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2017/05/24

サンドリヨン、読んどりよん

相沢沙呼の「午前零時のサンドリヨン」を読了、っていっても思ったより時間がかかった。

もっとザァ~って感じで読んでしまったらいいんだけど、どうもこの頃は読むのが遅くなったようだ。

Photo まぁ、なんというか、ベタベタの学園こそばゆい恋愛&ミステリーだった。ラノベの定義は知らないけど、こういうのをいうんだろうなという小説だ。

この人の小説は以前にも読んでるから予想はしてたけど、「ココロ・ファインダ」なんかはもう少しベタでない小説らしさもあった気がするが、まぁ、これがデビュー作だからそういうもんか。

読後感は、やっぱり若い娘はいいよね~、というところでまさに期待通りだった。

ベタベタってのも結構好きなんだよね(^_^;)。

高校生にありそうな社会問題もそれなりにちらつかせている辺りが、「君の名は」よりは社会性があるかとも思うがそういうのは枝葉で、主題は頼りない主人公(男子高校生)が頭の回転がすごくいいツンデレだけど色々悩みを抱えながらなおかつ特技を持つ美人を好きになり、それに絡んでミステリーで謎をとくのはその美人という、まぁほんまにありきたりな設定だけど、読んでるときは面白い。ただ、それでどうしたっていうと、いやまぁ、楽しみましたよ、という話だけど。

ラノベで社会問題を多少なりとも掘り下げてしまうとラノベでなくなっちゃうんだろうな。だから以前に読んだ本ではそういうのは一切出てなかった(と記憶する)ので、ほのめかし程度でもそういう話が出てきたのはかなり意外だった。

ということで今回、相沢沙呼をまとめて3冊借りてあと2冊残ってるわけだけど、これで図書館にある本はすべて読むことになる。

わざわざ買ってまでして読もうという気はしない、というのは原田マハと似てるかな~。

原田マハは「楽園のカンヴァス」しか読んでないからそこまでいう資格はないんだけど、ネットに「大人のライトノベル」って評があったのがとてもしっくり来た。かなりボロクソに書いてるな、一冊しか読んでない僕としてはここまでいうもんかどうかは分からんけど、そうえいば僕も文章力はちょっと、とか、人間描写がちょっと、とか書いてたんだ。

また軽いものが読みたくなった時に、古本で安いのがあれば買うかもしれないけど・・・、そうだ、次は原田マハを借りてこよう。

Photo_2 話は変わるけど、映画「君の名は」があれだけヒットするというのは、こういうラノベで刹那的な楽しみを好む人が多いってことなんだろうと改めて感じた、みたいな。

「君の名は」は鑑賞時、鑑賞後しばらくはそれはそれは美しい映像で心に残ったが、ちょっと考えると、いや考えなくて見ている最中でもずいぶんと大雑把なストーリーだなと思ったし、とにかくお気楽な社会しか描いていない(以前に鑑賞後の感想を書いていた)。

もちろん隕石落下という災害はあるが、これは天災であって人間社会の中で起こるものではない。

ずいぶん以前にある雑誌の連載で、日本人の特性(という括りは好きではないが)として、ものごとを自然災害としてとらえるというような話があった。

台風にしろ地震にしろ、ある日突然やってくるが(台風は予想できるが)それは過ぎ去るもので、被害の大小を問わず耐えていればやがては癒える、という対処の姿勢があって、様々な問題に対してもそうした考え方でとらえる傾向がある、という話だ。

というのはちょっと視点が違うかと思うが、「君の名は」からは現在の非正規雇用の拡大とか貧困家庭やシングルマザーの問題、奨学金借金地獄とか、高齢化、過疎化に伴う地方自治体の崩壊とか、そんな問題は一切出てこない。

「君の名は」に描写されたような社会は僕の感覚からいえば、僕が同じくらいの年齢だった1970年前後からバブルに至る日本ならあり得たかもしれないけど、映画に描かれた現在の日本はそうそうは都合のよい社会ではない。

現在のきれいな背景だけを切り出して映像化した映画が受けるのは、まぁ、現実逃避なんだろうな~、というところか。ラノベも同根なんだろう。

う~ん、久しぶりにまじめなことを書いた気がする(^_^;)。

ところでイタリア旅行記はどうなった?

カンボジアは? 石垣島もあったぞ?

う~む、困ったものだ。

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旅行記って結構集中しないと、あの程度でも書けないんだけど、今日は実は昨年の万灯祭でご一緒したメンバー(自分がリーダーだった方)と加古川の貸しスタジオで久しぶりに音遊びしてきたのだった・・・、というような方にばかり気が行くんでなかなか旅行記に取り掛かれない。今日の駄文はなんだか書いてしまったけど。

で、今日のBGMはEva Cassidy、およそラノベには合いそうにないですね。

しかしなんだね、この本の問題点は表紙だ。

上に出してるけど、この表紙の本を通勤電車内でそのまんま読んでたら変態ジジイって思われても仕方がない。だから自分でカバーつけて読んでます。

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