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2016/12/05

Jazz Vocal - Voyage No.4へ向けて-1

少々、調子づいて連続投稿。

前々回にVoyage次号のことを書いたけど、事の発端はFacebookで某氏がJoanie Sommersのボサノヴァを取り上げて、これはいわゆるポップ歌手がジャズを歌ってみましたの類とはちょっと違って、ジャズの部類に入れてもいいんじゃないかという話だった(たぶん・・・僕の勝手な解釈だけど)。

Joanie Sommersといえば60年代に”One Boy"や"Johnny Get Angry(内気なジョニー)"のヒットで知られるポップ歌手だが、ジャズらしきアルバムもあるようだ。

で、そのFBのスレッドで少々話が盛り上がって(後述)、それをVoyage次号のネタにしようと思いついたのが運の尽きというのか。

ということで、Joanie SommersのCDを買って通勤電車で聴いていたんだけど、どうもやっぱりこれはジャズというよりはポップの部類かな~と思う。

アレンジも担当している共演者のLaurindo Almeidaという人自体がアドリブをしないギタリストだし、誰かが間奏でソロをするわけでもない。なんとヴィブラフォンにEmil Richardが入っているにも拘らずソロはとっていない。

てなことで、どうも当初の目論見からは発端からつまづいてしまったような話だが、前回同様、このBlogでグダグダ書いてなんとかまとめていこうと思う。

ところで、Johnny Get Angryは、Gets Angryじゃないのは何故なんだと思ったら、歌詞ではJohnny, get angryで命令形なんだ。「ジョニー、怒りなさいよ」というところか。彼氏を叱咤激励している歌なんだ。だから邦題が「内気なジョニー」なんだな。昔の邦題はなかなか凝ってるね。

そうそう、Doris Dayなんかもボーダーライン的かという話もあった。
 

これはYouTubeで見つけた2時間以上に及ぶ"I Love Jazz Vocals"というクリップで、自分の好みに偏らずに色々聴くにはちょうどよさそうだ。

7番目のHolly Cole辺りからこれはジャズヴォーカルといっていいのかという気がして、次のMarc Jordanはジャズというよりはフュージョン系かカントリー・ロックみたいだけど、インストならフュージョンもジャズの範疇だったりするしな~、とか。

ストリングが入ると一気にジャズ色が薄まる気がするのは、アレンジがかっちりしてくるからかというなら、昔からビッグバンドをバックにしたヴォーカルはジャズの範疇だけどホーンのアレンジがかっちりしてるという点では同じだ。作り出す音の違いか。

しかし10番の"Beyond The Sea - Matt Bessante"のように両方入ってるのもあるしね~。

他人事ながらよく色々と集めてくれたものだと思うが、Stingまで入っている。ジャズっぽいアルバム作ってるのかな。

Rod Stewartもそういうのを出してるようで、YouTubeで聴いた"Stardust"はわりと良かったけど、何曲か聴いてみたらやっぱり違うな~、ということで聴くのを止めてしまった。

このクリップはまだ全曲は聴いてなくて、1:10辺り、20番目のTea For Two - John Pizzarelli Jessica Molaskyのところから寄り道して、久しぶりにJane Monheitを聴いたり。

"I Love Jazz Voclas - Part 2"もあるようで、先は長い!

話変わって、雪村いづみといえば日本ではジャズシンガーの大御所というか大々ベテランのようにも受け取られるけど、ご本人はMUSICIAN NETのインタビューでこんなこと仰ってるってのもヒントになるかな。

雪村:私はジャズシンガーじゃなくて、ポピュラーシンガーなんですよ。だってジャズは難しいもん(笑)。でも「ベテランジャズシンガーだ」って書かれたりしちゃう。私はジャズシンガーじゃないの。ポピュラーシンガーなのね。

以下、FBで僕が長々と書いたコメントをメモしておこう。これは演歌歌手なんかが実はジャズを歌いたかったとか、実際に歌ったりアルバムを作ったりするけど、ちっともジャズには聞こえないという某氏のコメントに対するものだ。

昔の三人娘とかの時代は、なんでもジャズっていってたみたいですからね。丹羽文雄の戦後作品だったかに、「ブルーカナリア、ジャズでしょう、いいわね」とかなんとかいうセリフがあったのを鮮明に覚えています。

結局は歌う人、聴く人の主観の問題になってしまうだろうし、そうなると話も何もないのですが、スタンダードを歌ったらジャズなのか、ボサノヴァはジャズなのかとか面倒な袋小路に入り込みそうです。

まぁ、JoenieさんにしろDorisさんにしろ、ジャズ歌手という方々にしろ、同じアメリカ音楽の土壌で育って来てる人たちなんで、その境目ってのも日本なんかよりずっとシームレスなんじゃないでしょうか。

でも演歌歌手や歌謡歌手がジャズだっていいだすと、なかなかそこはシームレスには行かないでしょうね~。

スタンダードを歌ったらジャズというわけではないだろうし、ポップを歌ったらジャズではないというわけでもない。 私はあんまりそういうことは気にせず聴いてます。

スタンダードナンバーもジャズでよく取り上げるだけで、もともとはジャズではないミュージカル曲が多いですし。

しかしミュージカルの曲もジャズの要素とか、まぁ、とにかく同じアメリカ音楽の中の話なんで、あんまり区別しても意味が無いのかも。

Rod StewartのStardustも味わい深いですが、ジャズなのかな?

 ロック歌手がスタンダードを歌ったというスタンスか。 シナトラもポップなのかジャズなのかっていうとよくわからないです。ショービジネスの一部。

 青江三奈辺りはジャズ歌ってもなんとかなりそうな気がしますが、八代亜紀は私には駄目です、発音悪いしノリ悪いし、聴きたくないです。

 美空ひばりのはまぁ悪くないと思います。歌謡歌手がスタンダードナンバーを歌っているという聞き方で、それがジャズかというとまぁ、違うかも。でも八代亜紀よりははるかによいです。

 三人娘では雪村いずみだけでしょうね。江利チエミもあんまりジャズとは思えなかったです。

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コメント

takiさん、なかなか興味深い考察にチャレンジされてますね。昔のniftyのフォラムだったら長~いスレッドになりそうだ(*^^*)。
ところでボクはそれがジャズかどうかは、出来上がったカタチで判断するというより、製作中の態度がジャズかどうか、みたいなところで判断しています。
なので例えば「ジャズを歌った」はありえなくて「ジャズで歌った」はあり得るという考え方です。もっとも実際にはそんなに器用に使い分けできると思っていませんが。

投稿: たかけん | 2016/12/09 21:40

Niftyのフォーラムは前回も前々回も参考にしてましたが、今回も「歌えば愉しボーカル天国(ジャズボーカル)」という部屋のログをちょっと見ています。ビリーホリデイや美空ひばりの話とかがあってなかなか興味深いですが、スレッドが多すぎて読みきれないのと、あまり読みすぎると自分を見失いそうなので躊躇しています。

制作中の態度というのは尤もですね。貴重な意見をありがとうございます。

最終的にどういう方向に行くかわかりませんが、なんとかまとめないといけません。

まぁ、これも定年後で時間があるから出来ることで、楽しみながらやっていきます。楽しくないと意味ないですもんね。

投稿: taki | 2016/12/10 10:44

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