2017 謹賀新年 そしてRogue One
明けましておめでとうございます。
この年末年始も例年のごとくバタバタしているうちに過ぎようとしていますが、今日は思ったほどには話題になっていない(と勝手に思っている)映画"STAR WARS - ROGUE ONE"を観てきました。
去年はどうだったかしらんと過去ログをみてみたら、偶然ながら同じ2日に前作「Episode VII フォースの覚醒」を観ていました。
「フォースの覚醒」が予想外にナニだったのと今回はスピンオフストーリーということだったのでそれほど期待していなかったのですが、期待を大きく上回って手に汗を握るスターウォーズの世界を描ききっていたと思います。
「フォースの覚醒」は全体になんかショボイとか、ストーリーは焼き直しばっかしとか、それはないだろとかツッコミどころ満載でしたが、今回はそういうことを考える余裕を与えることなく最後までグイグイと引っ張るストーリー、人間像、そして映像もCGと実写をうまく組み合わせたリアル感にあふれた迫力のあるものになっていました。
前作がEpisode I~IIIのCGテンコ盛りだった反省から特撮にこだわったところから、現在の目からはシンプルすぎて物足りないところがありましたが、今回はその反省の反省(^_^;)からか、細部まで緻密に、美しい場面は美しく、迫力の場面は迫力を十分に、不自然さを感じさせない映像になっていたと思います。
ストーリーも初回作当時とは時代背景がまったく違ってしまった現在にあわせた世界観や人間像をある程度盛り込んで描いていて、その点でもEpisode VIIのシンプルさとは対照的です。
一応はオリジナルの勧善懲悪の形をとりながらも、反乱軍は逆の立場からいえばテロリストであり、またどれが正義かなどを語るのは単純ではないといった錯綜した世界観も垣間見た気がします。
とはいえ、そんな面倒なことを考える必要もなく存分に楽しめる映画でした。
今の目から見るとかなり見劣りする初回作Episode IVの戦闘シーンを、現在の技術を駆使しながらもそれを感じさせずに「Star Warsが帰ってきた」と実感できる最後の戦闘シーン、そしてダースベイダーも観ものです。
なんだかナニだったEpisode VIIの続きよりもこうしたスピンオフ映画をもっと観てみたい、そんな気にさせる映画でした。
ヒロインも僕には今回のフェリシティ・ジョーンズの方がよかったです。Episode VIIIもヒロインを演ずるであろうディジー・リドリーはちょっと苦労するかもしれません。
ということで、
本年もよろしくお願いいたします。
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