MalletKATの英文マニュアル(簡易版)の和訳(覚書)
この記事は2014.4.16に書いたものですが、訂正してアップしたら日付が最新にしかならなずバックナンバーに入れられなかったので、改めてアップした形になります。
<2016.12.31改定:誤記の訂正と基本操作説明などを付け加えましMalletKATの簡易マニュアルを和訳しています。ただし機能や用語をよく理解できていないので、間違いもあると思いますが、誰かの役に立てばと思ってアップします。まだ初めのところだけで半分もありませんし、残りもいつになるかわかりませんが。
設定には、MalletKATは3オクターブ必要です。MalletKAT Express単体では2オクターブしかないので、設定方法が変わるようですが、ここでは拡張ユニットをつけて3オクターブにしている状態を前提とします。
基本操作
1. EDIT(編集または変更):フットペダルをEDIT端子に接続して踏んだままにすると、EDITモードになり、ファンクションで色々な操作ができます。
2. ファンクション(機能)名はパッド(鍵盤)の下の本体にプリントされています。EDITを踏んだ状態でパッドを叩くとそこに書かれている機能がアクティブになります。
3. 購入時は音源セットがFACTORY SETPUS(別名Factory Kits)になっていますが、これは外部MIDI音源を使う場合の設定で、出る音と表示される楽器名が一致していません。
内蔵音源(Kurtweil)のみ使う場合はUSER SETUPS (User Kits)に変更すれば、楽器名と音色が一致します。
下の画像のように、左端上にFとあればFACTORY SETUPSになっています。
・USER SETUPSを使うには:
EDITを踏んでホールド
BANK SELECT PAD(上から3番目のF)を叩く
INC(D#)またはDEC(C#)を、USER SETUPSの表示が出るまで叩く
EDITを離す
下の写真のように左端上の文字がUになっていればUSER SETUPSです。
4. EDITで変更を加えて記憶できるのはUSER SETUPSです。FACTORY SETUPSでは電源を切ると変更内容は消えて初期状態に戻ってしまいます。
簡易マニュアル(Alternatemodeサイトにあるpdf)
本体添付マニュアルを読まずに操作するための20項目
基本操作
まず前述の通り、USERSETUPSに変更しておく。
・ファンクション
パッドの下(本体)にファンクションが印刷されている
EDITフットスイッチを踏んでホールド
ホールドしたまま該当パッドを叩くとスクリーンがそのファンクションの確認画面になる
値の変更はINCまたはDECキーを叩く(最高音のD#とC#)
例)オクターブレンジ変更
1オクターブ上にする場合
EDITフットスイッチを踏んでホールド
Octave=Eナチュラルパッド(オクターブファンクション)を叩く
現在の設定(例えば、OCTAVE 08など)が表示される
フットスイッチは踏んだまま(ホールド)で、INC(D#)を叩くと数字が一つあがる
フットスイッチを離して終了
下げる場合はDEC(#C)を叩く
・ショートカット
(Expressにはない)
番号1~10が最低音C#から黒鍵パッドに割り当てられている
例)Program No.100の音色に変更したい場合
(Program No.は内蔵音源の楽器名に割り当てられた番号)
EDITを踏んでホールド
Program(最高音C)を叩く
番号パッド(低音側の黒鍵パッドに数字が割り当てられている)で1,0,0と叩く
フットスイッチを離して終了
Program No.がどの楽器なのかはmalletKAT 7 KS (Kurzweil Sounds)
Sound Listから探す(フルテキストのマニュアルにもリストあり)。
上の写真の最下段のB00 -00が、リスト各頁の最上段にあるMSB 00 LSB 00を表し、P124がProgram No.で、リストのPCの下の番号を表し楽器名が横に記載されている。
内蔵音源ではMSBは00のみ、LSBが変更可能だがそれについては後日(準備中)。とりあえずここでは例示のみ。
楽器名によっては最下段がアルファベットのみで番号がわからないものもあるので注意。
・音色変更(楽器変更)
ForwardキーまたはBackwardキー(右端の小さいパッド)を二回叩くのが簡単な方法
叩くたびに予めセットされた127のユーザーキット(楽器)の音が順に出てくる
音の順番を変更する場合は、CHAINSを使う
User KitはSETUP。(この辺はよくわからないので今回は飛ばす)
UserKit変更のショートカット
例)Kit5からKit75に変更
1. EDITフットスイッチを踏んでホールド
2. SETUPパッド(上から二番目のC)を叩く
3. 番号パッド(黒鍵)の該当番号を叩く
75の場合は、D#とA#が対応番号(黒鍵の下に印刷あり)
C#=1、D#=2、F#=3、・・・オクターブ上の黒鍵に続く
・BANKSとPROGRAM CHANGES(不明な点あり)
SETUP KIT内での音色変更方法(Program Changeによる)
EDITを踏んでホールド
ハイCを叩く(右端)
INC/DEC(C#、D#)、または黒鍵の番号
番号とともに楽器名が表示されるが、初期設定時のUSER KIT以外へ変更した場合でも楽器名表示は変わらないので、実際の音と一致しない
一致させたい場合は、別の手順で楽器名変更をする必要あり(調査中)
一つのBANKに127のプログラムがあり、BANKは127ある(らしい)
※初期のUser Kitの番号は124(たぶん)
General MIDI(外部音源?)を使っている時は正しい楽器名が表示される(らしい)
BANK切り替え
マニュアルの後ろにあるサウンドリストを参照
(今回は省略)
RESET(初期化)
設定を試してみて上手く行かなかったり元に戻したい場合は初期化することで、購入時の状態に戻る。
EDITを踏んでホールド
FORWARDとBACKWARDを同時に押さえる(右端の小さいパッド)
画面にA#パッドを押さえるよう指示がでる
3つのパッドを同時に押さえると、画面にリセットの警告が出てBeep音が続けて鳴って初期化される
初期化されたMalletKATは、FACTORY SETUPS(Factory Kits)の設定になっているので、USER SETUPS(ユーザーキット、User Kits)を使うには設定し直す必要がある
◯メールで確認した内容
・Dampeningを効果的にする設定
初期設定では、Dampeningをするとクリックのように音が出てしまう問題に対応するには:
Dampeningをすると、MalletKATはまずvelocity=10を送り、続いてゼロを送る
これがDampening時の音の原因
verocity設定のminimumをゼロか1に設定すると改善する
ファンクション(前述)の"minimum velocity"により変更
・初期設定(購入時)では、画面表示と音が一致しない問題
初期設定はFactory Kitになっていて、これは内蔵音源を対象にしていないので、一致しない
ここまで。
追記:たまに動作不良があるようです。
私の場合、演奏中に特定キーが鳴らなかったことが一度、ファンクションで設定変更しようとしても全然変わらないことが一度ありました。
いずれの場合も電源OFFして再度ONしたら治りました。
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