洗面台。足踏みなのが珍しかったので撮った写真。
これは確かローマを囲む古代の城壁だったと思うから、とうとうローマに別れを告げることに、・・・Arrivederci, Roma!
でもひょっとするとローマ水道だったかもしれないが、まぁどっちでもいいや。
バスは一路ナポリを目指す。古代ならアッピア街道を南下するところだけど、今は Autostrada del Sole(太陽の高速道路)をひた走る。
ローマを出発してしばらくはとてもよい天気だったけど、だんだんと雲行きが怪しくなってきたところで、サービスエリアに入る。
サービスエリアを出た途端に、視界もままならないほどの豪雨に見舞われ、バスはしばし路肩を低速走行で雨をやり過ごす。
しばしの豪雨もおさまり、嘘のようにまた元通りの晴天。前方に見える並木はアッピア街道じゃないかしらんと夢想する。
ナポリ宿泊はホリデイ・イン・ナポリ、アメリカ資本そのまんま。
体のいいビジネスホテルというところだが、日本のような狭い部屋ではないところがやはり欧米型。親子3人の僕らは二部屋続きのスイートだった。
前日のローマは夜着のため夕食はなかったので、ナポリがイタリアで最初のディナー。
パスタにステーキだが、この盛り付けがまたいい加減というか、お皿ごとに肉の大きさもポテトの量もバラバラ。
デザートも、僕のはまだよい方だったが、型くずれしようがソースがちょぴっとしかかかってなかったりだろうがおかまいなし。当たりハズレも甚だしいが、今回の旅では食事のたびにこのイタリア流(?)に見舞われることになる。
部屋からの眺め。ただしこれは翌朝の写真。
ホテルの正面はビジネス街のショッピングモールに面していてバスが入れないため、バスの乗り降りはこの旗の下の狭い道に面した裏口から出入りする。
だから最初にチェックインしたときは、なんて裏寂れたホテルかと思ったけど、正面から見れば普通のホテルだった。
窓から見える建物はどうも操業していない工場の廃屋のようだ。
霞んで見えるのは、かのヴェスヴィオ山。
ということで、やっと初日終了です。
-イタリア旅行記-7へ続く-
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