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2017/01/15

泣ける曲

泣ける話なんてのがネットによく転がってるけど、それをマネた下世話なタイトル。

歌では歌詞に感じて泣くなんてのは、演歌とかラブソングとか珍しくはないのだろうけど、僕はあまりそういう聴き方をしないので泣いたことはない、たぶん。

そうではなくて、僕が聴いているのはインストが圧倒的に多いので、歌詞のような具体的な意味を持たない抽象的な音だけで泣くのかどうかという話だ。

音楽を聴きながら何かを思って泣く、というのはあるだろうし僕も若い頃にあったような気がするが、それはどちらかというと作為的な、というよりは別の理由があっての泣き方だと思う。

そういうのではなくて、特に理由もないのに音が耳に入ってきただけでいきなり涙が出るということがあるのか、という話であります。

実はそういうことがごく最近にあったのだ。

さらに実をいえば、そういう経験は過去にも一度あって、それはブルーノート大阪(確か1998年、今はビルボード大阪になっている)でMilt Jacksonのヴィブラフォンを聴いたときだ。

どういう曲だったかわからない(Milt Jacksonは、MJQを含めてそれほど聴いてないので曲名を知らないか覚えていない)がバラードで、まず初っ端のポーンと叩いた音が今まで聴いたヴィブラフォンの音(Gary Burton含む)とまるで違っていた。

そして聴いているうちになんだか涙がでてしまったのだった。録音と生ではまるで違う演奏というのはよく聞く話だが、これほどに違うのは今のところ最初で最後だ。

で、最近の話というのは、ボストン在住のマリンバ奏者Mika StoltzmanさんのKickstater(様々なプロジェクトの費用支援システム、$40,000目標で$41,488達成)のBacker(支援者)に対する限定CD「Tow for One」の最初の曲(Waltz Cantando)と最後の曲(Double Concertino)だ(写真はCDとサイン入りお礼状)。

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どちらもご主人のRicahrd Stoltzmanさんのクラリネットとの共演だが、音が響いてきた途端にどうにも涙がでてしまうのだ。

こういうのは何なのだろう?

このところ疲れ気味で、さらに今はヘルペス療養中(それなりに楽しんでいる面もあるけど)という心身の影響もあるかもしれないけど、特にこれといったことを考えていないのに音だけで涙がでるというのはとても不思議だ。特に最後の曲はそのままに任せると、具体的な想いというものなどないにも係らず、感情の高ぶりが溢れでて止まらなくなる。

歳のせいかな?

これは前作のアルバム「If You Believe」(このCDもKickstarter支援で頂いた)に入っていた曲だけど、これもなかなかに心に染み込んできます。

今回のアルバムも、Kickstarterサイトのプロモーションビデオを見れば分かるが、出演者だけでなく録音バックアップもとてもハイレベルな陣容だ。

蛇足ながら、プレイヤー支援の気持ちもあってライブに行ってCDを販売している時はよく購入してくるんだけど、音楽内容は別としても音作りという面では満足できるのは少なくて、彼我の差は如何ともしがたい。簡単に自主制作CDが出来てしまうのも考えものだ。

まぁ、この方々とはプレイヤーも何もかもまるでレベルも違うから比較しても仕方がないんだけどね。

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コメント

確かに歳のせいということもあると思いますが、ボクも先日のニューイヤーコンサートで聴いたドヴォルザークの第2楽章「家路」に涙してしまいました。
数年前には「琵琶湖周航の歌」を合唱で聴いてやはり涙してしまいましたし、大人が真剣に歌う童謡で涙したこともあります。
歌詞が無くとも、メロディやハーモニーだけでも”琴線に触れる”というのは有ると思います。

投稿: たかけん | 2017/01/18 00:38

たかけんさん、コメントをありがとうございます。

やっぱりありますか。
以前のMilt Jacksonのときはジワジワときたんですが、今回はいきなりだったのと、止まらなくなりそうになるのでとても新鮮な驚きで、音楽をやっててよかったと思える瞬間でした。

投稿: taki | 2017/01/18 11:24

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