« 予定調和型 Desafinado | トップページ | Voyage No.4へ向けて-2 »

2016/12/18

昨今MalletKAT事情

Gipsy Vibsというユニットについては以前に書いたけど、そのGipsy VibsがMalletKATを演奏している映像を見つけた。

ここではヴィブラフォンの代用としてMalletKATを使っているんじゃないかと思う。たぶん、運搬とか場所の問題だろう。

自分で弾いているときも感じるんだけど、やっぱりこもった音になっていて一応アタック音にはなってるんだけど、なんか不自然な音だ。

オランダのVincent君がいつも使っているピックアップでとった音の方がまだずっと自然だ。MalletKATにはダイナミズムの幅があまりないというのかな。

これは弾いているものにしかわからないことだけど、スポンジのようなボードなので叩いたときのアタック感(反動)がなくてゴムを叩いているような感じで、極端にいえば触れば音が出るみたいなものだ。

だから速いフレーズもわりと簡単にというか、悪くいうと安易にできてしまう。

ヴィブラフォンだとそれ相応にしっかりと叩かないと早々簡単には音が出てくれないので、その点は大きな違いだが、それだけダイナミズムの変化が大きいし、音質にも変化が出るが、MalletKATは・・・、というほど使ってないからあくまで僕の感覚だけど、音が大きいか小さいかの違いしかないという気がしている。

だからというか、以前にも書いていて一向に中身が伴わない話だけど、MalletKATはヴィブラフォンとは違う楽器として扱わないと駄目なんだろう。まぁ、MIDI楽器だから当たり前といえば当たり前なんだけど。

MalletKATとヴィブラフォンではアタックの抵抗が全然違うので、フレージングなんかも変わってきてしまうとは以前にもなんとなく思っていたけど、自覚したのは、先月、神戸元町であった大学時代の軽音OB会にMalletKAT持参で参加した時だ。

そのことを意識して使えば、それ相応というかMalletKATらしい演奏ができるかもしれない。あくまで「かもしれない」レベルだけど、ピアノとオルガンほどではないにしろちょっと似ているのかもしれない。

それと、この時に最初に一緒にセッションしたのが一年後輩のピアニストW君で、その後で彼と話している時に「MelletKATは結局のところMIDI鍵盤だから、この楽器である必然性というのがも一つなんだよね~」みたいなことをいったら「それでもマレットで叩く独特のものがあるでしょう」みたいな、ちょっと違ったかもしれないけど、鍵盤打楽器である故にただの鍵盤楽器とは違うものがあるという示唆に富んだ(大ゲサだな)意見を聞いて、なんだか目が覚めた気がした。さすがに学生現役時代から大阪梅田のラウンジでずっとレギュラーを務めてきた人のものの見方、聞き方があるんだと改めて見直した。後輩ながら実に尊敬に値する人物だ(写真でピアノを弾いているのがW君)。

そうなんだな、きっと。そこを活かさないとあかんのやろうね。

Aob

彼のピアノと一緒にやったのは数十年ぶりだけど、ここ数年でご一緒した色々なピアニストとのセッションとは全然違っていて、独特のハンコックばりのハーモニーとタイミング、そして他のどのピアニストよりもズーンとくる重く響いてくる音でとても気分よくできた。来年のOB会もまた行って一緒にやってみたい。

高槻ジャズストに出ようという話が来ているといくつか前の記事に書いたけど、それもMalletKATをなんとか高槻まで持っていくことになったのでもっと演奏法や使い方を研究しておかないといけない。

といってもまずはデモテープを作らないといけないし、それが審査に通ってなおかつ希望の場所が抽選で当たったらの話だから、実現するかどうか怪しいんだけどね。

他には、天地雅楽もMalletKATを使っていたそうだけど、サンプリング音源用だと聞いた。つまりヴィブラフォンやマリンバの代用ではなく、MIDI鍵盤打楽器ということだと思う。そういう意味では電子タイプのキーボードと同じともいえるので、天地雅楽がなぜMalletKATを使ったのかと思う。ただ、今は使っていないらしい。メンバーとFacebookフレンドなので僕の投稿にコメントをいただいて知った話だ。

さて、Gipsy Vibsは赤松さんがプロデュース、共演のCDが発売されるそうなので、楽しみだな。

|

« 予定調和型 Desafinado | トップページ | Voyage No.4へ向けて-2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 昨今MalletKAT事情:

« 予定調和型 Desafinado | トップページ | Voyage No.4へ向けて-2 »